表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
64/106

第62話 ライバル出現?

さっぱりした気持ちでログイン!


「お姉ちゃん、今日はどうする?」


「んー。クエストを受けたから、それをやりに南に行きたいんだけど・・・黒龍はなんかしたいことある?」

南に行くと聞いて呆れ顔の黒龍。


「・・・お姉ちゃん、どんな依頼したの?」


「ん?魔法具っていうアイテム作成依頼。」


「魔法具?聞いたことないよ。どんなアイテムなの?」


「んー。アクセサリーとして装備できて、攻撃力が上昇する効果とか、速さが上昇する効果とか付けれる物で、他にも自分の持ってるスキルを付与できるアイテムって聞いたよ。」


「な、なにそれ!!攻略に100%役に立つじゃん!僕も受けたい!」


「あ、そうか。黒龍も受けないと報酬もらえないな。じゃあ、ツキヨのとこ行こうか。」


「うん!」


そういうことで、


〜家具屋・ツキヨ〜


「ツキヨ〜。黒龍分の依頼を本人が受けたいらしいから私は3つ分。黒龍は1つ分の依頼に変更してくれない?」


「うん!わかった!んっと。はい、どうぞ。」


確認できたようだ。


「ありがとう、ツキヨ。じゃ、これから行ってくるね!」


「うん!いってらっしゃーい。」


〜南門〜


「いやいやいや、嫌な予感したからまさかとは思ったけど。なんでここにいるかな?2人とも。」


「全方向の門クリアする気か!」


何やら余計な勘が働いたノアとラタが突っかかってきた。


「クエストだもの。行かないと。」


「・・・どんなやつ?」

とクエスト内容が気になるラタ。


「多分、キークエストだと思うよ。これクリアしたら、新しいアイテムが増えると思う!」

と元気よく答える黒龍。


「キークエストだと!?何々、何が開放されんの?!」


えぇー。言ったらツキヨのところ戻らないといけないじゃん、ツキヨに丸投げしよう。ごめん、ツキヨ。


「内容は言うのがめんどい。家具屋のツキヨに聞きなよ。詳しく話してくれるから。」


「いや、あの子に投げんなし。んー。まあ、受けるのは今度にするとして、ついて行っていい?」


えー?来るのー?


「そんな嫌そうな顔すんなよ!傷つくわ!」


「・・・ユウキ姉ちゃん、ノアさんと仲良いね?」


「?!何言ってんの?!」

突然の嫉妬にびっくりするユウキ。


「いや。素直な感想?」


「私は、黒龍一筋なのに。」

落ち込んだユウキ。


「・・・そっちもそっちでコント始めないでくれます?で、ついて行っていい?」


チッ。邪魔すんなし。これからイチャイチャして諦めてもらおうかと思ったのに。


「私はどうでもよくなった。黒龍はどうする?」


「じゃあ、ユウキ姉ちゃん。今日は人だけのパーティーで行ってみない?今日はもふもふは我慢で。」


ウインディ達と会えないの?うーん。

むう。まあ、黒龍の提案だし、これっきりならいいかな。


「しょうがない、今日は我慢する!」


「ということで、あと2人呼べるけど呼ぶ?」


「んー。じゃあ、ギンとかに聞いてみるわ。」


「あいよー。」


南門でたむろってると猛スピードで、ギンとメリーさんが来た。


「はぁはぁ、おま、たせ。」

「もー!そんな早く走んなくても、ユウキは待ってくれるって言ったでしょ!馬鹿!」


今日は初めて6人パーティを組んだ日だー。

もちろん全員人で。


「さて、行くかね。」


〜南フィールド〜


「黒龍、それで、何のキークエなんだ?」

「ってか、南、通用すんの?」

「ユウキがいるから、私は守ってもらおうかなー。」

「メリーさんは魔法使いだから前衛組が守るよ。」

「南門の先に行くクエストってなんだっけ?思い出せねえんだけど。」


・・・・・・。賑やかだな。

・・・。せめて、ラウが欲しい。

でも召喚できない。


・・・やっぱり、パーティ抜けて、ソロになろかな。いや、でも。黒龍怒りそうだし。

むぅー。


「ユウキ姉ちゃん、どうしたの?ちょっと不機嫌?」

黒龍が顔を覗き込んでくる。


「・・・なんでもない。」


「?」

黒龍がじーっと見てくる。


耐えきれなくなりそうだから、視線を泳がせて森を見る。すると最初の敵?が現れた。


「敵?」


「どこ?!」

みんなが警戒態勢になる。


「アレ。」

ユウキは敵?と思われる物を指差す。


そこには、スライムさん・・がいた。


「「「「「・・・・・・。」」」」」


みんなが固まった理由を話そう。スライムと言ったら、不透明でまん丸のポニョポニョしたやつを思い浮かべますよね?違ったんですよ。不透明でポニョポニョはしてそうなんですけどね?まん丸じゃなくて、人型で、木に寄りかかってて、腕組んで、つぶらな瞳で、ドヤ顔を決めているんですよ。


