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最強最高の空間魔術師〜魔王討伐者、学院に通う〜  作者: 潮騒
第1章 空間魔法の使い手
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エピローグ

エピローグは会話無しで進めるつもりです。



 ナーガスの決意


 何が善で、何が悪なんて誰にも分からない。

 俺にとっての判断基準は兄の教えであり、それが絶対的なものだと信じてきた。


 だけど、そのせいで俺の大切な人たちが傷つけられた。守れなかった。あまつさえ、傷つけられていることさえ知らなかった。


 あの時、俺が許せなかったのはランドールたちだけじゃない。自分にも腹が立っていた。全部、全部全部俺のせいなのに。


 だから俺は決めた。これから先はどんなことがあっても、俺が信じた人たちだけは守る。たとえ、自分の命が散ろうとも。



 フランの想い


 やってしまった……。また彼に辛い思いをさせてしまった。ただでさえ彼は魔力を失い、先のことが分からなくなっているのに。それなのに私のせいで……。


 私って役に立たないのかな?ランドールにも負けたし、迷惑かけてばかりだし。もっと頑張らないと……。



 先生は私に色んなことを教えてくれた。その教えを私はしっかり覚えている。どんな時でも私は教えに従っている。もちろん両親からもたくさんのことを教えてもらったが、先生は特別だ。


 先生が一番口うるさく言ってたのは、人はそう簡単に変わらないということだ。善良な人間は本当に悪い行動はしないし、根が腐っている人間は何をしようと善い人間にはならない。この世はそう決まっている。


 だから私は見極めなければいけない。彼の周りの人間が善い人間か、悪い人間か……。それが彼のためだから。


これにて一章は完結となります。次回は二章です。

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