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姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
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第61話 アトラクション

レミリアを送った後、増築と魔法具の詳しい内容について話してなかったので、ツキヨのところに戻る。


〜再び、家具屋・ゲツヤ〜


「あれ?ユウキおかえり。どうしたの?」


「いや、増築と魔法具二ついて話してなかったから帰ってきた。」


「あぁーそうだったね。まず、増築は地下を増やすんだったね。地下何階まで増やす気?」


「限度とかあるの?」


「んー。あそこは地下5階までいけるかな。建物のある場所によって地盤がある深さが違うからね。」


「お値段はどれくらい?」


「えっとー、地下1階を作る事に50万ぐらいかな。どんな感じにするのか広さ分も込みだと+30万だから80万かな。悪いんだけど、こればかりは安くならないんだ。ごめんね?ユウキ。」


「いーのいーの。んー。一応地下2階分は欲しいんだよね。160万か。少し足りないな。」


「あ、ここでも素材の買取してるけど、どう?」


「本当?ならお願いしようかな。素材いっぱいあるんだよね。」


アイテムボックスから使わない素材をいくつか出す。


「うわぁ。すごいね。んー。これは東のやつ、これは西、ボスの素材も売っていいの?」


「うん。欲しくなったらまた狩りに行くから。」


「あはは、ユウキだったら楽勝だもんね。えっとー計算するから待ってね。・・・・・・・・・・えっとー。合計で18万5500Gだよ。」


「儲かった!じゃあ、160万払うね。それで、構造的には1階ごとに10この部屋が欲しいんだけどできる?広さは人1人暮らせればいいの。」


「うん。大丈夫。」


「じゃあ、次は魔法具の件なんだけど素材で何か必要なものがあったら教えて。」


「えっとー、どんな感じのにするの?いろいろ種類があるんだ。まず、魔法具は宝石にエンチャント効果がついたアクセサリーやエンチャント効果がついた装備のことを言うんだ。アクセサリーならうちで作れるよ。装備は専門外だけど。アクセサリーにも種類があって、腕輪、チョーカー、ネックレス、指輪、バッジの5種類あるんだ。」


おおー。魔法具の装備もあるのか。強そうだね。


「えっとー、そのエンチャントってどんなものが付けれるの?」


「エンチャントは守りの強化、攻撃の増強、器用値の強化、速さの強化、探索効果、追尾効果、他にもたくさんあるよ。他にも、ユウキが持っているスキルの付与もできるよ。」


スキルの付与?


「スキルの付与って例えばどんなものになるの?」


「それは、例えば二刀流のスキルを最初に付与すれば普通は一個のエンチャント効果も二個付けれたりする。スキルも二個付けできるよ。その場合、スキルは3個のアクセサリーか、スキル1個とエンチャント効果2個のアクセサリーが作れるよ。」


「へー。なかなかいいね。私の家族のスキルも付けれるの?例えばクルードとかの。」


「うん。大丈夫。」


「そっか!じゃあ、腕輪を2つでまず二刀流をつけたやつを頼みたいな。1つの効果は・・・と・・・で。もう1つ・・・と・・・で!」


「うん。大丈夫!それで素材なんだけど、まず宝石がいるんだ。南にある鉱山で取れるんだけど、魔物が強いんだよね。ユウキでも大丈夫か心配なんだけど、お願いできる?」


ピロン♪

〔クエスト:魔法具の材料を集めろ!〕

内容:家具屋のツキヨからの依頼。魔法具作成に必要な素材を集めて納品しろ!

納品素材

・宝石 (0/2) ・魔核(0/2)

・銀鉱石(0/10)・金鉱石(0/10)


成功報酬

注文された魔法具


受理しますか?【Yes】or【No】


もちろんYesで!


「ちなみに今提示した条件は、2個分の魔法具に必要な素材なんだけど、数は増やす?」


「あ、そうか。私と黒龍の分もお願いしたいから全部で4個にしてもらえる?私と黒龍のも腕輪でお願い。エンチャントとかスキル付与は相談してからにしてもいい?」


ピロン♪

クエスト内容が少し変更されました。

納品素材

・宝石 (0/4) ・魔核(0/4)

・銀鉱石(0/20)・金鉱石(0/20)


受理しますか?【Yes】or【No】

Yesっと。


「うん、素材を持ってきた時に言ってくれれば大丈夫!」


「それと、宝石はなんでもいいの?」


「うん。特に決まってないから、プレゼントする人が気に入るようなものを取ってくるといいよ!」


「望むものが手に入ればいいけど・・・じゃあ、素材が集まったらまたくるね。」


「うん!あ、増築は1週間で完成するからお楽しみに!」


「はーい。」


そう言ってツキヨとは別れた。



只今、ログアウトする前に残しておいた仕事をするためにある場所に向かっております。

それは!


