第4話 チュートリアル②
とりあえず、本編行くまで連日で投稿していこうと思います。よろしくお願いします。m(._.)m
後日訂正部分
0.000000000000.1→0.0000000000001
1億分の1→1兆分の1
ティム→テイム
おかしな点を見つけてくださった人ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。m(_ _)m
「まず、魔物と魔獣についての説明から始めますね。」
「はい。」
「まず、この世界には国の外に魔物と魔獣という生物が、存在してます。魔獣は長い時間を生きて人語を理解でき、話すことができるものたちで、魔物の上位的な存在という認識で構いません。ユウキ様はサモナーですので、魔物や、魔獣と契約できます。契約方法については後でお教えしますね。」
「その魔物とのバトルと、冒険者同士のバトルPVPの2種類があります。魔物とは魔物の視覚内に入るか、攻撃を当てることで戦闘にはいります。冒険者同士の方は片方が申請をして承諾すれば戦闘が始まります。これまでで質問はありますか?」
「んー。その2種類のバトルはどちらもパーティを組んで戦うことは可能ですか?」
「はい、可能です。パーティは街の中でも外でも申請を出すことは可能ですので安心してください。」
「わかりました。あとは、サモナーとして契約した魔獣はパーティ枠に入るんですよね?」
「はい。パーティは6人まで組むことが可能なのでサモナー1人と最高5匹まででしたら召喚できます。
もし、サモナー1人と別の冒険者1人でしたら4匹召喚するという形になりますね。」
「その、バトルの話から逸れるんですけど、テイムした魔獣又は魔物はパーティ枠の1つの使用になるんですか?」
「テイムの場合も、パーティ枠を使用します。テイマーとサモナーの違いは契約の方法が違うくらいか、MPを消費するかしないかの違いですね。ユウキ様は、サモナーをお選びですが、理由を伺ってもよろしいですか?」
「えっと、契約の方法って魔石による召喚と強さを示すことでの契約がありますよね?魔石はランダムみたいだけどレアな魔獣とも契約できると書いてあったのでそれにしました。レアな魔獣って秘境とかに行かないと契約できないじゃないですか。私がこの世界で冒険者になったらやりたいことはそういった場所に行ってみたいのも一理ありますけど、他にも目的ができたのでそれを中心としてやっていきたいんです。具体的には言えないですけど。」
「そうでしたか。それでは気を取り直しまして。話を戻しますね?これから私が適当な魔物をここに呼び出すので、短剣を使って倒してください。魔法はなしでおねがいしますね。」
「はい、わかりました。」
ユウキは短剣を右手に装備して腰を低くした体勢で構える。
「では、喚びますねー。
コール:ホーンラビットLV1!」
魔法陣が形成されたその上に角の生えたウサギが姿を現す。
「ユウキ様、まず《鑑定》をホーンラビットに使ってみてください。」
「〈 鑑定 〉」
【ホーンラビット:LV1】
HP:10
MP:5
鑑定がLV1の場合は名前と体力と魔力量のみのようだ。レベルが上がれば弱点も出てくるのかもしれない。
「確認できましたか?このホーンラビットは最初の国の付近に多く棲息していますので練習だと思って戦ってみましょう。」
「わかりました。やってみます。」
ユウキは再度構え直し、正面から一気に攻めていく。短剣は近づかないと攻撃ができない。そのため、走ってホーンラビットのそばに近づく。自分が出せる速度の確認も兼ねてだ。短剣を素早くホーンラビットに向けて一撃加えてみる。すると、ラビットは光の粒子になって消えた。
ピロン♪スキル< 魔力操作 >のレベルが2になりました。
一撃で倒せると思ってなかったのと、スキル < 魔力操作 >のレベルがあがったことに驚く。後方にいるナビさんの方に振り向いてみるととナビさんも驚いているようだ。
「びっくりしました。まさか、一撃とは。申し訳ありませんがステータスを確認してもらわせてもよろしいですか?」
「はい、大丈夫。(そういやステータス確認してなかったな。)」
えっと、ステータス確認についてはメニューを唱え、ステータスの項目をタップする。ステータス確認してみるとこのように出てきた。
名前:〈ユウキ〉
種族:天龍
メインジョブ:サモナーLV1
サブジョブ:短剣使いLV1
HP 55
MP 80→ 70
攻 13
防 10
魔攻 8
魔防 8
速さ 9
器用 8
運 8
《スキル》
