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姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
95/106

第91話 休暇中です

名前:〈ユウキ〉


種族:天龍


メインジョブ:アークサモナーLV12

サブジョブ:暗殺者 LV18



HP 180

MP 120


攻撃 130(+55)

防御 145(+100)

魔攻 115(+35)

魔防 160(+110)

速さ 215(+150)

器用 40

運 20


《スキル》

< 風魔法 LVMax> < 天空魔法 LV9 >

< 光魔法 LVMax > <幻覚魔法LV4>

< 火魔法LVMax> <太陽魔法LV10>

< 水魔法LVMax > <海魔法LV3>

< 土魔法LVMax > < 森魔法LV8 >

< 雷魔法LVMax > <雲魔法LV3>

< 氷魔法LVMax> < 結晶魔法LV8 >

< 闇魔法LVMax> <暗黒魔法LV4>

< 影魔法LV7>

< MP回復 LVMax > < 自己回復LV8 >

< 短剣士LV16 > < 蹴りLVMax > < 鋼の脚LV5 >

< 殴りLVMax > < 鋼の拳LV4 > <跳躍LV5>

< 魔力付与LV9 > <召喚魔法LVMax> < 魔導師LV4 >

< 錬金LV6 > < 調薬 LV8 > < 鑑定士LV9 >

< 採取 LVMax > < 自動採取LV5 > < 調理師LV11>

< 隠密LVMax> < 潜伏LV12 > < 軽業LV6 >

< 隠蔽LV10 > < 威圧LV15> < 拷問LV6 >

< 魔力纏LV14> < 水泳LV1 >

< 暗殺LV13 > < 調教LVMax> < 調教師LV1 >

< 毒耐性LVMax> < 毒無効LV--> < 魔力感知LV13 >

<危険察知LV7> <魔剣LV9 > < 追跡LV11>


所持SP 0


自分のステータスの確認して一言。

………。




スキル多っ!

もうなにがなにやらわからん…

というわけで…


レベルの低い奴を整理してみました。

進化したスキルとかは無視で。


<跳躍LV5> < 軽業LV6 > < 水泳LV1 >

< 錬金LV6 > < 調薬 LV8 > < 拷問LV6 >


スッキリした…というか、そんなに低いのなくて結構平等にレベル上げしてたんだね〜


跳躍と軽業はまあ、取得したばかりだし…わかる。

水泳っていつだっけ………あ、魔力纏の時か。育てておいた方がお得だよね。海があればいいんだけど…

後は生産か。戦ってばっかだったからね…

今日は生産にしよう。


錬金はポーションづくりにしかやってこなかったけど、他にも作れるものあるはず…まずはレシピ探しだね。


というわけで、久々に本を買いに来たんだけど…


「ユウキか、なにが欲しいんじゃ?」

「錬金の本とかある?」

「すまんな、基本の錬金は売り切れてしまって他のもないんじゃ…」


なんということでしょう…早速詰む。


「…じゃが、エルフの国の図書館にはあるかもしれんぞ?あそこは広く大きいからの。買うことはできんが、読んだり、借りたりはできるらしいぞ。」


エルフの国か。

ゆっくり観光とかしてないから…エルフの国の観光がてら行こうかな。

「そっか、わかった。行ってみるよ。」

「嗚呼、休養は大事じゃ。ゆっくり休んで来なさい。」


なんだろう?みんな(この国の人全般)が格段と優しい気がする。マリンダさんのところでフルーツ買うときも…


「今日はプルの実の甘いのが入荷したんだ。1つ切ってあげよう。」

「わぁ!ありがとう!」


知らない人からも笑顔で挨拶されたり…

気のせいかなぁ?


『お母様!今日はなにをするのですかっ♪』

『師匠お出かけですか?』


おっ!クィナとシエルか。

「今日はエルフの国に観光に行こうかな。後本を買いに。」

『私も一緒がいい!』

『お伴します。』


シェルは弟子感が身について来すぎな気がする。

「じゃあ、ウインディとヒカルに乗って行こうかね。ユキナも呼ぼう…サモン:ウインディ、ヒカル、ユキナ!」


「「オォーン!」」

『お師匠様!只今参りました!』


「うん。今日はエルフの国に行きます!ウインディ、ヒカル。お願いね。」

「「オン♪」」

『お師匠様、私は如何しますか?』

「ユキナは他の国とか初めてだろうし、ウインディとヒカルの速さを体感してもらっておこうかなってね。先輩の速さも見習うんだよ?」

『おぉ!はい!』


ウインディに私とクィナ。ヒカルにシエルとユキナで西を駆け抜ける。


数分で到着っと。

えっと、ここは大きな契約獣ダメなんだっけ?

