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姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
50/106

第48話 南無南無

〜BOSSフィールド〜


「グガァァァ!!」

入った瞬間、ヴァイオレントベアが叫ぶ。

鑑定結果はこちら!


【ヴァイオレントベア:LV21】

★フィールドBOSS


HP:900 MP100

弱点:斬撃、魔法 属性:なし

説明:大型の熊の魔物。ハンターベアの上位に当たる存在。大きな体で素早く、パワーもあるため、近づくことが難しい。


黒龍と、ユウキは武器を構え、立ち向かう。


ヴァイオレントベアが2メートルもある図体で突っ込んでくる。

ユウキはウインドカッターで牽制。

黒龍は熊の突進を横によけ熊を側面から斬り上げる!


「ガァ!」

黒龍の攻撃に顔を歪めた熊は黒龍に目をつける。

そこに、ユウキが反対側から連華を発動!

「グルァァァー!」

悲鳴をあげる熊。

ユウキのいる方向に手を振り抜く。

ユウキはそれを避けるが、余波を受ける。

「ぐっ!」

さすが、パワーあるみたいだね!


体勢を崩したユウキに襲いかかろうとする熊。

「させるか!」

黒龍の剣が黒い光を纏い、熊を斬りつける!


熊の腹に大きな切り傷をつけた!

「グガァァァァ!」

クリティカルヒットにより倒れる熊。

「お姉ちゃん、いまだよ!」


「うん!タービュランス!!」

天空魔法LV1で覚えているアーツ!発動!

黒龍はユウキの近くまで下り、大きな竜巻に体を切り刻まれる熊。


「グガァァァァァァア!」

強い風の中なので、あの巨体すらも持ち上がり、空中に放り出される!


発動が解かれ、風がなくなったため、地面に落下を余儀なくされる熊。


ドン!!!


落下したダメージにより、粒子と変わる熊。


「「oh・・・・・・。」」


ピロン♪

東の街道のBOSSが討伐されました!

が、ビースト街道が解放されます。獣人の国への道が解放されましたので、武器や防具、アイテムなどの輸入が再開されました。はじまりの国の店舗のグレードがアップされました。BOSS討伐をすることで獣人の国へいけるようになりました。クエストが増加します。


ピロン♪

ユウキのスキル天空魔法のレベルが2になりました。


ピロン♪

ユウキのスキル短剣士のレベルが7になりました。


ピロン♪

ユウキのスキル自己回復のレベルが2になりました。


ピロン♪

[フィールドBOSS討伐]

パーティ討伐時の報酬

ヴァイオレントベアの魔石×1

大熊の双爪

20万G


「・・・終わっちゃったね。」

と黒龍。


「・・・うん。最後、落下死だったね。」

とユウキ。


「上げて落とす作戦?」


「今のところ、他の誰もできそうにないけどね。風魔法をMaxにしないと使えないし。」


「お姉ちゃんは、スキルのレベル上がるの早いよね。なんでだろう。」


「なんでだろう。・・・まあ、一度フィールド出るか。」


「そうだね。僕もいろいろスキルのレベル上がったからSP振り分けるね。お姉ちゃんはもう一戦?」


「うん。クルードとルナのレベル上げのために。熊には犠牲になってもらう。」


「・・・頑張れ。・・・熊。」


「応援するの魔物じゃなくて私たち!もう!」

そういうユウキに、黒龍は。


「だって、クルードから見たら、ただの熊だよ。大きさ的に。」


「・・・まあ、そうだけど。」

すぐに納得するユウキ。


そして、出て入るユウキ。

黒龍は外から観戦。


「第2回BOSS討伐のお時間となりました!サモン:ルナ!クルード!」


「キュルァァァー!!!」

「ピャァー!!」


立ち向かう2人。BOSSフィールドで観戦するその2人の主人。


「なんか、私がサボってるみたいだ。ま、私は手を出さないから2人とも頑張って!」


「グルァァァー!」

熊が吠える。


「ピャァー!」

ルナがアイシクルレインを発動!

氷の塊が熊を襲う。

熊は自慢のスピードで避けるが一度足にあたり、足が地面と共に凍りつく!

固定された熊に向かって、クルードが爪や翼を使って攻撃!

ガンガン削れる熊のHP。

なんとか、固定された場所から抜け出した熊がルナに突進。

ルナ避けられず正面から食らう。


「ピュー・・・」


地面に落ちたルナにとどめを刺しに行く熊。

それを阻むように、ルナの周りに壁が作り出される!

クルードによるストーンシールド。

強度もかなりあるようで熊が激突しても壊れない。

そのクルードを睨みつけようと見上げる熊。

クルードの顔を見た瞬間怯える熊。


「ん?」

ユウキもクルードの顔を見ると、


「グルウゥゥ!」

すっごく怒ったクルードさんがいました♪

さて、実況を続け・・・

ピロン♪

クルードがスキル威圧を取得しました。


おおう。お気の毒に、熊さん。まあ、クルードの気持ちはわかる。凄く凄くボコボコにしたいもん。よくもルナを!って。

じゃ、今度こそ戻りますか、実況に。


その後はずっとクルードのターン!

クルードが熊に向かってトルネード!

