表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

ローネとルナ

無事に王都に着いたローネとルナは、宿に一晩泊まることにした。


ルナ

「それでローネ様、明日からのご予定ですが、、、」


ローネは宿の2階の窓から、灯りで照らされた王都の街並みを眺めて、、、


ローネ

「想〜像の上〜♪、、、」


ルナ

「ローネ様?、、、ローネは本当に唄が好きだね、、、」


ルナの言葉で我に帰ったローネが、ルナの方に振り向き、、、


ローネ

「ふふっ、、、ごめんなさい、街並みを見ていたらなんだかつい、それで明日からなんだっけ?」


ルナはおっとりとした性格のローネが大好きでついつい、いつもの喋り方に、、、


ルナ

「明日は魔法大学の学長に挨拶に行くよ!!」


ローネはルナの口調が元に戻ったのがすごく嬉しくて、思わずニコニコしてしまう。


ルナ プレア、、、人換算で18歳となりローネより3歳年上となる。

代々グヤーシュ伯爵家に仕えるプレア家の長女として、幼少の頃からローネに仕えており、魔法剣士としての才覚がある。主に剣の方を得意とするが、上級魔法使いでもあり、ローネにとっては年の近い頼りになるお姉さん兼、親友として接していた。


ルナ

「もう〜この子ったら、、、なにニコニコしてるのよ!!

わたしの話ちゃんと聞いていた?」


ルナは呆れた口調で椅子に座るローネの頭を撫でる、、、


ローネ

「だって、、、いつものルナに戻って嬉しくて!!」


ローネは頭を撫でられ嬉しくなり、ルナの胸に頬擦りをする、、、


ルナ

「はいはい!!それじゃ〜夕飯食べに行くわよ!!」


そう言ってルナはローネの頭をポンポンと、、、


ローネ

「今日は一緒に食べれる?」


ローネは期待のこもった瞳で見つめるが、、、


ルナ

「、、、なに言ってるの!!従者とテーブルを一緒にする伯爵令嬢がどこにいるの!!」


ローネはいつものようにルナにいさしめられ、頬を膨らませる、、、


ルナ

「はいはい、、、それじゃ〜今日だけよ!!

言っとくけど見つかって怒られるのは、わたしなんだからね!!」


ルナは可愛い妹分の頼みを断れず、この手のことで何度も怒られて来た。

もっとも最近では原因の大半がローネである事を、周囲も知るようになり、彼女に同情する声も増えて来ている。


ローネは満面の笑みで、、、


ローネ

「ありがとうルナ!!大好き!!」


ルナはそんなローネの可愛い笑顔にほっこりしてしまい、

自分が従者としてダメダメだと自覚してしまう、、、。


ルナが宿の酒場で二人分の夕飯を注文し、念のために周囲を警戒していると、、、


ローネ

「ねぇ〜ルナ!!王都の料理楽しみだね!!

何か甘い物って、出るのかなぁ〜今の季節はどんなフルーツがあるんだろう〜楽しみだね!!」


どこまでも呑気なローネに呆れを通り越して、アホらしさまで感じてしまう、、、けれど、、、


ルナ

「そうね!!王都には四季があるから、新鮮な食材が豊富に採れるって言うし、きっと甘いフルーツも出てくるわよ!!」


ルナは自分が必要以上に、周囲を警戒していたことに反省をしていた。

ローネは部屋から出る前に二人に完全結界を施している。

だからローネは気楽にしているのだろう、、、ましてやローネが新開発した完全結界は、そう簡単に破る事が出来ない、それは野党に襲われた時に立証済みだし、何よりこの新魔法が評価されて、ローネは賢者の称号を得ている。


ローネ

「それにしてもなんで王都だけ四季があるんだろ、、、

王都と私たちの故郷は馬車で2日ほどの距離なのに?」


ローネはふと疑問に思ったことを口にする、、、


ルナ

「、、、そうねぇ、、、考えたことも無かったわ、、、

でも確かになんで王都だけに春と秋があるのかしら?」


そんな話をしていると、女店員が料理を運んで来て、、、


女店員

「あら〜あなた達どこから来たの?」


そう言ってテーブルに料理を置く、、、


ルナ

「私たちは王都より北東からです、、、」


ルナは警戒しながらも、変に怪しまれないように答えるが、ローネはすでに目の前の料理に夢中になっている、、、


女店員

「さっきの質問の答えなんだけど、、、ここは元々、女神メイ様の祝福を受けた土地だからって、言われているわ、そしてこれがその祝福で採れた食材を、ふんだんに使った料理よ!!楽しんでね!!」


そう言って女店員は厨房に戻って行った、、、。


どうやら先ほどの会話は女店員に聞かれていたようだ、、、

もっと気を付けなければ、そう思いローネを見るが、、、


ローネ

「ルナ!!見て見て!!見たことのない料理よ!!それにこのフルーツ甘くて美味しいそう〜!!さぁ〜食べましょ食べましょ!!」


ルナ

「、、、、そうね、、、」


ルナはやっぱりローネはただの天然だと自覚した、、、。


このあと二人は自分たちの故郷では、食べることの出来ない珍しい料理と甘いフルーツを味わい、王都初日の夜を楽しんでいた。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