「ウインディ、ヒカルありがとうね。また呼ぶね。」

「「ガウ!!」」


ユキナはシエルに固まっているところを抱っこされ地面に降ろされる。

速すぎたかな…?

『お母様、髪がブワッてなってない??』

少しなってたので手櫛で直してあげる。

『すごく早かったもん!ユキナ、ユキナ大丈夫?』

『はっ!え?アレ?ここどこですか?』


記憶飛んでる(笑)

「ふふ、エルフの国についてるよ。」

『まあ、無理もありません。さすが師匠の契約獣様です。』

『お師匠様はやはり凄い方です!!!』

ユキナの中で私へのハードルがガンガン上がっている気がする…


「ま、とりあえずぐるぐる回って図書館行こうか。」

『『『はい!』』』


門番に冒険者カードを提示して、中に入る。

私を見た騎士の人たちが数人、少し慌ただしくどこかに行ったが気にしない方向で。


おしゃれ用のクィナの服を買ったり、魔王装備のお礼にクィナとシエルにアクセサリー買ってあげたりした。


『師匠!ありがとうございます!』

『ありがとう♪お母様!』


クィナとシエルの笑顔は格段と可愛いな。シエルも笑顔可愛い。ナデナデ…


シエルは気恥ずかしそう。余計可愛い!


