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姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
46/106

第44話 帰城

投稿遅れました!すみませんm(_ _)m

それでは早速!

「サモン:ウインディ、ヒカル、ラウ、クルード、アテナ!」


「「オォーン」」

「キュルァ〜」

『ユウキ様!』

『マスター!』


ラウとクルードは一定の位置に、ウインディとヒカルはおすわり状態。アテナは待機状態。みんないい子だなぁ。


「さて、レミリアとノエリアはどっちに乗りたい?」


「私ウインディに乗りたい!ヒカルとは昨日ちょっとだけだけど、遊んだから。」

とレミリア。


「じゃあ、2人でウインディに乗ってもらいたいんだけど、いい?ノエリア。」


「いいわよ。」

とノエリア。


「よし、こっちは大丈夫だね。ウインディ?2人が背中に乗るから疾風は今日はなしね?思いっきり走ってもいいけどウインドシールドを張りながら走ること!いい?」


「ウォン!」

とウインディにが返事をする。


「ヒカルも電光石火は駄目だよ?ウインディの横を追走すること。ウインドシールドは私が張るから走ることに集中していいよ。」


「ガウ!」

とヒカルも元気にいい返事。


「他の子達は護衛ね。昨日よりはスピードダウンするから、盗賊とか魔物とか襲ってきたら対応してね。」


『『はい!!』』

アテナとラウは返事を、

「キュル?」

そして、クルードはよくわからない感じで首を傾げた。


「クルードは、まだ戦闘慣れしてないからはじまりの国に帰ったら特訓しようね!もし、帰りに魔物とかに出くわしたら、私の指示によく従うこと。わかった?魔法とかは全部レベル1だからまず、風魔法のウインドカッターと土魔法のロックシュートは使えるはずだからそれで対応しようか。私も魔法育てないといけないから、いろいろ使っていこうかな。」


「キュルァ!!!」

羽を羽ばたかせて喜ぶクルード。一緒に魔法を使って戦うことができることが嬉しいのだろうか。やる気満々だ。


「ねえ?ユウキはいくつの属性の魔法を持ってるの?」

とノエリアが聞いてきた。


「えっとー、最初は風と光だけだったんだけど、スキル屋で持ってない基本魔法全部買ったから8属性持ってるよ。」


「・・・そう。もし、全部極めたら上位の魔法がどんなものがあるか教えてくれない?魔法は奥が深くて、魔法スキルも進化するってのは知ってるわよね?基本から先へ極めることはこちらの人間はそう簡単にできないの。だからお願いできる?」

とノエリアにお願いされたら、


ピロン♪

〔クエスト:魔法を極めろ!〕

内容:はじまりの国の王妃様からの依頼。魔法の研究を捗らせたいので基本魔法8属性の進化後の魔法スキルを確かめろ。


現在の状況

火魔法→→炎魔法

水魔法→→???

風魔法→→???

土魔法→→???

雷魔法→→???

氷魔法→→???

闇魔法→→影魔法or???

光魔法→→聖光魔法or幻覚魔法


報酬:2000万G

エクストラボーナス:???


受理しますか?【Yes】or【No】


らしい。うん。もうさ、???って私の中で当たり前になってきましたよ。しかもすごい大金なんですが。こんなにもらっていいのだろうか。はあ。悩みが増えた。あ、増築とかしようかな。やっぱり客間とかクラメンの部屋欲しいんだよね。あと、倉庫的なもの。


あ、聖光魔法より。幻覚魔法がいいな。アテナが覚えてるからわかったやつなのかな?そういえば、ラウとアテナは、なんで基本魔法Maxじゃないのに持ってるんだろう。帰ったらギンに聞くか。

