カードショップ
最近は何百万という単位も珍しくなく、いややっぱり珍しいことは珍しいが、それぐらいで取引されるものもあり、投機的な動きも強くなっている業界だ。
だが俺が働いている店ではそんなこととは無縁で、近所の小学生や中学生が時折お小遣い片手に飼いに来る程度なものだ。
ありがたいことではあるが、カードショップとしての売り上げよりも、併設している駄菓子屋の売上のほうが多い日もある。
もちろん、逆の日もあるわけで、それはその日によるのだろう。
結局のところ、これぐらいのんびりとしているのがいいのかもしれない。
珍しいレアカードが袋からあけられて出てきた日には、店総出でお祝いもできたし。