夢のさかな
少年は目をキラキラとさせる。
目線の先には、テーブルの上を埋め尽くされるほどの魚料理が並んでいた。ホッケや鮭の塩焼き、タイのお造りなど豪華だ。
「さ、魚だらけ」
見とれるようにキラキラとテーブルの上を見て、口元を押さえていた。
いつもの定位置につくと、待ちきれないっというくらいにお腹が鳴り響く。なんとなく察している方もいるかもしれないが、少年の大好物は魚全般だ。魚ならなんでも食べる。
ちなみに、今日は記念日というわけではない。これだけ豪華な食事なら誰でもなにかあるだろうと思う。少年もなんとなく疑問に思っていたようで、台所に向かって料理している母に質問を投げかける。
「母さん、なんで今日は魚介づくしなんだ?」
少年の母は気分屋の人物で、返事は「食べたかったからよ」だった。それにしては豪華過ぎる、がそんなこともすぐに考えなくなる。
気がつけば両親はいつもの場所に座っていた。
少年の父が「いただきます」というと、続けて少年達も感謝するように声を出す。少年は、焼き魚とごはんでパクパクと食べていく。アツアツでホクホクした焼き魚は白米とマッチしていた。
少年はひたすた魚と白米を食べ続けていく。
とにかく美味しそうに食べていた......。
少年は跳ね起きた。手にはヨダレが垂れ幕っている。
「朝からお腹すく夢だったな......」
1階のキッチンからは、焼き魚の匂いが部屋まで届いていた。少年は朝からテンションが上がり、いい事ありそうなんて思っていた。
楽しい夢を見たあとっていい気分だよねってことを伝えたかったはず......。
なんとなく迷子になってる気がしてます(笑)




