第16話 オリジナル調理！
〜武器屋“ガンテツ”〜
「こんにちはー！」
「あん？何の用だ嬢ちゃん。」
「武器買いにきました。」
「誰の紹介だ？お前もβテスター？って奴の紹介なら帰れ！そんな奴らの紹介なんか知るかってんだ。まったく。」
「あ、違います。スキル屋のシャールに紹介されました。これ、紹介状です。」
「シャールから？確かにシャールの紹介状だな。ふむ。嬢ちゃん名前は？」
「ユウキと言います。二刀流のスキルを鍛えたいのと、明日東のフィールドの奥に果物調達しに行くので武器買いに来ました。」
「ほうほう。マリンダが言ってたのはお前さんのことか。」
「なんか、皆さんに果物調達のこと知られてるんですが、なんでそんな早いんですか？」
「お前たち冒険者もメールとかいう通信手段があるだろ。あれの似たようなもんをわしらも使っとるんじゃ。じゃから、噂は広まりが早いんじゃ。して、お前さんの武器はなんだ？」
「あ、私は短剣です。魔力が流れやすい材質の短剣が最高なんですが、予算が2000G以内でダメだったら普通の短剣を見積もってもらえますか？」
「ふむ。普通、武器は3000G以上はかかるんじゃが。確か、お前さん料理できたな？酒に合うつまみをなんか作ってくれんか？それが上手かったらタダにしてやる。」
「料理ですか・・・。脂っこいものと、さっぱりしたものどちらがいいですか？」
「んー。脂っこい方がええのう。」
「じゃあ、今作りますね。えっと。レシピ使わない料理方は、っと。
オリジナル／フライ／ポテト／調理！
これでいいかな？後は塩を振りかけて。」
【フライドポテト★】
品質B 出来上がり度8
効果：空腹ゲージ15%回復
HP5%回復
ポテトを揚げた料理塩の量が丁度良く調節されている。エールによく合うつまみ。
「これは、どうでしょうか？」
「おぉ！ほかほかじゃのう。これは美味そうじゃ。」
「ジャガイモを揚げたので外はカリ、中はフワッとしてますよ。」
「おおー、酒に合う合うわい。塩加減もたまらん。」
「それはよかったです。」
「よろしい！ではお前さんにとっておきのやつをやろう。・・・こいつじゃ！」
差し出してきたのは、黒い柄の綺麗なナイフと、深緑の柄のナイフ。
「どちらも魔力が流れやすい材質じゃ。しかもその短剣黒の方は闇属性が付与されておってな、刀身が影をも切れる特殊なものじゃ。深緑の方は、風属性が、付与されておってな、風属性の魔法が強化されるんじゃ。風の耐性もつくぞ！」
「そんな高そうなもの、もらっていいの？！」
「もちろんじゃとも。男に二言はない！」
「ありがとう、ガッツさん。もしかしたらまた来るかも。弟の武器も見繕って欲しいんだ。」
「お前さんの知り合いなら、安くしといたる。だが。お前さんがおらん時にそいつらが来ても本当かわからんからお前さんが一緒に来てくれ。」
「わかったよ。じゃあ、またね！」
「おう！また来いよ！」
「なかなかいい人だったな。いい武器も手に入ったし。また来よう。」
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〜生産ギルド〜
「あ、おかえりなさい。ユウキさん。」ニコニコ。
「え？えっと。ただいま？」
「シャールさんとこでいいものをあげたそうですね？他にも。ガッツさん所でも。」ニコニコ
「あ、うん。ルキアさんたちはお昼に食べたでしょう？」
「あれとは別のものだと聞きましたよ？」
「うん。まあね？お菓子が欲しいと言われたし、昼の分は皆さんが全部食べたから、あげるものなかったし。」
「ぐぐ。ユウキさん！私もお菓子が欲しいです！シャールにあげたやつが！欲しっ・・・痛っ！」
「ルキア！何してんだ！仕事中だろうが！」
ジェイドが、ルキアの頭をガンっと叩いた。いい音したなぁ。
「引き止めて悪かったな。生産スペース言っていいぞ。延長時間はいくつだ？」
「あー、1時間で。」
「じゃあ、100Gだな。」
「じゃあ、失礼しますね。」
「あー。ユウキさーん！カムバーック！！！！」
あははは。今日は早めに終わらせよう。
明日用のポーションはこれでいいかな？みんなのHPがどれくらいなのか知らないし。一応、解毒ポーションもつくった。
こんな感じ。
【回復ポーション（プルの実味）】×10
品質A 出来上がり度7
効果：HP回復量+100
空腹ゲージ5%回復
プルの実の果汁が入ったポーション。甘くて美味しい。
【回復ポーション（ナナの実味）】×9
品質B 出来上がり度6
効果：HP回復量+100
空腹ゲージ5%回復
ナナの実の果汁が入ったポーション。甘くて美味しい。
【回復ポーション（グレーの実味）】×9
品質B 出来上がり度6
効果：HP回復量+100
空腹ゲージ5%回復
グレーの実の果汁が入ったポーション。甘くて美味しい。
【回復ポーション（イーチの実味）】×9