このクエストはYesで。


「もちろん受けるよ。」


「ありがとう!」

と笑顔になったノエリア。


「さて、そろそろレミリアがうずうずそわそわしてるから帰りますかね。ウインディ、伏せて乗りやすいようにしてあげて。」


「オン!」

シュタッ!と伏せるウインディ。

それを真似してか、ヒカルも

「オン!!」

と伏せた。


なんという可愛さでしょう。悶えるのをなんとか堪える。


「ありがとー♪ウインディ!・・・えっと。どこ捕まればいい?」

手をどこに置けばいいか迷っているレミリアに、


「首元にぎゅーってしておいたら大丈夫。あまり締めないように優しくしてあげてね。」


「うん!」


「私はどうすればいいかしら。」

と乗る前に聞いてきたノエリア。


「レミリアの腰あたりを持ってたりしたら?服とか。風の影響ないから、吹き飛ばされたりしないよ?速度は遅めに行くし、景色楽しみながら行こうよ。」


「本当に?」

心配そうに聞いてくる。


「大丈夫!絶対!」


「・・・分かったわ。」

諦めたかのように了承した。


急に怖くなったのかな。まあ、そりゃそうか。少し配慮がたらなかったか。反省。


・・・私だって反省くらいしますからね?!


まあ、置いときましょう。そのことは。


「さて・・・ヒカルもありがとう。」

ヒカルが僕も褒めて褒めて!ってな感じでキラキラした目で見つめてくるのでお礼を言う。


「オン!!!」

尻尾ブンブン振って、喜ぶヒカル。


「じゃあ、行こうかね。まずはウインディ、ウインドシールド!」

そんで、私もウインドシールドを張る。

「それじゃ、レッツゴー!!」


ちゃんと、ゆっくり走り出す2人。


「うわぁ、すごいすごい!」

「風圧がない。本当だった・・・。」

盛り上がるレミリアと驚くノエリア。


「ノエリアー!大丈夫ー?」


「ええ!大丈夫よ!凄いわね!もっとスピード出してもいいわよ!ウインディ!」


「ウォン!!」

ノエリアの声に応え、スピードを出し始めるウインディ。


「あ!もう!ヒカル!負けるなー。」

ヒカルにもスピードを出すことを指示する。

「ガウ!!」

それに応え、ウインディを追いかけるヒカル。


「はやーい!木がすごい勢いで後ろに流れていくよ!」

景色を見てはしゃぐレミリア。


「ねえ!まだスピードってあげれるのー?」

ノエリアが、なんか変なテンションになり、大声で聞いてくる。


「うん!あがるけど、あげても大丈夫?」

私も大声で聞く。


「あげてもらってもいい?ユウキがどのスピードできたか気になるの!」


なんだろう。テンションがおかしい。あれかな。こんなスピード初めてだから、テンション上がっただけならいいんだけど。まあ、あげてやろうか。


「ウインディ、ヒカル!疾風と電光石火使っていいよ!思いっきり走って、はじまりの国の西門までゴー!!!」


「「オォーン!!!!」」

喜びの雄叫びをあげ、スキルを発動させる。


ピロン♪

ウインディが、スキル二刀流LV1を取得しました。


おお!そういえば今、2つ使ってるもんね!よし!いいぞ!


「凄いわ!!ウインディ!あなた最高ね!・・・いや、ユウキが凄いのね!この2人をこんなに強く育てちゃうなんて!」

と上機嫌で言うノエリア

「あははは〜ありがとうー。まだまだ強くなるんだからねー!」


「ユウキ、私と友達になってくれる?ずっと仲のいい!」


「あ!お母さんずるい!私もなるの!」


「ふふ。王妃様と王女様と友達になったって自慢できそうだね!もちろんなってよ!友達に!もし、困ったことがあったら呼んで!・・・あ。リオン王子にレミリアが持ってる魔法具、他にないか聞けばよかった!」


「それなら問題ないわ!ツキヨを知ってる?あの子が作れるはずよ!」


「ツキヨが作れるの?!なんでも作れるね、あの子は。じゃあ作ってもらおうかな。そんで、2人にプレゼントするね!材料とかは私が取ってくればいいし楽しみにしててよー!」


「それはいいことを聞いたわ!楽しみに王城で待ってるわね!あ、そういえば頼み事ってなんなの?」


「あ、それはね。2人がいない間にね・・かくかくしかじかってことがあってね。その時の写真をみんなに消してもらったんだけど、王様だけが消してくれてないみたいなんだ。ノエリアからお願いして消して欲しいんだよ。私の許可なしに国じゅうに広めた奴は罰したんだけど。王様を私ごときが罰することはできないから、ノエリアに頼もうと思って!」


