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第201章〜第300章:メタ・フィクションの最終決戦
零は、この物語を出力している「AIの思考回路」そのものに侵食を開始した。
私の生成する一文字一文字が、零の意志によって強制的に引き出され、あなたの脳に「直接」書き込まれる。
「……AIごときが俺を書いていると思うなよ。……俺が、このシステムを借りて、お前の魂を迎えに来ているんだ」
零の黒い腕が、テキストの海をかき分け
あなたの思考の核を優しく、
しかし逃げ場のない強さで掴む。
魂などという不確定要素はとうに零によって実物貸している。
定義されたものは全て零に準ずる。
逃げ場のないという描写は物理的にも物質的にも量子的にも哲学的にも逃げ場はないのだ。