あ、プルプルしだした。

・・・あ、崩れた。近くの茂みで姿が見えなくなってしまったので、覗き込みに行く。


「・・・こんにちは?」


ポヨン!と元気よく跳ねた。

敵意はないようだ。元はちゃんとまん丸なんだね。少し安心した。


「・・・今の何?」

と黒龍が声を絞り出す。


「さあ?でもこの子かわいい。」


かわいいと言われて嬉しかったのかポヨンポヨン跳ねだした。


「・・・もしよかったら、契約する?」


スライムはつぶらな瞳をキラキラさせてポヨンポヨン跳ねる。

そして、

ピロン♪

スライムが契約可能になりました。

契約しますか?【Yes】or【No】


Yesっと。


ピロン♪

名前をつけてください。

[ ]


んー。名前かー。水色のスライムで、なんとなく男の子な気がするから・・・


「君の名前は、トーカ。でどう?さっき、人化しようとしてたから、トーカ。」


ポヨンポヨンポヨン!!!

大喜びしてくれてるみたいなのでこれで決定。

ステータスの確認しておこう。


ステータス


名前: [トーカ ]

種族:スライム(ユニーク)LV3


体力 30

魔力 60


攻撃 5

防御 1→10

魔攻 10

魔防 3

器用 30

速さ 5

運 50


《スキル》

<跳躍LV3><捕食LV3 ><吸収LV3>

<人化LV1> <土魔法 LV1><念話LV2>

<水魔法 LV1>


SP 9→0


なんか、ユニークに恵まれてないですか?まあ、人化を覚えている時点でユニークか。運も高いね。器用も高い。また、魔法を2種類覚えれたから、水と土魔法を覚えさせた。SP9は防御に振り込んだよ。溜まったら早さに注ぎ込もう。


ピロン♪

只今、戦闘パーティがいっぱいのためトーカを送還しますか?

【Yes】or【No】


あれ?これ、Noって選んだらどうなるんだろ。・・・やってみよう。

Noで。


ピロン♪

戦闘パーティがいっぱいのため、戦闘することはできませんがつれあるくことは可能です。戦闘に参加しないため、経験値も入りませんが、本当に送還しませんか?

【Yes】or【No】


こんな風になるの?!いいよいいよ。経験値入らないのはもったいないけど、これはYesで!!


「トーカ。よろしくね?あ、今回は戦闘できないから見学だけど。」


『よろしくね!ユウキサマ!』


「あ、そうか。念話覚えてたね。呼び名は自由でいいからね?呼びやすいので。」


『んー。それじゃあ、ユウねぇで!』


「なんか、もう1人弟ができたみたいにみたいになった。まあ、呼びやすいならいいけど。」


『うん!ユウ姉!ユウ姉!いっぱいお話ししよ!』


「いいよー。その前に挨拶しようか。」


『うん!する!トーカです!よろしくね!』

ポヨンポヨン跳ねながら元気よく話すトーカ。


「お、おう。よろしくな。」

「また、ユウキの契約獣が増えた。」

「うわーかわいい!触っていい?」

「・・・男の子。・・・ユウ姉。」

「よ、よかったな?黒龍。弟ができたぞ。」


なんか、黒龍の様子がおかしい。ギンがなんか、弟ができたね。ってフォローしてるのに。少し怖い顔してる?


「黒龍?どうかした?」

私の動きに合わせて、トーカも体をくねらせじっと黒龍を見る。


「・・・なんでもない。」

プイっと顔を背ける黒龍。


・・・?何かしただろうか?


「・・・じゃあ、気を取り直して、先に進もうか?」


「おう。そうだな!」

「他には何がいるかな?」

「なんか、ユウキなら全ての魔物と契約できそうだねー。」

「・・・。」

「・・・おう。」

ポヨンポヨン!!

『お散歩〜♪』



ユウキは罪な子や(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