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魔王様と16人のヨメ物語  作者: 九重七六八
胎動モード
63/139

カミラちゃんの悪巧み その3

(くう~…俺は、俺は…)


「俺はロリコンじゃない!」


プロレスラーがあわや3カウントフォールを取られそうな時に、跳ねあげてかわす場面があるが、無意識に俺の腹筋がカミラちゃんを跳ね上げた。


「うそ!カミラの魅了が効かないなんて」


カミラちゃんは目をまん丸くしている。俺は魅了から意識が覚めて肩で息をしている。


「はあ、はあ、俺は、お前のようなガキは好みじゃないんだ」


吸血鬼に襲われていたのにあくまでもロリコン痴女に迫られて拒否するクールなナイスガイを演じる俺。端から見るとバカだが、ここではかっこいいと思っていた。


「うーっ。ガキと言ったな。カミラはお前よりも年上なんだぞ!」


「ふん。魔界の住人だから年上でも、見た目はガキだ。俺に触るな!」


「ガキ、ガキ言うな。これでも私は発育のよい方なんだ」


俺はカミラちゃんの胸を指さし、誇らしげに言い放った。


「今どきの人間の中学生は、お前よりも絶対に発育が上だ」


カミラちゃんは、じっと自分の○○平野ちょっと丘陵地帯を眺めて、


「うそだ!お前はうそを言っている。だって、みくにちゃんは、カミラと同じくらいだぞ」


俺はみくにちゃんの姿を思い浮かべた。確かに彼女は発育がよいとはお世辞にも言えないだろう。


「いや、人間にもいろいろなタイプがいるから、例外もある。とにかく、君は俺のタイプでないから、襲うのはやめてくれ」


「じゃあ、アダルトバージョンならいいのか」


カミラちゃんがゆっくりを目を閉じた。そしてゆっくりと開ける。目が緑色になった。それと同時にカミラちゃんの体が煙に包まれ、プロポーション抜群のアダルトボディに変身したではないか。本当は彼女の眩惑の魔法でアダルトバージョンの幻影を見せられているに過ぎないのだが、目の前にいるのはダイナマイトでエロっぽい、もぎたて果実である。

またもやヘロヘロになった俺にカミラちゃんが抱きついてくる。クンクンと匂いを嗅いで、


「すごく、おいしそうな匂いがする。いただきま~す!」


そういって首筋にかみつく。そしてちゅうちゅうと血を吸った。あまりの気持ちよさに意識が遠のく俺。


(何…これ…)


カミラちゃんは、夏の首筋にかみつき、血を少しすすっただけで、これが普通の人間の男の子の血の味とは違うこと知った。一応覚醒した魔王だから、味が違うだろうことは予想していたが、予想を上回る味。それは全身を貫く快感が電気のようにビクビクと体を痙攣させた。


「ぷは~…おいしい…というより、気持ちいい」


上半身のブラも取り、○○平野ちょっと丘陵地帯を夏の裸に押し付けて、ゆっくりと前後に滑らす。手が勝手に夏のズボンのベルトをはずす。


(何、私どうしちゃったの?体が止まらない…熱い…体が熱いよ)


「あ~ん、たまらないよ~」


カミラちゃんがそんな悩ましい声を上げた時、気絶していたはずの俺の目が開いた。


「あっ」


小さな声をあげたカミラちゃんの両手を掴み、ものすごい力で体ごとひっくり返して組み敷いてしまった。カミラちゃんも魔界の住人で吸血鬼。男子高校生が力を出したところでこんなことができるはずがないのだが、現実には抵抗すらできない。


「あ、いや、やめて、ごめんなさい、カミラが悪いの、もうしませんから…」


「だめだ。悪い子はおしおきだ」


ぐいっと唇を重ねる。


くちゅ、くちゅ…という音。


そして光が2人を包み込む。だが、夏の行動は収まらない。カミラちゃんの下半身の下着に手をかける。


「あん、だめ…そこは、いや…許して…」


カミラちゃんはそう言うのが精一杯であった。全身を駆け巡る快感で力が入らない。


「あああああ…いや、だめ…それ以上は…あん、カミラ…おかしくなっちゃうよ」


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