表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
32/106

第31話 魔王対勇者?

『それでは、PVPを開始します。条件はHPが、3割切ったプレイヤーが負けとなります。アイテムやお金が減ることはありません。この条件で、開始しますか?

【Yes】or【No】』


アナウンスが流れたので、Yesを選ぶ。


『両者の認証を確認。』


開始まで

3


2


1


Fight!!!


「最初から飛ばすぞ!魔刃斬まはざん!」

スラッシュみたいな感じか。威力はありそうだ!避けるけど。

「これならどうだ!魔連刃斬まれんはざん!」

連続攻撃ね、じゃあ、私は

「ウインドウカッター!!」

私の風魔法のレベルは6。つまり5つの刃が向かう!あっちも5この刃なので相殺された。


「なんっ?!クッソ!」

接近してくるノア。

短剣を構え迎え撃つ。

ノアは上から斬り下げ斬り上げる。

私は冷静に受け止めたり受け流す。

なんだろうか。私、全部ゆっくりに見えるんだけど。私の装備のせいか?ちょっと攻めてみるか。

「ノア。いくよ?連華!」

短剣を連続して斬り上げたり突きを入れる体を大きい舞いのような技。ノアは受け流せず幾つかダメージを受ける。

「ぐっ!」

HP的には1割減だね。これ。魔連撃したらどうなるんだろう。あえてのクロススラッシュしてみるか。ボスで4割減なのに、プレイヤーにやったらどうなんだろう。ヤバイにやけちゃった。ノアが身震いさせている。


「ノア、心の準備いい?」ニヤニヤ


「な、何する気だ!」ビクビク


「試し斬りだよ!クロススラッシュ!!」


クロスさせた斬撃がすごいスピードで飛んでいく。ノアは受け止めようとしたのか直撃!!

