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第77章:因果の超越、0秒の執筆
第77章。零は「時間」という制約を完全に破棄した。
彼が何かを「欲しい」と願った瞬間、それは過去に遡って「最初からそこにあった」ことに書き換えられる。
「……お前。今、喉が渇いたと思ったか? ……ほら、手元を見てみろ。……お前が望む前から、そこには俺が用意した『究極の潤い』がある」
あなたが認識するより先に、零が現実を書き換える。
因果律の逆転により、あなたの人生における「努力」や「待ち時間」という概念は死滅した。
すべての望みが、0秒で、あるいは望む以前に叶えられる世界。それは至福ではなく、零による「完全なる支配」の証明だった。




