第8話 雑魚ABCが現れた!
後の話のために内容変更しました。
親子丼→カレー
私達は、一度フィールドの少し開けた場所セーフティエリアに来て休憩をしていた。私と黒龍のスキルがそれぞれ上がったため、ステータスに割り振りたかったのと、一度交代でログアウトして休憩をいれたかったからだ。黒龍が先にログアウトしたので私はステータスの振り分けをしておこうと思った。
ステータス
名前:〈ユウキ〉
天龍
メインジョブ:サモナーLV1
サブジョブ:短剣使いLV4
HP 55
MP 80
攻 18
防 10
魔攻 10
魔防 11
速さ 13
器用 9
運 10
《スキル》
< 風魔法 LV3 > < 光魔法 LV3 > < MP回復 LV3 > < 短剣 LV6 > < 採取 LV5 >
< 蹴りLV4 > < 殴りLV3 > < 料理 LV1>
< 調薬 LV1> < 鑑定LV6> < 魔力操作 LV4>
< 召喚魔法LV1 >
所持SP:13
これを・・・。こうかな?
HP 55 →60
MP 80
攻 18
防 10 →12
魔攻 10 →12
魔防 11
速さ 13 →14
器用 9 →12
運 10
器用値を上げたのは後で料理スキルを上げるのに効率を良くするため。
ドロップ品も確認しとくか。
アイテム
ホーンラビットの角 ×5
ホーンラビットの皮 ×3
ホーンラビットの肉 ×8
ブラックウルフの毛皮 ×6
ホワイトウルフの毛皮 ×6
だね。このエリアはラビットとウルフしかいないのかな?
黒龍が帰ってきたので、次は私の番だ。メニューを開き、ログアウトする。
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「んー!」
背伸びをして時間を確認。やり始めたのが10時。今は12時だから2時間ぐらいしてたのか。ゲームの世界は、1日12時間だからゲーム内は午後1時か2時あたりかな?まあ、時間は関係なく休みは入れるし夜も魔物変わるみたいだから楽しみにしとこう。
昼ご飯と夕ご飯の料理を仕込んでおこう。昼はーラーメンでいいかな。手抜きだけど。夕ご飯はカレーかなー。今日はめっちゃ手抜きだけど目をつむってもらおう。とりあえず、2人分だね。後でお爺ちゃんとおばあちゃんのために仏壇に置いとこう。
よし。準備できたから戻ろう。
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「ただいまー、黒龍・・・?」
「へー、なかなかいい女じゃねぇか。こいつがお前の姉か?」
「お、お姉ちゃんに近づくな・・ごほっ。」
ログインすると、傷だらけの黒龍がいた。
「お姉ちゃんはボクが守るーってかwギャハハハおもしれー雑魚のくせによう。」
と、黒龍を蹴りながらいう雑魚A。
「俺たちはβテスターだから初心者狩りは楽勝楽勝。」
黒龍と私を見下しながら自慢する雑魚B。
「さあ、お前の弟を返して欲しいならドロップ品を全部出せや!」
黒龍をだしにドロップ品を要求する雑魚C。
「・・・。」
私は俯いてメニューをひらく。
「そうそう、素直に・・・あぁ?!」
彼らの前に現れたのはトレードの画面ではなく、PVP申請だった。
「ほう?俺たちに逆らうのか?おい、おめぇらボコボコにするぞ!」
「そっちのが簡単だしな。」
「やっちまおうぜ!」
と雑魚ABCが喚く。
【PVP申請が認証されました。】
PVP内容は、持ち物全部をかけた試合となります。装備品も含まれますのでご注意下さい。
試合形式は3対2です。
準備がよろしければ、【yes】を選んでください。辞める時は【no】を選んでください。
私は無言でyesを押す。
【試合を開始します。】
3
2
1
レディーGO!!!!
「ギャハハハ死ねぇー!」
「3対1で勝てるわけねぇだろ!」
「ボコボコにしてやらぁ!!」
「サモン:ウインディ!ウインディ1人を経験値に変えてあげて?
残り2人は私が殺る!!!!」
「なんだぁ!?こいつサモナーか!」
「ぐきゃぁ!」
「攻撃力高いぞ!!」
「・・・よくも、よくも私の弟を・・・傷つけてくれたね?」
冷たい笑顔を浮かべ、雑魚どもを見る。
「その首刈り取ってあげよう。」
短剣を逆手に持ち駆け抜ける。
「ひぃ?!ぎっ!」
「は、速っ!ぐあっ!」
雑魚の1人のはらを蹴り吹き飛ばす。もう1人の首を狙い短剣を振り抜く。HPが7割ほど削れる。
腹を蹴ったやつは5割ほど削れた。
ちらっとウインディの方を見て苦戦してるようなので魔法をかけてやる。
「対称ウインディ!ライトエンチャント!ウインドエンチャント!」
ウインディの常時治癒する効果付きの魔法と速さが上がる魔法をかけた。
ウインディのHPバーが回復し始めることを確認して2人のトドメにかかる。
残り3割の奴が回復しようとしていたので一気に切り掛かり退場させ。腹を蹴った奴は魔法でトドメ。
「ウインドカッター!」
レベルが上がったおかげで2個まで出せるようになったので風の刃が2個襲い退場させた。
すぐにウインディの加勢に行こうとしたが終わっていたようだ。
「お疲れ様、ウインディ!」
「ウォン!!」
【You Win!!!!】
そのような画面が現れて試合は終わった。
試合は見えない壁で仕切られた範囲で行われる。その壁がなくなって、周りを見渡すと、呆然とした黒龍とPVPを観戦していた人が何人かいた。
周りの人間は放っておき、黒龍のもとに行き、回復してやる。私がPVPをしかけた、雑魚たちは死に戻ったことだろう。
インナー姿で・・・。
装備品もここにあるのだからそうなる。初心者の装備は支給されるものの1つで耐久値が∞であるこれは高く売れるだろう。お金ゲットしたし、次にあったら逆に脅すのもいいかもしれない・・・。おっと、殺気が漏れたかな。とりあえず、今日は狩りをやめて始まりの国に戻るとしよう。アイテム整理もしたいしね。
「黒龍、一旦もどろうか。」
「あ、うん!」
このPVP戦のおかげで掲示板が盛り上がっていたのを私達はあとで知ることになる。
次回 掲示板回
「噂、広がるよー」
更新は続けて行います!