熊は怯えて動けず正面から食らう。

体を切り裂かれる熊。

今度は熊の周りにストーンシールドを作り出すクルード。

熊はその壁から出ようとするが閉じ込められる。

熊の真上の位置から、エクスプロージョンを放つクルード。

上しか逃げ道のない空間、その上からの攻撃!逃げ場がない熊。

熊の目の前まで迫り大爆発!!


そして、

熊は粒子となり倒れる。


ピロン♪

ヴァイオレントベアのソロ討伐を確認しました。

ソロ討伐報酬:ヴァイオレントベアの魔石×1

大熊の革鎧


ピロン♪

ユウキのメインジョブ、アークサモナーのレベルが4になりました。


ピロン♪

ユウキのスキル魔導師のレベルが3になりました。


ピロン♪

ルナの種族レベルが8になりました。


ピロン♪

ルナのスキル氷魔法のレベルがMaxになりました。進化して、結晶魔法LV1になりました。


ピロン♪

クルードの種族レベルが20になりました。


ピロン♪

クルードがスキル縮小化・拡大化を取得しました。


ピロン♪

クルードのスキル鋼の爪のレベルが3になりました。


ピロン♪

クルードのスキル鋼の翼のレベルが3になりました。


ピロン♪

クルードのスキル守護のレベルが7になりました。


ピロン♪

クルードのスキル堅固のレベルが7になりました。


ピロン♪

クルードスキル風魔法のレベルがMaxになりました。進化して、天空魔法LV1になりました。


ピロン♪

クルードのスキル土魔法のレベルが9になりました。


ピロン♪

クルードのスキルMP回復のレベルがMaxになりました。進化して自己回復LV1になりました。


ピロン♪

クルードのスキル威圧のレベルが3になりました。


報酬はイマイチですな。革鎧は後で確認するか。また大きくなったね。クルード・・・。

そんなことより、


「ルナ!大丈夫?!今回復してあげるから!キュア!」


ルナに駆け寄り、回復を施すユウキ。

その様子を心配そうに見つめるクルード。


「キュルァ?」

「ピャァー!」


なんとなく、雰囲気で

「大丈夫?」

「大丈夫!」

と言ってそうだ。


クルードはルナに惚れているのかそれとも兄貴的な気分なのかはわからないが、ルナが傷ついたら暴れるということはわかった。まったく、誰に似たのか・・・。


さて、また、BOSSフィールドをでて私だけ入る。

別の熊だけど、よくもルナを痛めつけたな!一撃死ということを味わってもらおうか。フッフッフッ!


「第3回BOSS討伐のお時間・・・ではなく!BOSSを一撃死させるお時間がやってまいりました!」


「あー。熊。成仏するんだぞ。」

と南無南無と手をあわせる黒龍。


「グルァァァー!!!」

熊は雄叫びをあげる。


「うるさい!」

正面から魔力纏で右手と剣を纏わせて一撃!!!


ドガン!!!!!

全力じゃないよ?半分くらいの魔力纏わせただけだからね?

でも、強かったみたいで、今、熊さん真っ二つになってるのです!上半身吹き飛んで下半身だけが立っている状態です。

まあ、遅れて、下半身も消えましたけど。


ピロン♪

ユウキのスキル魔力纏のレベルが6になりました。


「南無ーー。」

黒龍がふざけて、言ってきた。


「むう。」

頬を膨らませ拗ねるユウキ。


「お姉ちゃん、子供じゃないんだから。拗ねないの!ほら!一撃死させたことを見た2人が羨望の眼差しで見てるよ。」


「ん?」

ユウキが振り向くと、クルードとルナがキラキラさせた目で見ていた。


「キュルァァァー!!」

「ピャァーー!!」


2人が

「さすが、主!!」

「すごい〜!!」


と言っている気がする!えへへ〜。


「ユウキ姉ちゃん。自分のいいように変換しないように。」

と注意する黒龍。


「言葉わかんないんだから、いいんだもん。それに、似たようなこと言ってるに決まってるもん!」


「ラウを呼べばいいじゃない。」


「ラウは通訳さんじゃないもん。いいように使うなんてできないもん!」


「・・・まあ、そうか。」


まあ、本当に気になったら聞くけどね。


「さて、黒龍もソロ戦やる?」


「いや、僕はいいや。ルナもお母さんたちに立派になったところ見せたいよね!」


「ピャァー♪」


「それもそうだね。拠点に帰るか。あ、クルード、 縮小化してみてよ!そしたら国に入る時騒がれないだろうし。」


「キュルァ!・・・!」

肩に乗れるくらいのサイズになるクルード。


「おぉー元に戻った!」


「ふむ。クルード。大きさは調節できるの?」


「キュルルル」

縦に首を振るクルード。


「じゃあ、ルナと同じくらいになってみて!」


「!キュルァ♪・・・!」


ん?少し大きい?

「少し大きいけど、まあ、ご機嫌みたいだしいいか。さて、帰ろうかみんな。」


肩にギリギリ乗れる大きさだけど両肩には無理なので、私の左肩にクルードが。黒龍の右肩にルナが乗り仲良く並んで帰りましたとさっ!


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