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きになるはなし  作者: 雲雀 蓮
何度目かの始まり
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一本目


災厄はいつだって、人間の住む場所にある。

人が心から願ったとき災厄は顕現する。


災厄は顕現に力を貸した人間の周囲に手を伸ばす。

願った事柄を人智を超えた力を以て叶えていく。


もしも、その人間が世界の崩壊を望めば、

次々と規模を広げて、全てを破壊し尽くす。

もしも、その人間が他者の愛を望めば、

全ての人間の心を掌握していくだろう。


だが、決して忘れてはいけない。


この”災厄”は神ではない。

必ず代償を求め、人間としての何かしらを奪っていく。



どうか、忘れないでほしい。


真に求めたものは自分で手に入れるべきであることを。

私のような愚行は、もう誰もしてはいけないのだということを。


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