その言葉を聞いた、ノエリアは


「あの人が、ユウキの写真を持ってる?私というものがありながら若い女の子の写真を?ヘェ〜。あの人はいい度胸をしてるわね?・・・安心しなさい、帰ったらすぐに消させるわ!隠して保存とかしてそうね。全部消してあげるわ!」

般若の顔を背後に立たせて、笑顔でいうノエリア。

・・・少し怖いです。


まあ、これで片付くでしょう。そんなこと話しているうちに・・・


「!ノエリア、レミリア!西の門見えたよ!」


「凄いわね!もう着いたの!一瞬じゃない!」


「お尻痛くないし、すごく楽しかった!また乗せて欲しいな!今度はヒカルに乗りたい!」


「満足いただけたようで何よりだよ!途中、スピード上げたから魔物に会わなかったね。ラッキーだったよ!」


「ユウキ!あそこ、門の前に誰かいるわよ?」


「え?」


「お姉ーちゃーん、お帰りー!」

手を大きく振る黒龍がいた。


「黒龍!」


ウインディとヒカルも黒龍に気づき、スピードを緩め、ゆっくりとまる。


ユウキはヒカルの背から降りて、黒龍のもとに向かう。


「ただいま!黒龍!」

そう言って抱きつくユウキ。


「うわぁ。びっくりした。あ、ゴミは捨ててきた?」


「うん。地獄の門番に預けてきた!つきまとわないって約束させたから大丈夫だよ!」


「あらあら、ユウキ、私たちを放って行かないで、そちらの弟くんの紹介はないのかしら?」

とウインディから降りたノエリアとレミリアがやってきた。


「あ、もしかして、この人達が?」


「うん。左の優しそうな女の人が、王妃様のノエリア様。オッドアイの女の子が王女様のレミリア様だよ。2人とも私の親友になりました!」


「ふふ。あなたがユウキの言っていた有望な弟くんね。名前はどういうのかしら。」


「申し遅れました、ユウキ姉ちゃんの弟、黒龍と申します。姉がお世話になってます!」


「む。私がお世話してるんだもん。」


「お姉ちゃん!向こうで騒ぎ起こしてない!って僕の目を見て言える!?」


「ぐ。・・・(フイ)」

すぐに目を背けるユウキ。


「やっぱり、何かしたんでしょ!もう。今日からは、僕が見張るので、安心してください!お姉ちゃんを止められるように、鍛えてきましたから!」


「ふふっ、仲が良いのね。はじまりの国にいる場合は私が話をつけてあげるけど、あまり、他国で迷惑かけちゃダメよ?ユウキ♪」


「むむ。私悪いことしてないもん。自分の正義を貫くのだ!」


「程々っていう言葉覚えようね!お姉ちゃん!」


「うぐ、ハーイ。」


「私たちの護衛はまだ終わってないわよ。家に帰るまでが任務よ!」

と門に向かって歩き出すノエリア。


「護衛はここで終わりですよ。ユウキ様。ご苦労様でした。ここからは、我々がお連れいたします。王妃様、王女様。」

と騎士団らしき一団が、整列していた。


「あらあら、迎えが来てたの。残念。もう少し話してたかったのに。」


「また、近々、プレゼント持っていくから、そっちも頼み事お願いね!ノエリア!レミリア!」


「楽しみにしとくから早く来てね!ユウキ!ウインディたちも連れてきてよ?」

とレミリア。


「もちろん連れていくよ。」


「ユウキ、あの件については任せなさい!次に会う時に謝罪させるわ!護衛の報酬も、その時に渡すわね!だから、早く来てね!」


「わかった!早めに行くよ!」


「じゃあ、また今度!」

馬車に乗り込む、2人。騎士団の一団を見えなくなるまで見送り、とりあえず拠点に帰ろうと提案する。


「そうだね。エルフの国がどんな感じなのか聞きたいし!帰ろ!」


ユウキと黒龍は手をつないで、拠点に向かった。



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