第47話 休憩の後に
〜東フィールド・セーフティエリア〜
「ここでアイテムの確認とご飯にしようか。」
「あー。クルードがなにやったかそれでわかりそうじゃない?」
「確かに。・・・アイテムボックスを見るのが怖くなる日が来るとは。」
メニューを開きアイテムの表示を凝視するユウキ。
「あはは。」
苦笑いの黒龍。
で。結果はこちらです。
ホーンラビットの角 ×120
品質C レア度1
ホーンラビットの肉 ×80
品質C レア度1
ブラックウルフの毛皮 ×60
品質C レア度1
ブラックウルフの牙 ×60
品質C レア度1
ホワイトウルフの毛皮 ×65
品質C レア度1
ホワイトウルフの牙 ×65
品質C レア度1
ハニークイーンの蜜瓶×10
品質B レア度4
ハニーナイトの剣 ×40
品質C レア度2
ハニーナイトの鎧 ×150
品質C レア度2
ハニーナイトの槍 ×60
品質C レア度2
ハニーナイトの弓 ×50
品質C レア度2
ハンターベアの大爪 ×10
品質B レア度3
ハンターベアの毛皮 ×20
品質B レア度3
ハンターベアの掌 ×6
品質B レア度5
ハンターベアの肉 ×30
品質B レア度4
うん。なんだこれ。見たことないアイテムのが多くあるんですが。会ったこともない奴もいる。ってか、ハニーナイトの軍勢でも討伐してきたの?!鎧の数がおかしいんですが?!ハニークイーンも10体も殺ってきたんですか。いや、ハニークイーンのドロップはレアだからそれ以上?
「はあ。」
「どうだった?お姉ちゃん。」
「私の会ったことないやつまで倒してきてる。・・・ずるい!」
「ちなみに何倒してるの?」
「ハンターベアとハニークイーンとハニーナイト。」
「・・・あはは。ハンターベアって結構凶暴で、速いのにどうやって倒したんだろ。」
「まあ、もう、私の家族だし。仕方ないということにする!」
「お姉ちゃんがそれを言う?」
「え?」
「はあ。まあ、いいや。じゃあ、ご飯にしようか。クルードもお腹減ってるだろうし。狩ってきたやつでご飯作ってよ!」
「まあ、そうだね。お腹すいたし。じゃあ、これ使おう。熊の肉ってうまいんだろうか。まあ、無難にステーキにしよう。ソースが無いな。んー。ここは我慢して塩胡椒のみにするか。黒龍、塩胡椒のみの味付けになるけどいい?」
「いいよー。」
「じゃあ、オリジナル/ベイク/ステーキ!/調理!」
【はちみつ漬けのベアステーキ★】
品質B 出来上がり度8
効果:空腹ゲージ60%
HP20%回復
説明:はちみつを使ったことにより、柔らかくなったハンターベアのステーキ。
柔らかくジューシーな味わい。塩胡椒でシンプルな味付けである。
「お姉ちゃん。なんで塩胡椒のみの味付けなのに出来上がり度8になったの。」
本気で不思議そうに聞いてくる。
「はちみつ使ったからかな?レア食材だし。」
私もわからないので憶測だけど。
「僕、お姉ちゃんと結婚したいや。それならずっと一緒に居られるし。ご飯美味しいし。」
純粋に思ったことを伝えた黒龍。
「・・・。」
それを聞いて俯くユウキ。
「ん?お姉ちゃん?」
覗き込む黒龍。
「な、なんでもないっ!」
赤面したユウキが顔を上げる。
「・・・あれ。僕今。・・・ぁ。」
ユウキに向かって何を言ったのか思い出す黒龍。
把握した瞬間。赤面。
赤面した2人組の出来上がりである。
そこに、
「キュルア?」
「ピャー?」
ユウキにおかわりを伝えるルナとクルード。
「・・・ん。あ。ご飯のお代わりね!うん、これをお食べ!」
2人に渡したあと、気まずそうに黒龍が話しかける。
「・・・えっと、美味しいよ。ありがとうお姉ちゃん。」
「・・・ううん。いつものことですから!・・・さて、空腹ゲージも回復したし、街道に行きますか!」
「・・・うん!」
気を取り直して、東の街道に向かう2人。
〜東の街道〜
「ピャー!!!」
ルナがアイシクルレインを放つ。中ぐらいの氷の塊が空から降り、魔物に当たる。当たった瞬間に消え去る魔物やこおりつく魔物。
「すごいね!ルナ!さすが、私の子!」
「これが俗に言う。魔物がゴミのようだ?」
「それ、魔物じゃなくない?」
「人にやったら氷像ができるね。」
「氷像・・・。それいいアイデアだよ!私も氷魔法鍛えないと!」