品質B 出来上がり度6
効果：HP回復量+100
空腹ゲージ5%回復
イーチの実の果汁が入ったポーション。甘くて美味しい。
【解毒ポーション（プルの実味）】×10
品質B 出来上がり度5
効果：HP回復量+20
状態異常「毒」を回復できる。
プルの実の果汁が入ったため甘くておいしい。
どれも美味しかった。炭酸とかつくれないかなー。グレーの実炭酸作りたい。
あの場に何人いたか、覚えてないし、増える可能性もあるから多めに作って持っておこう。
それと、お弁当も必要だよね。サンドイッチ作ろう。
オリジナル／サンド／ふんわりサンド／調理！
【ふんわりサンド★】×30
品質A 出来上がり度8
効果：空腹ゲージ30%回復
HP5%回復
やわらかいパンで野菜やラビットの肉を焼いたものの薄切りを挟んだサンドイッチ。
お肉は黒龍からもらったもの全部使っちゃった。今日の朝受け取っといてよかった。みんなと一緒に食べよう。そういえば、料理名の隣に★がついてる。オリジナルだからかな？フライドポテトの時もついてたきがする。まあ、いいや。
明日の準備は、これでいいかな。防具は、今回の依頼が終わってからいい店聞いて買いに行こう。
明日、奥目指すこと言ったらどうなるかなー。黒龍には、ログアウトしたら言おう。あ。掲示板に書けばいいのか。ログアウトしたら書こうかな。
ギルドから出て行くときに、ルキアさんとジェイドさんにフルーツタルトというお菓子の爆弾おいてお別れした。
【フルーツタルト】
品質A 出来上がり度10
効果：空腹ゲージ20%回復
HP20%回復
MP10%回復
4種類のフルーツをバランスよく並べられ、アートのような不思議なタルト。
ついに、MP回復ついちゃった。てへっ
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【特殊種族になったものたちのスレ】#8
1. 黒の精霊
このスレはレアな種族に当たった人たちのみが参加できるスレです！
種族名またはキャラ名での発言よろしく！偽名OKだ！
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125.夜
あのー。皆さんいます？お姉ちゃんからお知らせでーす。明日、なんか別のクエスト受けたみたいで、東のフィールドの奥に向かうそうなんで、装備とか、万端でお願いしまーす。
126.天魔
なんだと！ついに攻略に乗り出たか？！
127.夜
いや、違いますよ。クエストですから。
ボス出てきても戦わないですよ？スルーするそうです。
128.闇の精霊
なんで！そこ戦おうよ！
129.夜
攻撃されたらやり返すそうですが、基本攻撃しないそうです。
130.火龍
ってか、なんで夜が代弁してんの？
131.夜
お姉ちゃんは、晩御飯準備中なんで、代弁中です。
132.水龍
ねぇねぇ。リアルでも美味しいの？
三ツ星レストランぐらい？
133.闇の精霊
やめて、飯テロやめて。ひとりで、寂しく食べてるのが余計に寂しくなる！
134.夜
寂しいならうち来ます？一人増えてもそんな変わらないし。
135.水龍
夜くんそれは、傷に塩を塗ってるよ。
136.魔龍
火に油だな。
137.闇の精霊
なんだろう。優しい言葉が心に突き刺さる。
138.夜
え？ごめんなさい。そんなつもりは（汗
139.龍姫
おーいご飯だよー。
あれ？なんの話ししてたの？（笑）
140.闇の精霊
龍姫あんたは、確信犯だろ！
罰として、攻略手伝え！
141.龍姫
あーそういうこと言うんだー。じゃあ闇の精霊さんにはお弁当と、私の作ったポーションなしね。
142.水龍
お弁当あるの！楽しみになったわ！龍姫が作るやつならポーションも凄そうね！
143.魔龍
残念だなー。闇の精霊様は食べれないのかぁーw
143.天魔
安心しろ！いつも世話になってるからな。分けてやるよ。
144.闇の精霊
さすが俺の相棒！
145.天魔
落ちて、ぼろぼろになったやつあげるわw
146.闇の精霊
クソ野郎が！
147.龍姫
まあ、嘘で盛り上がってる人たちはほっといて、効果とかは明日教えますので。また明日〜！
148.夜
じゃあ、僕もおちまーす。また明日〜！
ステータス
名前：〈ユウキ〉
種族：天龍
メインジョブ：サモナーLV2
サブジョブ：短剣使いLV7
HP 70
MP 80
攻 22
防 15
魔攻 15
魔防 17
速さ 25
器用 13
運 11
《スキル》
< 風魔法 LV5 > < 光魔法 LV4 >
< MP回復 LV6 > <短剣士LV1>
< 採取 LV6> < 蹴りLV5 >
< 殴りLV3 > < 調理師LV2→4 >
< 調薬 LV1→3 > < 鑑定LV8>
<魔力付与LV1> < 召喚魔法LV2 >
< 錬金LV1→2 >
所持SP 5
所持金 2250G