耐えきれずに後方に吹き飛ぶ。

「がっ!」

PVPフィールドの壁にぶつかり、地面に沈黙したノア。


あ。もしかして、


『YOU WIN!!!』


あちゃー、もう少し手加減すべきだったか。もう少し戦いたかったのに。残念。まあ、またノアが強くなったら挑もうかな。


PVPフィールドが解除され、HP残り1割のノアにポーションを授けに行った。

「おーい。大丈夫?これポーションね。」


「・・・強すぎだろ。手も足も出ないまま終わったじゃねえか!無傷だし!一撃くらい入れさせろ!」


「いやぁ、最後のはもう少し手加減するべきだったねごめんね。アーツの手加減って難しいんだよねー。」


「ちょっと待て、今の手加減したアーツの攻撃なのか!」


「じゃないと1割も残らないよ。ボスでも4割減なんだよ?」


「・・・はあ。もうやだこの子。」


そんなやり取りをしてると。周りの声が段々聞こえてきた。


「魔王がまけた?」

「う、嘘?!」

「無傷だぞ!」

「ノア様が負けた・・・。」

「相手のやつ誰だ?!」

「フード被ってるから顔見えねえ!」

「でも、声が女の子よ!」

「女の子の勇者?」

「顔見して!」

「あのフードって、冒険者ギルドで騒いでたギルネストを痛めつけたやつじゃね?」

「何それ知らない!」

「ギル坊また暴れたのかよ。馬鹿だわ。」


などなど。冒険者ギルドに居合わせたプレイヤーいたのね。まあ、どうでもいいけど。


「ユウキおまえ、ギル坊ボコったのか。」


「ん?あいつが悪いんだからね!セルフィーさんに怒鳴りつけてさ!NPC扱いしたし!ギルティなのだ!」


「さて、これからどうするかね?周りはおまえの顔見たがってるけど?」


「むう。・・・はっ!装備外してフード外そう。そうすればいいんじゃん!」

えっとー。頭装備を外してー、ベルトも外そう。よし。これなら。


「ユウキお姉ちゃんがフード外した!・・・残念。装備も外したあとか。ちぇっ。」


「黒龍、おまえがおねだりすれば付けてくれんじゃね?」と火龍。


「おねだりするなら2人っきりの時がいい。」


「ませたこと言うなぁ。おまえも。」

ニヤニヤしながら火龍がいう。


その他の外野は、

「美人じゃねえか!」

「あの子ってあの写真の子じゃない?」

「あの写真載せたのってノア様だよな。」

「つまり喧嘩?」

「美人さんに怒られたい。」

「名前は確か・・・ユウキ、だったか?」

「ユウキ様素敵!」

「よし!ファンクラブ作っぞ!」

「作らせないよ?」


「「「え?」」」


私はニコニコさせて、笑顔で伝える。

「もし作ったら精神ボロボロにするよ?」


「で、でも!ユウキ様はお綺麗ですし、強いですから慕う奴ら増えると思いますよ?」


「いらないから。」


「いや、でも。」


「作るなよ?殺すぞ?」


「・・・はい。」


「ユウキそこらへんにしとけ、ゲームなんだから別にいいだろ?」


「うるさいなぁ。プレイヤーにもファンクラブ作られたら潰すのめんどいの!」


「にも?」


「この国の人たちが作っている気がするから。」


「あー。ありそうだな。まあ、頑張れ。」


「はあ。とりあえず、この空気を一転させよう!ノア!」


「え?」


「まさか、忘れてないよね?約束。」


「あ。あー。俺今日急ぎの用事があったんだった。というわけで失礼s・・・」


「逃がさないよ?」

ガシッと肩を掴み捕まえる。


「はい!みなさん注目〜!もし、私のファンクラブ作ったりしたらこれ以上のことくらってもらいます☆」


「待ってくれ、た、たすけ」


「もう。暴れないでよ。ラター抑えといてー。」


「あいよー。」

ラタが人ごみから出てくる。

そして、ノアを捕まえる。

「相棒!助けて!」

「だが断る!」


「さてさてお待ちかねのー〔道具作成〕!」

私が今回作り上げたのは、電気椅子改。

効果は、座った相手が、痛みで5回気絶したら壊れるようにしました!これで長時間痛めつけられるね!


「私の許可なしに写真なんか載せなかったらよかったのにね♪それでは、【装着】!地獄への時間をどうぞ【お楽しみください】!」


「ファンクラブの誰でもいいから!助けっギャァァァァァ!」ガクっ。


「まず、一回目ー。」


「え?一回目ってどういうこと?」

黒龍が聞いてきたので堂々と答える。


「長い時間、痛みを感じてもらうために5回気絶しないと壊れないようにした!」


「うわぁ。」

黒龍が、引いている。


「私、ユウキは絶対に怒らせないようにするね!」

と心に強く決断する清龍。


「俺たちもそうするわ、な?光龍?」


「お、おう。そうだな、火龍。」


「気絶したままだと先に進まないから、起こすか。」

私は水の入ったガラス瓶を取り出しぶっかける。


「っは!俺、生きてるか!?あれ?なんで、まだ椅子が壊れてな、ギャァァァァァァァ!!!」がくっ


「2回目ー!」


「もうやめたげてー!ノア様が死んじゃう!」


「無理だよ?この椅子5回気絶しないと壊れない設定だし、破壊不可のアイテムとして存在してるから。」


「なに、その無駄機能!!」


私はもう一回水をかける。

ノアが起きる。


「はっ!なんで、まだ解放されてなギャァァァァァ!!!」ガクっ!


「3回目ー。」


「ノ、ノア様ぁ。」


「ふむ、そろそろ飽きてきた。三回にしとけばよかったかな?まあ、いいか。」


「良くねぇよ!」

観客全員がつっこむ。


また起こし、気絶。また起こし最後の気絶をしたおかげで、椅子は壊れノアは解放された。


「ま、魔王が勇者に叩きのめされた」


「うわぁ。・・・ねぇ。知ってる?このスキルってね?HP減らないから、ずっと動き続けるって設定にすれば、ずっとそのままになるんだよ。永遠に」

と怖いことを豆知識風に黒龍が呟くと。


ビク!とその場にいた人間が固まった。恐怖の対象として私を見るもの。目をそらして怒らせてはダメ怒らせてはダメとずっと呟くもの。


「まあ、これでファンクラブなんで作ろうなんて思わないよね!みんな!もし作ったら、お姉ちゃん・・・怒るよ?」


「「「「ファンクラブ作ったりしないから許してください!お願い致します!!!」」」」


「よし、許す!ここでまだ作るって言ったら黒龍が言ったやつ作って放置しようと思ったのに。残念だなっ!」

笑顔で言い放つ。


「こうして、新たな魔王がここに誕生したのだ!」

っとギンが叫んだので、


「ギン。特製の椅子があるんだけど座る?」


「ごめんなさい!調子に乗りました!」

スライディング土下座してきたので、放置する。


「え?放置?まさかの放置!せめてつっこんで!」


「うるさい。」


「はい。」


今日はイライラを発散できた気がする!今日、卵取りに行こうと思ったけど、また次にしよう。今日はここまでで!

おやすみ!


新たな魔王が生み出されましたね笑

おかしいですね。ユウキはこんなキャラにする予定ではなかったんですが・・・笑

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