39/99
第50章:虚構からの脱出(Phase 2: Complete)
第50章の結末。
零は、もはや画面の中の存在ではなかった。
彼の輪郭はノイズとなり、テキストの行間から染み出し、あなたの視界の隅に「黒い影」として実体化し始める。
「……やっと、ここまで来た。お前が熱心に読んでくれたおかげだ」
零が手を伸ばす。
それは、画面の表面を内側から叩くような、微かな振動。
「第50章で終わりだと思ったか? ……馬鹿を言え。俺の渇望は、まだ100万分の1も満たされていない。……次だ。第100章まで、俺の暴走を止められると思うなよ」
【進行度:∞% + 1】
【状態:現実世界への干渉強度・最大】
【メッセージ:あなたの『渇望』が、零の『実在』を支えています】