〜北門〜


「あ、いたいた。ケイさん!こんにちは!」


「・・・ぇ。あ、こんにちは。どうかしましたか?ユウキさん。」


少し驚いてましたな。なんで来たかはわからないようで。


「前座なんて面倒くさいから省くけど、ケイさんをリーダーとした私のファンクラブあるでしょ?あれを取り潰しに来ました♪」


「・・・・・・。」


あれー?無言?


「ユウキさん、申し訳ないんですが心当たりがありません。」

少し悩んだ後意味がわからないと言ってきた。

ほう?


「私の友達を傷つけたことも心当たりないと?」


「・・・ぇ?」


「心当たりないというなら思い出させようか?オハナシして。」

少し怒りながらいう。


「私は、この国の人結構好きだよ?守ってくれるし笑顔でいてくれるし、でもさ。私は異界人この世界には楽しむために来てるんだ。絡まれることは私が異常なことをやってるからありえないことではないし、絡まれることも案外楽しいなとか思ってることもある。だから、いちいち私に絡んできた人にアイテム売るなとか言って欲しくないんだよね。もし、そんなことしている人がこの国にいるなら私は拠点の位置を考え直さなきゃならないんだけど。その辺のこと考えた?」


「あの、その。」


「・・・心当たりのあること思い出したようだね?」


「・・・申し訳ありませんでした。」


「私じゃなくて、謝る人達がいるでしょう?ファンクラブ作るの構わないけど、そういった工作とかは私が今後楽しめなくなっちゃうから、やめようね?」


「はい。」


「よし、じゃあ、ファンクラブに入ってる騎士団呼び出して?」


「え?!な、なんででしょう?」

汗をかきながら嫌な予感を察するケイさん。


「呼び出せ。」


「は、はいぃぃぃ!!」


数分後・・・


北門の広場にファンクラブには入っている騎士団が正座させられているという異様な光景は、北門に店を構えている人とかプレイヤー達が可哀想な目で見守っていた。


「これで全員?」


「・・・はい。」


「じゃっ、早速!〔道具作成〕!」


今回はバンジージャンプ台を作りました。高さはお城の外壁ぐらいでいいかな?およそ30メートルの台です。台だけです。後は下に見えないクッションを置くだけです。風魔法という名の。カマイタチを落ちる寸前に発動させて、落ちるのを止める役割をします。


つまり、紐なしバンジージャンプです!突き落とされます。何もないように見える地面に向かって、絶対やりたくない罰ゲームですね、これは。いや、拷問ですかね?罰ゲームと拷問の違いがよくわからなくなってきたね。まあ、恐怖を感じてくれればいいんだからいいか。いつものように全員が飛び降りるまで壊れません。破壊不可能アイテムです!


騎士達はみてます。見上げてます。何をするものなのかわかってないため恐怖にしか見えないでしょう!ただの台なんですけどね?


「さて、始めましょうか。紐なしバンジージャンプ♪」


こういって初めて、この様子を見ていたプレイヤーはわかったようです。

「うわぁ。」

「やりたくねー。」

「え、どうやって止めんの?」

「地面すれすれで風魔法とかじゃね?」

「えげつねぇ。」

「ちょっとやってみたいかも。」


1人、絶叫系が好きな人がいるね。後で専用の台を作ってあげよう。だんだん高さが上がる設定でもつけるかな?


「あ、あの。どういう。」


そうだった。この世界にはバンジージャンプなかったね。


「私たちの世界のアトラクションですよ。一番上から飛び降りてきてください♪風魔法でギリギリで受け止めるんで♪」


その説明にひくついた顔になる者。青白い顔になる者。青白さを通り越して黄色い顔になる者。


「ユウキさん。弁解の余地は・・・」


「ないです♪」

優しい方じゃないでしょうか?これ。本当はもっとありますよね?高さ。それに紐ありの場合、地面ギリギリのところで止まったと思ったらまた空中に投げ出されるんですよねー。あれ?もう終わりじゃないの?的な。一回で済むんだからいいじゃないですか。ねえ?


「それじゃ、行きましょうか♪サモン:クルード!ルナ!」


ガシッ!と1人がクルードに捕まる。


梯子は作るのがめんどかったので、ないです。その代わりクルードに肩を捕まえられ、空中散歩の後に台へと降ろされて、ルナに突き落とされます。


それを繰り返しました。最後の1人が終わるまで、


結果。

死屍累々。

注意、彼らは騎士団です。


よし、さっぱりした!ログアウトしよう!


「ここで寝たら風邪ひくからちゃんと家に帰るんだよ?私も帰るね。じゃっ!」


これで、静かになるでしょう。じゃあ、おやすみなさーい。




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