< 風魔法 LV1> < 光魔法 LV1> < MP回復 LV1> < 短剣 LV1>
< 採取 LV1> < 蹴りLV1> < 殴りLV1> < 料理 LV1>
< 調薬 LV1> < 鑑定LV1> < 魔力操作 LV2 >
おおーこんな感じかー。あれ?さっきの通知通り魔力操作のレベルが上がっている。なんで上がったんだろう。
あ、そういえば魔力右手に維持したまんまだった。それでパワーが上がったのかな?聞いてみよう。
「ナビさんもステータスみますか?というか見せれるのかな?気づいたことがあるんですけど、見た後で聞いてもらえますか?」
「はい、気づいたことはステータスみた後ですね。わかりました。それでは、みせてもらいますね。あ、見せ方は、ステータス一覧を見せる方の方にスライドすることでできますよ。」
言う通りにナビさんの方にスライドしてみる。
「ありがとうございます。それでは、えっとー?・・・ェ?」
ステータス値よりも上の方でナビさんの目がとまり固まる。
ん?どうしたのかな?ステータス値よりも上で驚くことでもあったっけ?すぐにステータス値とスキルのとこ見たから詳しく見てないんだよね。私ももう一度みよう。えっとー?名前は間違えてないね?よし。次は種族が・・・?天龍?ドラグニュートじゃなくなってる。天龍ってことは、天使と龍のハーフか。ん?これってレア種族?えぇー、やなんだけど。龍夜と目立たずにのんびりプレイが希望なのに?!ぁー憂鬱だー。
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【ナビさん視点】
私は、ステータス一覧をスライドされ項目を一つ一つ確認していく。名前の打ち間違えもしていないことを確認し、種族見て固まった。天龍。そう書かれていた。
嘘、ありえない、だってこの種族になる確率は0.0000000001%、1兆分の1だよ?!それにこの種族は1人しかなれないレア種族で、もう一つ、魔龍ってのがあるけどそれよりも珍しいやつなんだよ?!ふぅー、えっとーどうすればいいんだっけ。そうだ、報告しなくては。あの人に。ついでにあの件もこれを理由にすれば・・・ふふふ。絶対にユウキ様のお側に。
とにかく、これは後にしよう。とりあえずステータス値のMPが減ってますし、しかも魔力操作もレベル上がってますね。これを見てユウキ様も何か気づいたのでしょうか?聞いてみましょう。
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しばらくして、ナビさんがステータス一覧全て確認し終わったようだ。
「長い間失礼いたしました。ユウキ様がお気づきになったことをお聞きしてもよろしいですか?」
「はい。えっと、バトルの前に魔力操作を覚えるために魔力を右手に集めましたよね?その魔力を貯めた状態で短剣を使って攻撃したから攻撃力が上がったのではないかと思うんです。」
「そうですね。その認識でまちがいないです。その攻撃方法だと魔力操作と短剣のスキルレベルが同時に上がっていくのでいい訓練になるかもしれないです。それにその組み合わせでできるアーツもあるのでその攻撃方法をしたものと、短剣レベルが一定に達して覚えるアーツの二つを一気に取れるかもしれません。」
「魔力操作と短剣を組み合わせたアーツか。頑張ります!」
「それでは、とりあえず魔物を喚び、それを倒しスキルを覚えましょう。」
「はい!」
ナビさんは最初の国の付近に棲息しているホーンラビット以外の魔物を呼び出し、ユウキはそれを倒していった。
そして・・・・・・
ピロン♪ スキル < 短剣 >のレベルが3になりました。アーツ『連華』を覚えました。
ピロン♪ スキル < 魔力操作 >のレベルが3になりました。アーツ『魔連撃』を覚えました。
ピロン♪スキル < 短剣 >のレベルが4になりました。
ピロン♪スキル < 魔力操作 >のレベルが4になりました。
ピロン♪スキル< 鑑定 >のレベルが5になりました。
ピロン♪ サブジョブ[短剣使い]のレベルが3になりました。
所持SP:17P
「やったー!覚えたー!しかも、いろいろ上がったしなんか増えてる?」
「おめでとうございます。」
こうして、ユウキは、アーツを覚えた!
「それとスキルのレベルが1上がるごとにステータスポイントつまり、SPが1増えますのでスキルのレベルが上がったらステータスポイントの割り振りをお願いしますね。」
チュートリアルの中でやるのは使い方のみなんですが、ナビさんは調子に乗っていろいろ教えすぎてます。過保護ですねぇ。