表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/12

登校日 初日

エルフの朝は早い、小鳥の囀る時刻に、、、


ルナ

「ほら〜いつまで寝てるの!!起きなさい!!

今日は登校日初日よ!!」


そう言いながら、ルナはベットから出てこないローネを叩き起こし、ローネの制服の準備をする。


大きなあくびをして起きたローネは制服に着替え、テーブルの椅子に座り、、、


ローネ

「おはよ〜ルナ!!今朝も元気ねぇ〜」


ルナはため息を吐きながら、寮の食堂から持ってきた朝食をテーブルに広げる。


ルナ

「おはよございますローネ様!!さっさと食べろ!!」


ローネは朝食を前にニコニコして、、、


ローネ

「いただきま〜す!!、、、うん美味しい〜!!

そうだルナ!!大学の食堂はメニューが豊富で美味しいんだって!!しかも特待生の私たちは無料なんだよ〜!!」


ルナはブラシでローネの綺麗な金髪を結い、呆れた様子で、、、


ルナ

「朝食中にもう昼食のお話?あんたって子は、、、」


ローネの身支度が終わり、ルナも従者用の朝食弁当を立ちながら頂いていると、、、


ローネ

「ルナ!!誰もいないから座って食べましょ!!」


ローネにそう言われ、ルナも素直にローネの向かいに座る、、、ローネの何気ないこの優しさがルナは大好きだった、、、。


大学寮は大学内にある為、徒歩での通学となる、、、。


ローネ

「陽だまりで僕たちは〜♪、、、」


ローネは朝日を浴び上機嫌に唄う、、、


ルナ

「ほら〜唄ってないでもう着くわよ!!」


初日は職員室に行き、午前中は副担任に大学内の案内をしてもらい、午後からクラスに合流することとなる。


ルナ

「それではローネ様、失礼致します。

エドワード先生、ローネ様をよろしくお願い致します。」


エルフなのに恰幅がある副担任のエドワードが、、、


エドワード

「承知しました!!それではローネさん参りましょ〜

まずは新魔法開発研究室に、、、」


予定通りに午前中は大学施設の色んなところに案内されたが、ローネはあらためて自分が求められているのが、新魔法開発なのだと自覚した。

エドワード副担任からもそれとなく言われ、何よりも一番最初に案内された研究室だったからだ。


午前中の大学内の案内が終わり、ルナとの昼食の待ち合わせのため中庭に行く。


ローネは男子生徒に声を掛けられるのを避けるために、露天商に売ったイヤリングの予備を身につけて、、、


ローネ

「ふふっこれで大丈夫ね!!それにしても金貨1枚で売れるなんて、今度なにを食べようかしら!!」


昼休みになり、生徒たちでごった返す廊下を歩き、中庭の隅の木の下でイヤリングを外す。

身に付けているとルナに認識してもらえないからだ。


ルナを待っていると、、、ゴツン!!


ローネ

「、、、痛い!!、、、な〜に?」


突然頭部に痛みが、、、これはルナに殴られた時と同じ痛み、、、頭をさすりながら上を見上げる、、、

、、、何もない、、、周囲を見渡すと痛みの犯人らしき物が、、、リゴだ!!


ローネ

(やった!!なんか知らないけど拾っちゃった!!

、、、でもこの木の実なのかしら?まぁ〜いいや!!)


拭き拭き、、、パクリ!!モグモグ!!


ローネ

「うん!!美味しい〜!!

あり〜♪がとうの〜♪、、、フッフフフ〜♪」


ローネは唄を口ずさみながモグモグ!!


ルナ

「ローネ様!!」


ローネ

「あっ!!ルナ見て見てリゴ!!」


ルナ

「、、、どうしたのですか?」


ローネ

「木の上から落ちてきた、、、」


ルナ

「あんた!!またそうやって!!ダメでしょ!!

拾ったもの食べるなんて!!」


ローネ

「でも腐ってないよ!!」


ルナ

「そういう問題じゃないの!!捨てなさい!!

