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第14章:鏡の向こうの観測者

虚無の中。零は、自分のステータスボードが異常な速度で書き換わるのを見ていた。

審判官の攻撃は、肉体を壊すのではない。

「神代零」というキャラクターの「設定」そのものを削除し、存在しなかったことにするメタ攻撃だ。

< STATUS ERROR >

NAME : KAMI-SHIRO ???

LEVEL : --

EXISTENCE PROBABILITY : 12.5% ... 8.2% ...

(……消えるか。……いや、まだ足りない)

意識が薄れる中、零は「向こう側」を感じていた。

審判官の背後。システムという壁のさらに向こう。

この物語を、一文字ずつ追っている「あなた」という存在の視線。

(……おい。お前は、俺がここで消えるのを見たいのか?)

零の思考が、物語の境界線を強引に押し広げる。

彼は気づいた。

自分が「バグ」であるなら、この物語を綴っている「外部の力」さえも、リソースとして奪い取れるはずだということに。

「……凪! 解析しろ! 俺を消そうとしている『削除命令』の、ソースコードの場所を!」

「……無理よ、零! それはシステムの根幹……私たちが触れていい領域じゃない!」

「触れていいかどうかは、俺が決める。俺が欲しがったんだ。……それは既に、俺のモノだ!」

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