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異世界で最強雀士になろう!  作者: ほてよん/イースト菌
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0本場<赤イーピンの呼び出し>

折角なろうで小説を書くなら異世界系の話を作ってみたいと思い、麻雀×異世界をテーマにこの話を作ってみたいと思います。

俺は順岡勝打(すなおか まさうち)ただのしがない社会人だ。毎日ひたすらデスクワークでパソコンとにらめっこをして、会社帰りに雀荘で2~4半荘程麻雀を打ち、コンビニで飯を買い家に帰ればネトマを打つ。そして風呂に入り寝るという、地味な生活を送っていた。俺は今年で29歳になり、4年制の大学を卒業して以来ずっと今のような生活を送っていた。


「つまらない。仕事も生活も人生も。」


そんな言葉を寝る前に履き続けていた俺だが、1つだけ真剣に向き合えるものがあった。それが麻雀だ、麻雀ほど引き込まれるゲームは無いと感じていた。


「これだけは必ず負けたくない。これだけは最強でありたい。」


そう思うほどに麻雀に対する意欲や熱意はどんな事よりも、人10倍強い自信が俺にはあったのだ。しかも俺は【負ける】事が嫌いで、常に勝つ方法をここ数年間研究していた。『麻雀は運ゲーだ』なんて言っている輩も多いが俺はそんなことはないものだと思っている。ただ、運無くして勝ち続けられるほどこのゲームは甘くない。然り運は必要かもしれないが、それは俺から言わしてもらえばただの飾りつけみたいなものでしかないのだ。

負けない事を目標に麻雀を打つことは1流の考え方で、常に勝つのを目標に麻雀を打つことは3流の考え方と、俺に麻雀を教えてくれた人はそう言ってくれた。それでも俺は結果だけを求めて打ち続けてきた。負けた時の言い訳で『運が悪かった』等とほざく人ほど可哀そうな人だなと思ってしまうのだ。

グダグダ話し込んでしまったが、今までの話を一言で表すと『勝つのが正義負けるが罪。』ただそれだけの話だと俺は思っていた。


打[東]

「ロン! 18000だ。」


123m123p123s東東發發


そのこだわりを持ち続けていたおかげかここ最近の月間平均順位が2.1位以内キープという、かなりいい成績を残し、俺が通っている雀荘の中ではトップクラスまで上がっていた。


東1局1本場親持ち点43000 ドラ5p

8巡目


455667m34p5678s北 ツモ牌8s


全員1打目に1pを捨てていると言う事は12pと持っていて1pを切るのはあり得ないし十中八九2pは山にある。


打[北]「リーチ!」


9巡目

ツモ牌2p

[ツモ!!] 裏ドラ白


「立直、1発、ツモ、タンヤオ、ピンフ、ドラ、6100オールだ。」



「はい60000点終了でラストぉ~勝打さんのご優勝でございます。おめでとうございます。それではこのゲームのゲーム代を頂きます。」



「マスター今日はこれでやめてもいいか?」



「そうかい、今日は1半荘しか打ってないみたいだけど、体調でも悪いのかい?」



「いや、単に仕事疲れさ。」


待ちスペースで残ったお茶をすすりながらマスターとこんな話をしていた。


「勝打さんさ、麻雀プロになる気はないの?最強になりたいならそれが1番の近道じゃないのかい?もしうまくいったら今の仕事を辞めて麻雀だけで飯食う人生も悪くはないと思うが、どうなのかい?」



「然り、最強という称号がはっきり表れる場というのはプロの世界ならではだろうが、俺に麻雀を教えてくれた友みたいになるのは勘弁だな。」



「まだあの事を根に持っているのかい?」



「・・・まぁそういうことだ。」



「努力してプロになった挙句、仕事を辞め都会に上京し、プロリーグに挑戦していた。あいつは相当強い打ち手だったが。突然人が変わったと思ったら、あいつは・・・現在彼がどう過ごしているか知る人はいない。勝打さんは彼みたいになるのが嫌でプロになる事に惑いを感じているんじゃないのかい?」



「そうだ、あいつみたいになる事が俺は怖いんだ。」



「勝打さんなら大丈夫だよきっとうまくいくって。」



「まぁ仮にうまくいけそうと感じてたとしても、俺がプロになるのは自分に絶対的な自信を持てるようになった時だ。中途半端な自信じゃ無理だ。」



「そっか、プロとして活躍している姿を見ることを密かに楽しみにしてたが残念だな。」



「まぁその日が来るのを期待せずに待っててくれな。じゃあお疲れ様!」



「はい!ありがとうございました。」


家に帰宅し今日もコンビニ弁当を食べ、テレビをつけ、あまり面白くもなく眠気を呼び込みそうな番組にチャンネルを合わせてベッドの中に潜り込む。それが日課だった。

大きなあくびとともに23時10分。


「寝るか」


とぼやき、テレビの電源を切りテレビのリモコンを机の上に置くと、机の下に落ちている牌を見つけた。

その牌には真っ赤に染まったイーピンだった。この牌は、かつてのその牌を暫く眺めると、描かれているイーピンが光りだした。


「なっ・・・なんだこれ!?」


目が眩むほどの光を浴びた俺はうっすらと声が聞こえた。


「・・・ボクたちをどうか・・・お助けください・・・」


その声と共に、まるで高いところから落ちたかのように身体が浮いている感覚を感じ、俺は世界のすべてを見ているかのような妙な空間を飛び回っていた。


ようやく体も心も落ち着き目を見開いたその瞬間。教会のような場所にいて、足元には大量の麻雀牌と1人の少年が何かを祈っているような格好や姿勢が目に映った。

さてさて今回の話は一話からいきなり飛ばして異世界送りという展開になりましたね。彼はこの後どうなってしまうのでしょうか。

後書きでは僕の気分でキャラ紹介等も出来たらいいなと思っています故、たまには後書き欄ものぞいていってね。


僕がもう一つ執筆している小説「A7→P7」の更新も並行してやると思いますので。更新ペースは結構スローです。なのでなかなか更新が来なかったとしても気長に待っていてくださると私幸せでございます。

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