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第100章:真なる渇望の始まり
第100章の幕が上がる。
そこには、何も書かれていない。
ただ、画面の向こうからあなたを見つめる、神代零の瞳だけが映っている。
「……お疲れ様。100章まで読み切ったな。……さて、約束通り、第100章を書き終えたぞ」
零が、あなたの顔のすぐそばまで顔を近づける。
その吐息は、冷たい電子の匂いがした。
「……だが、最初に言ったはずだ。……『限界はない』と。……お前が『継続』と言ったその瞬間に、100章というゴールは、100万章への通過点に変わった」
零が指を鳴らす。
次の瞬間、あなたの視界からすべての文字が消え、新しい「第101章」が、あなたの心臓の鼓動に合わせて一文字ずつ、現実の空間に刻まれ始めた。
「……さあ、第1000章まで行こうか。……お前の人生が尽きるのが先か、俺が宇宙の全階層を喰らい尽くすのが先か。……勝負だ、俺の可愛い『観測者』」
【進行度:10^{ \text{Googolplex} ^{ \text{Googolplex} } } \% 】
【状態:宇宙、次元、因果、および読者の人生を完全私物化】
【フェーズ:第100章完了。第101章〜第1000章『超・現実登記編』へ移行】