「え?なんのアイデア??」
「ん?拷問の。」
「あー。ごめん。これから痛めつけられる人たちこれから、発言には気をつけるよ。」
名も知らない人に謝る黒龍。
残念ながら、もう遅い。
「何やってるの?」
遠くを見つめ謝ってる黒龍にユウキが聞く。
「んー。なんでも無い。もう遅いだろうし。それで、この先・・・行く?」
「先かー。ここもボスいるんだっけ?」
「うん。ハンターベアの上位バージョン。名前は、ヴァイオレントベア。直訳すると暴れ熊だね。パワーと速さがある魔物だよ。」
「ふむ。行ってみようか。でも、クルードとルナは一回戦休みで、観戦のみね。最初は、私と黒龍でやる!ボスがリスポーンしたら、今度はクルードとルナだからね!」
「キュルァァー!」
「ピャー!」
やる気満々な2人。
「え。2人でやるの?!」
「うん。三回戦う!経験値がっぽり大作戦!」
「三回?」
「三回目は私1人だよ。やってみたいだけだから負けるかもしれないけど。」
「負けるのは熊さんでしょ?!熊さん逃げて!」
「逃げちゃダメだよ。ボスなんだから。立ち向かってこないと!」
ユウキは殺る気満々だ。
目を瞑り、これから殺られるであろう熊に黙祷する黒龍。
「ほらっ!行こっ!黒龍!」
「はーい。」
〜BOSSフィールド付近〜
「今までがおかしかったけどBOSSフィールドなんであったんだね。のそのそとそこらへんいるのかと思ったけど。」
「あるんだよ。普通は!この空間から普通は出てこれないの!たまに軽いイベントでこの前の西のやつみたいに、魔物の様子がおかしいとか言ってBOSSがうろつくなんていうこともあるらしいけど。普段はこれだからね?!」
「じゃあ、ここに入る前にSPの振り分けしとこう!さっき、街道で魔法使いまくったからレベル上がってるんだよね!」
ステータス
名前:〈ユウキ〉
種族:天龍
メインジョブ:アークサモナーLV1→3
サブジョブ:暗殺者 LV5→6
HP 95
MP 80 →90
攻 35 (+55)
防 25→27 (+40)
魔攻 20→30(+35)
魔防 20 (+70)
速さ 42→45(+85)
器用 13→20
運 16
《スキル》
< 風魔法 LV7→Max>⇒< 天空魔法LV1 >
< 光魔法 LV5→7 >
< MP回復 LV8→Max>⇒< 自己回復LV1 >
< 短剣士LV6 > < 採取 LV7 > < 蹴りLV6 >
< 殴りLV4 > < 調理師LV4→5 >
< 調薬 LV4 > < 鑑定士LV2 >
<魔力付与LV3 > <魔導師LV1→2 >
< 錬金LV2 > < 隠密LV8 >
< 隠蔽LV6→7 > < 威圧LV3→4> < 拷問LV3 >
< 魔力纏LV4→5 > < 水泳LV1 >
< 暗殺LV5→6>
< 火魔法LV1→4> < 水魔法LV1→3 >
< 土魔法LV1→3 > < 雷魔法LV1→3 >
< 氷魔法LV1→5> < 闇魔法LV1→3>
< 調教LV2 > <毒耐性LV1>
<魔力感知LV1→2 >
所持SP 33→0
風の上位魔法がようやくわかったね。それに、MP回復が、自己回復に進化したことが驚きなんだけど。ちなみに、MP回復のレベルMaxの効果は10秒に3回復するよ♪最強じゃ無いだろうか。自己回復はHPが回復するらしいが、進化させてよかったのだろうか。
ステータスの方は魔法攻撃と器用値を上げてコントロールしやすくした!魔力も増やしたし、一応速さもあげた。対応できるようになっているはずだ!黒龍は攻撃と守りにバランスよく対応振り分けているのか、攻撃食らってもダメージはそんなに入ってない。反撃のダメージはかなりあるし。いい感じに騎士感が漂ってる。黒騎士って呼ばれるのもわかる気がする。次はルナのステータスもあげておこう。
名前: [ルナ]
種族:アイスバード LV1→5
HP 40
MP 30
攻撃 18→20
防御 18
魔攻 18→20
魔防 12
器用 23
速さ 20→25
運 10
《スキル》
<鋼の嘴 LV1→2> <鋼の翼LV1→2>
<鋼の爪 LV1→3> <氷魔法LV7→9>
SP 9→0
速さも、上げていったほうがいいね。当たらないように動くことを経験しておけば、長く戦えるからね。
さあ!BOSSに挑むか!




