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最強最高の空間魔術師〜魔王討伐者、学院に通う〜  作者: 潮騒
第1章 空間魔法の使い手
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ランドールとの決闘

すいません、短いです!!



 俺はランドールと決闘するために校庭へと向かった。規則で校内での無闇な戦闘は許可されていないが、ランドールが許可を取ったらしい。さすが公爵家長男だな。


「ふひひ、あの時のリベンジといかせてもらうぞ?」


「その気持ち悪い笑い方はやめろ……ッッ!」


「あー、ごめんごめん。ちょっと知り合いのが移っちゃってね」


 俺たちの周りには騒ぎを聞きつけたのか、大勢の人が俺たちの様子を見ていた。その中にはフランやリラもいる。


「おいおい、そんな周りばっか気にしてていいのか?敵は俺だぞ?」


「それぐらい分かってるさ。さっさと始めるぞ」


「ふひひ、じゃあ行くぞ!?」


「来いよ」


「いけ、闇の破玉(ダークイレイザー)ッッ!!」


 ランドールの手から数十個の漆黒の玉が放たれる。一見すると、ただの小さい玉だが、その一つ一つになかなかの魔力が込められている。人間の体ぐらいなら触れただけで抉ることができるだろう。


 俺はその玉を避けて、奴の懐へと向かう。俺としてはなんとかして早期決着をつけたいところだ。そしてこいつに土下座させてやる。


影の幻影(シャドウファントム)!」


 今度は黒いランドールの分身が現れる。分身が黒い剣で俺に斬りかかってきた。俺はそれをいなす。だが、その間にランドールは次の魔法の準備を進めていた。


闇の暴嵐(ダークストーム)!」


 俺の足元から真っ黒な嵐が巻き起こる。俺は耐えるが、すぐに足が地面から離れて吹き飛ばされてしまった。


「ぐ……ッ」


重力の渦(グラビティボルテクス)!!」


 突然俺の上から超重力が降り注ぎ、俺は地面に叩きつけられた。


「がはッッ!!」


 この魔法は重力が普段の20倍ほどかかると言われる。俺は普段から鍛えているからギリギリ耐えれるが、普通の人ならひとたまりもないだろう。


「はぁぁぁぁぁ!!!!」


 俺は気合を入れて重力に抗い、その場に立ち上がった。だがランドールはそれを見越していたのか、即座に魔法を解き殴りかかってきた。


「おらぁ!!」


「く……」


 普段なら躱せるパンチも今はくらってしまう。俺は倒れながら考えていた。何かがおかしい、と。


 誰かが手を出しているのか……?


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