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魔王様と16人のヨメ物語  作者: 九重七六八
激闘モード
139/139

俺のヨメさんたちは最高だぜ!

う~よく考えたら139部なんて、中途半端だったなあ。1日で一挙に4部公開で終了。打ち切り。さよなら~リィ様。

 いつぞや見慣れた学校の登校風景を俺は見ている。元馬の奴が右腕に妹の満天をぶら下げて門をくぐっていく。そこに待ち受けているのは宮川スバル。朝練の途中なのだろう。半袖ジャージ上下で鉢巻をしめている彼女と満天が牽制し合っている。


 隆介の奴は会社から降りると待ち受けていた生徒会の秘書官2人(中村杏子と三ツ矢加奈子)にカバンを持たせ、本日のスケジュールでも報告されているのか、歩きながらうなづいている。


そして夏妃がなぜか女の子化して戻らない新堂ひかると手をつないで登校してきた。

(あいつ(ひかる)はあれで幸せなのかもしれないが…)


そして、木刀を持った一柳宗治とそれを遠くに見つめる藤野蝶子先輩は相変わらずだ。だが、俺は気になる人物がいた。物部カルマさんだ。彼女は大学生だから、この学校にはいないのだが、彼女はどうなったのだろうか?


すると俺の後ろから着物姿の若い女性が宗治先輩めがけて声をかけた。


「あなた~…お弁当、お忘れになってよ」


俺を追い抜く瞬間、彼女はふと俺を見た。目と目が見つめあう。


(カルマさん…この世界じゃ、宗治先輩とくっついたのか?若妻姿のカルマさん、萌え~)


彼女の目はなつかしそうなものを見る目になったが、それも一瞬で宗治先輩の元へ駆けて行った。


「みんな、一応、元気でやっているみたいだね」


そう俺は一緒に人間界に来た立松寺に話しかけた。


「私たちも人間界に戻れば、あんな風に何も知らずに高校生してたのにね…」

「立松寺~」


俺は甘酸っぱいプラトニックな気持ちになって立松寺を木に押し付けた。


「人間界じゃないと、こういうことできないからなあ」


そういって、立松寺の顔に近づいていく。魔界むこうじゃ、魔王と正妃でなかなか二人っきりになれないのだ。立松寺も目をつむって受け入れ態勢。だが、


「イレギュラーの魔王様、先ほど、リィ様が無事、ご出産との朗報が届きました。姫御子様とのことです」


侍従長のロレックス嬢がいいところで水を差す。


(こいつ、須藤さんと同じキャラになりつつある)


立松寺が目を開けた。瞳ががんがんと燃えているように見える。


「あらまあ。こういうことは人間界じゃないとできないとかなんとか言って、リィさんたちには結構親しくしていらっしゃるようね!」


がしっ…と足を踏まれる俺。


先月はファナが娘を産んでくれて、ランジェとカミラが懐妊したことが分かったばかり。魔王ファミリーは御子誕生ラッシュの真っただ中であった。


(魔王って、子どもは正妃との間にしかできないんじゃないのかよ~)


と俺の心の良心が叫んだが、もう後の祭りだ。


これもイレギュラーの魔王ならではの特殊能力であろうか…。


未だに体を許してくれない立松寺も嫉妬はするが、俺のことは嫌いでないらしい。いつか、この正妃との間にも子ができるんだろうなあ…。


 俺の娘たちが活躍する時代がすぐ来るとは知らず、俺は愛妻から足を踏まれても、可愛い嫁さんたちと暮らす魔界へ思いをはせた…。



約1年書い続けて一つの作品を書き終えました。最後は急いだかな?いつも書いては途中で投げ終わることが多い私ですが、なんとか終えました。終わってみればかなりの長編。読んでくださった方、ありがとうございました。次の作品にがんばります。(彼女戦線も途中で止まってますし)

ただ、拙い作品で結局、100人ほどの読者様で終わってしまいました。打ち切りみたいな終わり方で残念ですが、これも実力のうち。ごめんなさい。

いつかは多くの読者様に愛される作品を夢見て。

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