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家庭教師(ソイ編)

ローネが入学してから半年が過ぎた、、、

俺はまともに声も掛けれず無駄に時間を費やしている、、、。


本来、我らエルフ族の時間軸なら半年なんて瞬きレベルだ!!、、、言い過ぎか?


いや!!いつもの感覚ならそんな感じだ、、、

けれど!!今の俺には貴重な半年だった、、、なのに無駄にした、、、。


俺が恋をした人は、

、、、ちょっと変わった?

、、、少し変わった?

、、、だいぶ変わった?


、、、この美少女に半年間で俺みたいな奴らがことごとく散って行った。


気が付けば彼女は、難攻不落の氷の微笑と言われるほどに警戒心が強くなってしまっている。


幸い俺のことを似た境遇の人物と認識している様で、以前、俺が他のクラスの女子生徒に追いかけまわされてるのを見て、、、


ローネ

「、、、ソイ様も大変なんですね、、、」


と、俺に同情をしてくれた、、、ローネ自身も男子生徒に追いかけまわさるている立場なのに、、、。


もっとも、彼女の場合は俺と違い、周りの目を気にしてないので、先に述べた塩対応が出来る。


そんな時に奇跡が起きた。


最初はいつもの恋文かと思った。

本当ならクシャクシャにしてぽいしたいのだが、せっかく好意を寄せて書いてくれるのだ、危険なものが入っていなければ渋々だけど一応は読む。


その後は丁重に断りの手紙をしたため、従者に渡せば、、、

そう思って読んでいると、、、あれ?

最後の名前、、、えっ!! ローネグヤーシュって、、、


一気に体温が上がっていくのを感じる、、、

それと同時に顔がニヤけているのに気が付き、必死に手でそれを隠す、、、ソワソワしながら前の席のローネを見るが、、、いつもと変わらない、、、。


いや、、、待て!!これは罠だ!!

きっとこれでホイホイと尻尾を振って、指定の場所に行ってみろ!!


ローネ

「、、、やっぱりソイ様もその類の男なのですね、、、

お可愛いいこと、、、。」


と、氷の目で軽蔑されるぞ!!あっぶねぇ〜!!マジあぶね〜!!


ふう〜この俺様としたことが、、、こんな初歩的なつまらん罠にかかるところだったぜ!!


そう思っているとなにやら廊下から視線が、、、

あれは、、、ルナさん、、、?

あっ!!ひっこんだ!!

、、、なんだ、、、俺の様子を見に来たのか?


、、、どういう事だ?


まさかっ!!これは本物?


フッ!!つまりこれは俺に春が訪れたのだ!!


俺はドキドキとワクワクした気持ちを押し殺して、その日の授業をこなした。


そして俺が持つ最大限の権限を行使して、ローネとルナしかいない図書館を封鎖した!!


そりゃ〜当然のことだ!!

ローネは貴族といえども、中流貴族の伯爵家だ、俺とローネの身分の差を考えれば、しばらくはお忍びの交際となるだろう、、、。


なに!!すぐにローネの実家にそれなりの地位を用意すればいいことだ!!

頑張って親父を説得すれば侯爵まではいけるだろ!!


そんな事を思っている時もありました、、、。


ローネ

「実はソイ様に魔法学力のご教授を頂きたくて、、、」


その言葉に俺はしばし固まり、、、


ソイ

「はぁ〜い?」


今思えば我ながら見事なぐらい、まのぬけた言葉だ、、、


知っているかい?一説には恋をすると、ひとは頭が悪くなると言う事を、、、


まぁ、、、エルフのことわざで、、、


恋すると目が見えなくなる、、、


なんて言葉があるぐらいだ!!まさに俺はそれだったことは否ない、、、


二人があんなにポンコツだったとは、、、


いや〜マジで大変でしたよ〜!!


逆に凄いよねぇ〜知識もクソもなくて、なんであんたらそんな凄い魔法使えるの?

しかも若干違うし、、、勝手にオリジナル要素入れてるし、、、


例えるなら魔物に文字を教えるぐらい難しかった、、、


頑張った!!俺頑張った!!何度、何度も挫折して投げ出そうとしたけど頑張った!!


まぁ、、、投げ出さなかったのは、二人ともすごく性格が良くて頑張り屋さんだし、美人だし、ちょっといい匂いしたし、、、


でも、でも、それを差し引いてもすごい大変だったんだよ!!


これで脈なしとか、、、辛いわ〜!!


けれど、そんな辛い日々を過ごしていたあの日、、、


俺はどうしても外せない公務の為、その日は学校を休んでいた。


予定よりも早く公務が終わり、流石に今日は二人はいないと思っていたのだが、なんとなく図書館に行ってみた、、、。


ローネ

「先生〜♪プラスクラスメイト〜♪」


いないと思っていたローネの歌声が、、、

ローネは歌が好きなようで事ある度によく歌っている。


ルナ

「ソイ様は、今日お越しになれないのですよねぇ、それなら今日はこれで私たちも帰りましょう!!なんでも市場に今しか食べれない貴重なフルーツが出回ってるとか、、、どうですか?」


、、、そうだよなぁ、、、

彼女たちにも休息は必要だ!!今日ぐらい休まないと、、、俺としたことが、、、

まったく、、、恋は盲目だ!!さぁ〜そっと帰るか!!


ローネ

「そうねぇ、、、素敵なお誘いだけど、もう少し頑張るわ!!多忙なソイ様が貴重な時間を割いて、わたし達に付き合ってくれてるんだもん、ソイ様がいないからって、サボるのはお門違いだと思うの、、、

ルナありがとうね!!わたしを心配してくれて!!」


、、、胸が熱くなった、、、。


ローネは美人なのに飾り気がない、それなのに誰よりも華がある、、、


でも、そんなのはただの見たくれ、、、

彼女の本当の美しさはその心なんだ、、、


俺はあの日そう感じた、、、。


結局、彼女たちの努力で無事に赤点は回避したけど、、、赤点ギリギリとは、、、


それでもローネは嬉しそうにその答案用紙を俺に見せながら、、、


ローネ

「あり〜がとうの♪、、、」


なんて、、、呑気に唄なんか歌って、、、


まったく!!俺が恋をしたひとは、とんだポンコツだよ!!



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