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異世界で最強雀士になろう!  作者: ほてよん/イースト菌
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3本場<消えた帰路と決意>

教会の中で俺が初めのに立っていたであろう場所を見ていた。その足元には牌置かれて覚えられてたが、魔法陣のような並べられ方になってた事には気が付かなかった。


「それではそこの魔法陣の上にお立ちください。ボクが転移魔法でマサチさんを元の世界に返して差し上げます。」


俺が置き描かれている魔法陣の真ん中に向かって歩き出そうとした瞬間


「あの、短い間ではありましたがお世話になりました。もしよければ握手しませんか?」



「ああ別にいいよ。」


と言いイノリが俺の方まで来て手を差し出した。そこに俺がイノリの手を握ろうとした瞬間外から荒々しい足音が聞こえた


「!?」


誰かがこの教会に入ってくるのが人影で分かった。それをみたイノリが咄嗟に


「盗賊です早く隠れてください。」


とイノリは俺の手を握り柱の裏に隠れた。


「ああ”ん?なんだこの汚ない場所はよ。」



「兄貴!このあたりには食料もねぇく魔導族の奴らも住んでねぇーみたいっす。」



「はっは~こんな場所に建物だけ立てるなんて魔導族の脳みそはやはり蛆虫レベルといったとこだな。」


とガラの悪そうなケモ耳のごつい3人組が教会の中を押しかけていた。



「こんな建物なんていらないんだよ!さっさと取り壊すべきだな。魔導族どもを全員奴隷にした証に俺の銅像でも作らせるか。」



「いいっすねぇー」



「はっは~きっとその日も近いな。」



「しかし見れば見るほど古臭さが身に染みるな。」



「兄貴!こんなところに麻雀牌が散らかってるっす。」



「なんでこんなところに魔導族の連中が捨てたものか、仕方ないから俺らが貰ってやるか。」


その瞬間イノリが


「アッそれは」


とイノリとの密着状態で、俺の耳元にイノリの声がギリギリ聞き取れるくらいの大きさで言っていたが。獣人たちは聴力が以上に良い事を昔本で読んだことがあるのを思い出した。


「誰かいるのか!」


隠れている2人はびくっとはしたが意地でも動かなかった。そしてなるべく呼吸を小さくして気配を殺した。


「はっは~多分ネズミかゴキブリじゃないのか?こんなにボロいんだもん。そりゃ雑魚動物が潜んでもおかしくはないだろ。」



「それもそうだな、さてこれ以上はここにいても仕方ないな牌を回収してアジトに戻ろう。」


獣人が教会を出たのを見計らって柱から出てきたが、魔法陣もとい麻雀牌はヤツらに奪われてしまった。


「もしかしてあれが転移魔法を使うための必須アイテムだったりする?」



「はい、大変残念ながらあれが無いとボクの転移魔法が使えないのです。」



「代わりの牌とかって持ってたりする?」



「いいえ。あの牌は特別で魔力を牌の中に込めることが出来るのですその牌1牌1牌に膨大な魔力が込められていて、すべての牌に込められている魔力+ボクの体内にある魔力の大半を使って初めて転移魔法が使えるのです。」



「要するにMP(マジックポイント)不足ってことか」



「マジック・・・ポイント?」



「ああこっちの話だ気にしないでくれ。」


とりあえずあの牌を取り戻さないと行けなくなったイコール、ヤツらと戦わないと行けなくなったわけか。そう思いやけくそ気味に言った。


「イノリ君、俺はヤツらと戦うことを決めたよ」



「本当ですか?」



「ああ!俺も早く元の世界に戻りたいし、ある意味これで自分も被害者になったわけだ。つまり乗り込んだ船。いろいろ取り戻そう。」



「ありがとうございます。」


イノリは今までに見せたことのない最高な笑顔で涙を数滴見せながら、僕に抱き着きそう言った。




その後2人は家に戻り近所との自己紹介を済ませ魔導族の人たちと沢山の話を交わしていた。その話を聞くと明後日がヤツらとの勝負の日だそうだ。残った魔導族の人たちは子供や年寄りばかりだったが20代と思われる成人は2人だけだった。その2人が明後日勝負しに行くらしい。だからこそ何としてもこの2人に勝負に行くのを辞めさせないといけない。イノリが必死に説得しているが2人は怒りの感情が爆発寸前で、イノリの話を聞こうともしなかった。


「どうやらここの人たちは馬鹿な大人たちよりも子供たちの方が賢明だな。」


と俺は強く言った。勝負に行く予定の2人は俺を鋭い目つきで見ていた。

獣人たちのキャラ紹介は後の話で書こうと思います

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