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姉弟初めてのVRMMO  作者: 神白
18/106

第18話 美味しい匂いにつられました。

派上→進化

に変更しました。

〜その頃、黒龍達は・・・〜


「はあ!!」

新しい剣を手に馴染ませるため切りまくってる。


「なあ、黒龍がなかなか強い件について語らないか。」と黒龍の少し離れた場所で語り合う、黒龍以外の者たち。


「本当に強いわね。確か、目標はユウキだったかしら。」と清龍。


「目標も、ただいま鍛えてるから。どんどん上に行きそう。」と火龍。


「あんたら、もう過去の人になるくないか?」と光龍がラタとノアに向けて言う。


「新しいルーキーに座を取られると?俺たちのトッププレイヤーの座を?」

とラタ。


「ないだろう。こう見えてすげー強いぜ俺たち。」とノア。


「変に見られてるのは、お前だけだよ。」と言い返すラタ。


「そういえば、ツルギ今日こなかったわね。チャットにも反応してないし、黒龍知ってるかな?あいつもトッププレイヤーでしょ?」と思い出したかのように言う清龍。


「あいつなんか、リアルで問題抱えてて今日は来れなかったそうですよ?」

と突然混ざる黒龍。


「うお?!あれ?いつの間に来た?」


「この前姉ちゃんが言ってた方法で、スキル会得できるか試したんですが・・・できましたね。」


「はっ?!何のスキル?」


「 隠密です。相手に気づかれない状態で攻撃すると攻撃力2倍だそうですよ?」


「え?なにそのスキルほしいんだけど。ってか、ユウキが言ってたってどういうこと?」とラタ。


「なんでも、チュートリアルの時に聞いたそうですよ?僕は詳しく聞いてなかったからわからないですが。」


「チュートリアル?そんなのあったな。だが、俺は話を聞かないタイプだ!」

自慢気に言うノア。


「ユウキって、このゲームのテスターじゃないよね?」とラタ。


「違いますよ?店に並んで手に入れたって言ってましたから。」と黒龍。


「じゃあ、運営関係に知り合いでもいるのかな?」と疑うラタ。


「どうしてそんなに疑うんです?」

少し睨みつけていう黒龍。


「スキルなんて詳しく聞いても、そんなこと教えてくれなかったんだよ。チュートリアル時!」

と言い訳がましく焦るラタ。


「ああ、それは理由があるんですよ。好感度システムは、チュートリアルの時にも使用されてたんです。で!ユウキ姉ちゃんはそのチュートリアルしてくれたAIに名前つけて、仲良くなってて。好感度がMaxだったからじゃないかって言ってましたよ?」


「チュートリアルのAIとも仲良くなったの?!まじかよ。」

と驚きながら言うノア。


「まじだけど何か?」

と突然混ざるユウキ。


「「「「「うぇ?」」」」」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「やあ、お姉ちゃん!」


「むう。黒龍は驚いてくれなかった。」


「だって結構長い間いたでしょ。」


「うん。いたけど。背後に忍び寄るの楽しいね!」


「うん。面白いでしょ!」


「この面白さを知っているということは、隠密覚えたの?」


「うん。さっき。」


「そっかーもう試してたかー。でも、まだまだだね?黒龍。」


「え?なにが?」


「ウインディに気づいてないでしょ?」


「ウォン!」

「うわっ!びっくりした〜!」


「やったね。ウインディ!」

「ウォーン!」パタパタと勢いよく尻尾を振るウインディを撫でる。


「レベル上げできたみたいだね!まだ、1時間しか経ってないのに。」


「私のサブジョブが進化したから終わらせてきた。」


「はっ?!もう進化したの?なんにしたの?!」と固まってたところからいち早く復活したラタ。


「ようやく、復活したね。教えないけど。」

ウインディを撫でながら伝える。


「そんなことよりご飯食べようよ。清龍お腹減ってない?」


「食べるー♪」

食い意地張る清龍さん(笑)。


「今なんか失礼なこと考えなかった?」

「なぜわかった!」


「まったく。ユウキ、今日はなに作ったの?」


「ん?サンドイッチだよ。遠足みたいなお弁当をイメージしました!(ドヤぁ。)」


「へー見せて見せて!・・・美味しそう!肉は何?」


「ホーラビット。あ、なんか食材あったら買い取ろうか?今お金ないけど。」


「お金があったら言うセリフよそれ。まあ、ユウキの場合その食材で一部は料理して残りはもらうっていう取引もありじゃない?」


「おお!それいいね!新しい食材あったらそういう取引しようかな?」


「あ、じゃあその取引の最初の相手僕で。これあげるから、なにか作ってよ。今じゃなくてもいいよ。」

ピロン♪

黒龍さんからアイテム【ハニークイーンの蜜瓶】×20が譲渡されました。


「もしかして、ハチミツ?ハニークイーンってこの辺に出てくるの?」


「うん。ハニークイーンはハニーナイトの集団の王女だからね。倒せば出てくるけど。」


「ふーん。じゃあ、すごい数倒したんだね。黒龍、強くなってそうだなー。」


「ユウキ姉ちゃんはその上をいくよね。」


「ふふふ。頑張ってね。じゃあ、おやつになんか作るかな。んー。オリジナル/ベイク/ホットケーキ/調理!」


【ホットケーキ★】

品質A 出来上がり度9

効果:空腹ゲージ10%回復

MP5%回復

ふんわり柔らかいと作られた生地に、ハニークイーンの蜜がかけられている。甘くて美味しいホットケーキ。防御力が一定時間10%上昇。(効果時間:1時間)


おっと。やばいかも。


「このおやつは条件を呑んだ人だけ食べれることにします!黒龍は食べていいからね。でも、鑑定内容は秘密だよ!」


「うん!わかった!」


「なになに?なにつくったの?」

「またか?」

「どんな条件?」

「おやつ食いたい!」

「ウォン!ウォン!」

発言は、清龍、ノア、ラタ、光龍、ウインディの順。ウインディはこっちに呼ぶ。おいで、あげるから。


「あれ?火龍いらないの?」


「俺。空腹ゲージいっぱいだしいらね。」


「ではじゃんけん大会を開催してください。勝った人が鑑定もできるし食べてもいいです。しかし、内容についての発言は認めません。」


少し離れて強烈な闘いがはじまった。

あいこでしょ!が何回か続き・・・


「よし!勝ったー!」

と、ノアさんが勝ち残ったようです。


「はいどうぞ!」


「おぉー、ホットケーキか。美味そ・・・う?!っ!ユウキ?これは〜。(焦)」


「内容についての発言をするなら返してください。」


「いや、食べます!取らないで!返さないぞ!」がるると子供のようにホットケーキを腕の中に隠し威嚇するので、放置した。


「じゃあ、私も・・・ん?」ツンツン

「なに?ウインディ。おかわりするの?」

と振り返り聞く私。


ツンツンしてきた正体をみて、固まる。

ユウキの視線の先にいたのは、


「ユウキ!離れろ!そいつはフィールドボスだ!!!」

「姉ちゃん!!!」


大きな黒毛並みで稲妻を周囲に走らせている狼さんでした。



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