ほら〜もう行くよ!!早くしないと食堂終わっちゃうよ!!」


ローネ

「それはルナが遅れて来るからでしょ!!」


ローネはルナに腕を引っ張られ、その拍子でリゴを手から落とす、、、


ローネ

「あっ!!リゴ、、、」


ルナ

「またそんなことを、、、いいから行くわよ!!」



ローネとルナは無事に食堂でランチを食べれたが、、、


男子生徒

「ねぇねぇ!!君一年生でしょ?どこのクラス?」

「すごい可愛いね!!天使みたい俺と付き合ってよ!!」

「従者の人も美人だね!!俺こっち好みかも!!」


ローネとルナは平然とランチを楽しみ食堂を後にする、、、。


ルナ

「あ〜うざかった!!今度は刺してやろうかしら!!」


ローネはランチが美味しかったのでご満悦の様で、、、


ローネ

「やめなよ〜いつものことじゃない、、、シカトすれば良いのよ!!」


ローネもルナも美麗で名高いエルフの中でも、頭ひとつ、ふたつ飛び抜けた美貌の持ち主、ゆえに2人でいるとすぐに周囲を男に取り囲まれてしまう。


ルナ

「でわ!!ローネ様は一度職員室に!!副担任のエドワード先生がご同行して頂ける様です。」


ローネの顔が一瞬引きつる、、、


ローネ

「そうですか、、、わかりました。」


天は二才を与えず、これはエルフに伝わることわざで、

女神メイ様は一才は与えてても二才は与えないという意味だが、ローネは二才を与えられていた。


誰もが見惚れてしまう美貌と、そして才能有り余る魔法。けれど、ローネにとって美貌は決して才ではなかった。彼女はこの美貌のせいで事あるごとに、トラブルに巻き込まれてきた。大学内を案内してくれたエドワード副担任にも、セクハラまがいの発言をされ、すでに彼に対して苦手意識があった。


ローネは職員室でエドワード副担任と合流して、一年生のAクラスに案内される。


(、、、やはりこの人、私の胸を見てくる。)


ローネはエルフでは珍しく、豊満な胸の持ち主である。それは彼女にとって一つのコンプレックスであった。


エドワード副担任

「今日からこのクラスの新たな仲間になるローネ君だ!!ローネ君!!自己紹介を!!」


ローネ

「本日より皆さんの学友となります。

ローネ グヤーシュです。

どうぞよろしくお願いします!!」


エドワード副担任

「ローネ君は大変優秀な魔法使いで、最近噂になっている。完全結界の術式の開発者だ!!

皆もローネ君に負けない様に頑張るように!!」


ざわつく男子生徒

「おい、それって150歳で賢者称号を得たって、、、」

「あの理論上だけと言われた完全結界だろ!!」

「バカ!!そんなことよりあの美貌だろ、、、」

「よく見るとスゲ〜胸デケ〜!!」


エドワード副担任

「こら、お前ら騒ぐな!!まぁ〜気持ちはわかるが、そんなことよりローネ君はそこの前の席に」


ローネ

「はい!!先生」


ローネは午後の授業を受け下校の時刻を迎えると、ローネの周りにはクラス男子達が、、、


クラス男子達

「ねぇ〜ローネちゃん!!一緒に帰ろ!!」

「おい!!抜け駆けするなローネは俺のものだ!!」

「ローネちゃん俺が彼氏になるね!!」

「今週末デートしよう〜」


ローネが困っていると、、、


ルナ

「失礼!!ローネ様!!下校のお時間でございます。」


そう言ってルナが強引に、クラスの男達に割って入り、男子達を睨みつける、、、。


ローネ

「それではみなさんごきげんよう、、、」


そう言ってローネが右手を左胸につける礼をする。


その時、後ろで女子に囲まれている男子と目が合う、、、。


ローネ

「、、、あの方は、、、」


強引にルナに引っ張られ、ローネは教室を後にした。


ルナ

「、、、やはりローネ様もお気付きになられましたか?」


ローネ

「???」


ルナ

「奥で女子生徒に囲まれていた方は、乗り合い馬車を助けてくれた仮面の青年将校です。」


ローネ

「そう、、、。」


ルナはローネが仮面の青年将校と、気が付いたと勘違いしているが、ローネは自分と同じ様な境遇の人に同情をしているだけだった、、、。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