表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
500文字程度の短編集  作者: 小夜
6/6

お土産のイヤリング

海が綺麗なところからのお土産として

大好きな人からイヤリングをもらった。


私の耳には穴が開いてないからイヤリングにしたのだという。


金の貝殻に美しい碧いガラスの球が付いているイヤリング。

私はとてもうれしかった。


嬉しい反面、私の耳たぶは厚いからつけていて痛くならないか少し心配だった。

無意識に耳たぶを触る私を見て


「大丈夫だよ、調節できるようになっているから」と彼が微笑んだ。


それでもすぐに開けるのがなんだかもったいなくて......

いや、少し怖かった私は

「大切にするね」といい

カバンの中にしまった。


家に帰り、私はイヤリングを袋から出し、耳につけた。


ドキドキした。


頭を振るときらきらと光を反射する。

私は嬉しくなった。


私は彼に見せてあげようと思い写真を撮った。


少しでもかわいく見られたかった私は

かわいいしぐさを調べ、見よう見まねで

一人鏡の前で奮闘していた。


普段写真を撮らない私はなかなか上手く撮れず

気が付けば写真のフォルダーには私がたくさんいた。


「どうして鏡と写真の写りは違うんだろ」


不満に思いながらも私はマシな写真を選び2枚ほど送った。


するとすぐに返信が返ってきた。


『似合ってるよ』

『でも、自然な感じがいいな』


私は恥ずかしくなった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