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引退した世界最強冒険者、もう一度世界を救う~ツンデレ女冒険者と獣人奴隷と穏やかな生活を取り戻す~  作者: 大和煮の甘辛炒め
終章 魔王討伐へ

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総力戦

もうすぐ完結できそうでうれしい

「ハハハ!あの時みたいに一騎討ちはしないのか?」


魔王が斬撃を放ちながらアスフェンに尋ねる。


「……」 


アスフェンは何も言わずに斬撃を弾く。


『斬撃を弾いた!?ただの肉包丁だろ……!』


魔王が愕然として取り乱す。


視界がぐらつき、脇腹から血が垂れる。


『ち、違う……!さっきの蒼蒼を喰らったのが不味かったみたいだな』


「キレが無くなってるぜ、魔王」


アスフェンが煽る。


「……言ってくれる」


魔王がアスフェンの後ろに回り込む。


アスフェンの背中に狙いを定める。


「ラオ……」


「俺を忘れんなよ」


ブリエッタの回し蹴りが魔王に迫る。


「ちっ、手負いは大人しくしていろ」 


魔王がガードしながら後ろに飛び退く。


「俺が無理矢理大人しくさせてやっても良いが」


魔王がブリエッタの足めがけて斬撃を放つ。


ブリエッタが身構える。


「ぐっ……おいおいマジか」


ブリエッタには傷一つついていない。


「……そういえば、二人だけでは無かったな」


魔王が笑う。


レグルスがブリエッタを庇うように立っている。


後ろにはココルとイケメソが控えている。


レグルス達には無数の切り傷がついている。


『この距離で斬撃を浴びても細切れにならないだと?いくら消耗しているとはいえ……そうか、ココルか』 


魔王がココルの頸をはねる。


『ココルがやられた?ブリエッタさんを治療できるチャンスだったのに』


レグルスが魔王を睨む。


ほんの少しの隙が生まれている。


『プラン変更、私達で畳み掛ける!』


「誰の身体だとおもってるの!はあああ!」


ジャガウォックが渾身の力で魔王を殴り飛ばす。


魔王は腕をクロスさせて拳を受け止めた。


ズドンと鈍い音が響く。


『ぐっ、なんだこのパワーは!一発の威力じゃない』 


魔王がよろける。


『魔王の俺が……獣人に有効打を与えられるとは……』


イザベラがブリエッタの傍に寄る。


「取り敢えず止血するから、安静にしておいて!」


イザベラがブリエッタを引きずる。


「そんな事してる場合か、全員で畳み掛けないと!」


ブリエッタがイザベラを振り切って走り出す。


バルクとチュンチュンが待ってましたとばかりに横に並ぶ。


「決めてやる!」


「いまやらなきゃ、世界の為に!」


「あの世に行きな!」


蒼く輝く三連打が確実に魔王を消耗させる。


「「「蒼蒼!」」」


『早く身体を作り替えなければ……』


蒼蒼をうけて吹っ飛ぶ魔王にベルフェゴールが鎖を巻き付ける。


「おっしゃあ!オッサン!」


ベルフェゴールが魔王を空高く放り投げる。


「任せろ!」


パンタロンが構える。


「最大出力!究極破滅電磁砲(アルティメットブレイクレールバズーカ)!」


太いエネルギーの束が魔王を飲み込む。


大爆発が雲を吹き飛ばす。


「はあ、はあ、多少は削れたろ」


パンタロンが祈るように呟く。


魔王が地面に降り立つ。


『かなり削られたが、人間の身体のままだし仕方あるまい』


「いいぞ!その調子だ!俺を殺してみろ!」


魔王がケラスターゼの声で挑発する。


「あんたに言われなくてもやるわよ」


頭上から凛とした声が聴こえる。


「まだいたのか」


魔王がうんざりしたように構える。


炎を纏った女冒険者が炎を纏った剣を振り上げる。



⭐⭐⭐


アリス・サイファー、合流





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