そんなシエルの一面に癒されていると…


「………羨ましい」

背後からの久々に気持ち悪い声を聞く。

そういえばこいつがいたか…


「気配消して背後に立たないでもらえますか…カルマ。」

「あなたの監視ですから。近くにいます。この国にいるときは常に。」

「気持ち悪い」

「……はぁはぁ」


カルマのキャラが悪化してないですかね。

汚物を見る目で見たら興奮させたみたいなんですが…

思わずシエルの後ろに隠れる。


『……師匠大丈夫ですか?』

「大丈夫じゃない。そいつ差し向けて来たやつ殺したい。」


「リオン様ですが…」

「じゃ、殴るだけにしとく。」


「殴られるのも遠慮したいです…ユウキ様。お久しぶりです。」

「リオン、その執事解雇しよう?」

「……いいんですか?解雇したら完全にあなたのストーカーになりますよ?おそらく。」

「……リオン、解雇しないで…」


「…解雇するしないを本人の目の前で話さないでもらえますか…というか!王子!ストーカーになるわけないでしょう!」


いや、絶対になる。私とリオンは確信していた。


「で、何か用?」

「いえ、ユウキ様がようなのでは?」

「え?呼んでないけど…」

「エルフの国には?」

「え?買い物。」


あれ、待って…私がこの国に来ただけで王子が出張ってくるって…私何扱いされてんの…


『えと、師匠?』

「…(ズーン)」

『…………あの、リオン様で呼び方はよろしかったでしょうか?』

「ん?なんだい?えっと君は…」

『私は堕天使の師匠の弟子です。「弟子?!ずるっ」ちょっとそこの人は黙っててもらえますか…それでですね…あなたはなぜ師匠の前に現れたのでしょうか。』

「え?えっと…部下からユウキ様が来られたと聞いて、何用なのかを聞きに…」

『その質問の答えは聞きましたよね?ではお引取りを。』

「……あ、いや。」

『それとも何かご用が?』

「…………。」


ん?なんか落ち込んでるうちになんか剣呑な雰囲気に…


「シエル?」

『はい、師匠。なんでしょう?』

「なんの話ししてるの?混ぜて?」

『大した話ではありません。師匠はこれから図書館ですよね。』

「うん。錬金の本を読みたいからね。はじまりの国では売り切れちゃったみたいでさー。」

『では参りましょう。』

「…?シエル。」

『はい?』


じー…


シエルが不機嫌だ。

お腹空いたのかな?そうでもなさそうだな…んー。


「シエル。」

『…??』


ナデナデ…

『っ。』

「落ち着いて?」

『…………はい。すみません。』

よしよし。


「あ、2人のこと忘れてた。それで…何のようなんだっけ?」

「………いえ、久々だったのでご挨拶に来ただけです。」

「え?王子っ?…いっ!」


なんかカルマが下を向いて黙った。

「大丈夫?」

「大丈夫です。カルマは仕事に戻りなさい。もちろん、今日終わらせるように伝えた書類整理の方ですよ?」

「は、はぃ。」

「では、お騒がせしました。」


一礼して、2人は去って行った。

「一体何だったんだ?…まあいいか。」

『お母様!早く図書館図書館!』

「はーい。」

『…』


クィナと手を繋ぎ図書館へ向かう最中。

シエルは周りを警戒しながら私の後ろを歩く。

その様子を横目で確認して…


「シエル、こっちおいで。」

『え?』

「はーやーく。」

すぐ隣にくるように呼ぶ。

『はい……?』

そして手を繋ぐ。

『?!』

「お休みでお買い物して観光してるんだから。周りを気にしなくていいの。」

『っ。』

「争いごとはお休みだから、絡んでくる人がいたら、無視するの。いい?」

『…はい。』

「よろしい。」


シエルは黒龍みたいなところがあるよなぁ。

もう1人弟ができたみたいだ。

ふふ。


『…ぁ……。』

「ん?どうかした?」

『な、何でもないです。』

何でもないのに、なぜ顔が赤いの??

…まあ、触れたらもっと赤くなりそうだからやめとくか。


『お母様は渡さないよ?』

『……望むところです。』


「2人は何の会話をしてるの…」

『『秘密(だよっ!)(です!)』』

むむ、仲良しさんになっている。


まあ、いいか。


繋いだ手をぶらぶらさせながら、図書館へ。

肩に乗ったユキナが図書館を見て声を上げる。


『すごいにゃ!大きな木だにゃ!』

大きな木に建物が下から生えて来たようなそんな不思議な場所。


「これは期待できるね。」


世界樹図書館っていうそうだ。

といっても、世界樹なような大きな木にだからそう呼ばれているらしく、本物ではないようだ。


図書館に入ると本棚が天井に届きそうなくらいあり、たくさんの本が隙間なく埋め込まれていた。


そんな大きな図書館の中央に受付のようなものがあり、そこに向かって錬金の本を探してもらうと…


「大体150冊ほどありますが…どのような種類をお望みですか?」


150……種類って何だ?


「種類っていうのは?」

「はい、物質を構成する物質科、非物質を構成する非物質科、生命を作り出す生命誕生科、味は保証できませんが、料理を生み出す料理科となります。」


生命を作り出す…って違法じゃなかろうか…


「生命って作っていいの?」

「契約獣のように契約さえ施すようにしてくだされば可能です。しかし野放しにしたり、逃がしたりすると死刑になります。」


こわー…

「そういうのなしで…薬関係はないですか?」

「では物質を構成する物質科となりまして…約30冊ほどありますが…」

結構減った。


「ちなみに、非物質科ってのは何を作り出すの?具体的には…」

「魔力を使わず、火や水、雷といったものが作り出せます。」


魔力を使わず?!


「それの基礎的な感じのを一冊おすすめで!薬剤の方もおすすめくださいっ!」


「かしこまりました。………そうですね。こちらとこちらがよろしいかと。わかりやすく書かれております……あ。すみません、もしかして異界人の方でしょうか?」

「え?あ、はい。」

「それですと読めないかもしれません。これはドワーフ族の書かれたものですし、薬剤の方もエルフ族の方が描かれたものでして…スキルがないと…」


おっ!?


「覚えるために必要な本もよろしくお願いします!」

「…!かしこまりました。…それだと……これがいいですね。では3冊の貸し出しでよろしかったでしょうか?」

「はい!」


きたよ!異世界ぽいところ!

こういった勉強は大好物だよ!


図書館にある、机と椅子のあるところに座って本を開く。

…………うん!読めん!


『お母様、お勉強?私もやるっ。』

『師匠がやるならやります。別の本を取ってきましょうかね。クィナも師匠とは別のものを取ってきたらいいかと。』

『うん!』


2人仲良く、本を探しに行く様子はまるで兄妹だ。

いいことだ。

さて、頑張るかな。



「…!……。……?………!」

『『………』』


ピロン♪

スキルエルフ語Lv--を取得しました。


ピロン♪

スキルドワーフ語Lv--を取得しました。


よっし!!

でもこうなると、他のも気になる!


司書さんにオススメの本もらいにいこ。


「すみません。他の言語のお勧めをくださいっ。」

「…!もしかしてもう?」

「はいっ。他には何があるんですか?」


「……そうですね。天族語、魔族語、獣人語、龍人語、海人語、精霊語…最後に古代語…」


海人語?

「あの、海人語って何ですか?」

聞いたことのない種族だ。


「海に住む種族で、女性は人魚。男性は海人と呼ばれます。」


人魚っ!!

会いたい!!

お話ししたい!!


「全部で!」


「……えと、かなりの量となりますが…」

「全部で。」

「……かしこまりました。まずは…」


結構あった…物語が多かった。

それと、クルードのやつもあった。あれは何語だったんだろ?古代語かな?


ピロン♪

スキル天族語Lv--を取得しました。

ピロン♪

スキル魔族語Lv--を取得しました。

ピロン♪

スキル獣人語Lv--を取得しました。

ピロン♪

スキル龍人語Lv--を取得しました。

ピロン♪

スキル海人語Lv--を取得しました。

ピロン

スキル精霊語Lv--を取得しました。

ピロン♪

スキル古代語Lv--を取得しました。


ピロン♪

称号言語マスターを取得しました。

称号暇人を取得しました。


ピロン♪

スキルを統合して世界語Lv--となりました。


…暇人とかやめろし…

勉強家とか欲しかったし…


獣人語の取得には手間取った…種類が多くて…

さて、これで好きな本が読める!


まずは錬金を〜♪


「あの。」

さっきの司書さんではないか。

「あ、はい。何でしょう?」

「全部…読めるようになられたのですか?」


「はいっ。おかげさまで!」

「…!!あの、読んでもらいたい本があるんです。私は古代語覚えられなくて…」


ピロン♪

クエスト[ 古の書 ]

内容:謎の本の解読。

報酬:???


こういうクエストは久々な気がする。普通って感じのやつ!……いや、古代語の時点で普通ではないのか?


クエストは受けて、本を見せてもらう。


「わぁ…コレは…」

「え!なんですか!」


古代語もあるけど…他の言語も混じりまくった暗号文じゃないですか…


「コレ暗号化されてますのですぐに内容はわからないですよ?」

「っ!やっぱり…あの、お願いできませんでしょうか?私も協力いたしますので!…あ、自己紹介遅れました。ノノと言います!」

「ノノさんですか。私はユウキと言います。よろしくお願いします。こういう本の解読って楽しいからいいですよ。」

「ありがとうございます!」


エルフ語はエルフ語で別の紙に書き出してみたら、ちゃんと文章になっていた。各種族で分ければいいんだね。次は…


最後に残った古代語は…


『いにしえ の せいぶつ に たどりつきしものよ いにしえ の せいぶつ を ときはなて それが なんじの しめい と ならん』


ピロン♪

クエストクリア[ 古の書 ]

内容:謎の本の解読。

報酬:古代遺跡への地図


ピロン♪

エクストラクエスト[古の生物の解放]

内容:謎の書に書かれていた生物解放。

報酬:???


なんか…結局いつもの感じになっている…


「ノノさん、なんか遺跡の地図が…」

「やはり、このような作り方が!わあ!こんなにたくさん!!」


ノノさんは古代語の訳を見るのではなく、それ以前のエルフ語の訳を見て大興奮中だった。

エルフ語は薬剤の作り方レシピだったから後で私も確認しておこう。他の言語のは特殊なインゴットの作り方とかそういう素材の作り方だった。


「ノノさん、あの。」

「はっ!も、申し訳ありません。興奮してしまって…それで如何されましたか?」

「古代遺跡への地図的なものがあったんですが…」

「!!少し見せてください!………?白紙ですよ?」

「え?…?いや書いてあるじゃないですか。びっくりした。」

「え?……あの、古代語の文章は何と?」


「何か古の生物を解放せよって。」

「……??何を解放?」

「いやですから、古の生物…」

「……何か条件があるのかはわかりませんが…ユウキさんの言葉が聞こえなくて…」


そんなギミックあんの?!

え、じゃあコレは1人でクリアしろと?


「……つまり、この後のことは自分で解決しろということですか…この地図はもらってもいいんですか?」

「はい。私には何も書いてない白紙ですから。全然いいですよ。」


古代遺跡の地図を手に入れた!

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