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君の氏神様

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

昨日の梅香の君が手厳しかったので、通常に戻しました。

平常時はこんな感じ。

でも底を見ると、とても人間らしい。

茹だるような、正常な判断さえ溶かしてしまいそうな暑さの中、一人の女の子が此処に来た。長い黒髪一纏め。鋭利な双眸。着ている服と相まって随分と真面目な印象を与える。けれども私の姿を確認するなり、砕けた口調で、砕けた姿勢で歩み寄って来た。

「ふふふ。また会ったの? 君の氏神様」

「あー……まだ会ってないんすわ」

彼女が話しているのは、彼女にとって氏神である彼の話。外見は小さく、齢十二程。けれども大人顔負けの論理を組み立てて、相手を圧倒するところがある。間近でこの子のやり取りを聞いた限りだと、『見てなくてもちゃんとしろ』、『辛い時に我慢しないで何が忍耐なんだ』、『口先だけの謝罪はいらない』等々。うん。圧倒的正論。

表面的に砕けた言動が多い彼女にとって少々荷が重いらしく、頻繁に此処に来てはとろとろと弱音を吐く。

「もう少しお口を柔らかくして頂いたら、精神的にも受け入れられるんですけど」

本音に耳を澄ます。嘘は吐いてない。でも少し、鎌をかけたくなった。

「嫌いになった?」

「? なりませんよ。だって正しいから。私は自分の中で正しい事が好きです。苦手になっても、嫌いになる事はありませんよ。あら?」

基本的に私達に対してもそこそこ砕けた口調て話す。態度も言葉に習って砕けている。けれども根は砕けておらず、きちんと真っ直ぐな善性を持っていた。そんな様を見せつけられたら、思わず手が伸びてしまう。頭上を軽く撫でてやると、首を傾げて怪訝な顔をして、首を傾けた。

意外と……無頓着なんだよね……。自分の本質に。もっと誇って欲しいけど。伝えても流されてしまうんだろうな。

「いい子だね。根がとても」

「? 話していたら、会いたくなりました。喝貰いに行きますかねぇ。私、甘ちゃんなので」

ほら、そんな所。本当の甘ったれは、喝を貰いに怒られに行かないよ。


それから数日後、彼女は変わらず困った様な泣き言を上げて、此処に来た。

「聞いて下さいよぉ、梅香の君ぃ」

「うん。聞いてあげようね」

彼女の氏神は手厳しいけど、きっと真面目な彼女の性格を、曇らせたくないだけなんだろうね。


オマケ

「うん。前よりも忍耐着いたと思うよ」

「本当ですかぁ!!」

「じゃあ、あともう十分続くように」

「えー……」

「辛いなら辞める? 我慢しないのは忍耐と言わないよね?」

「うぅ〜」

昨日の梅香の君が、葛藤と人間らしさに塗れていたので、平常時に戻しました。

平常時はこんな感じです。あんまり底を見せてくれない。

基本的に相手が駄目にならない限り、甘やかす側。


今回の主人公ちゃん、見た目と言動にギャップ置きました。

本質的な真面目さが外面に出るような感じにしてます。

苦手になっても、嫌いにはならない。これが本質だと思います。


そんな彼女の真面目さを、ふざけた言動で曇らせたくない。

という氏神様なりの思いだと思います。


ちなみにこの氏神様、モデルとなった方がいらっしゃいます。

完全な登場に至らないのは、許可を取ったと思っていないから。


ふざけた事、甘ったれた事言ってると、大まじの正論で帰ってきます( ˙-˙ )


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