姉弟がゲームに参加するまで
修正部分
(笑)とwを使っていた部分を修正しました。
第1話 プロローグ
「ついに手に入った!VRヘッドバンド二個!これで弟と一緒に遊べる!!」
ソフトは昨日の夜中からずっと徹夜で並んで手に入れた《ファンタジー・テクニカル・スキル》。タイトルどおりリアルの器用値も関係してくるらしいファンタジー系のゲームだ。剣や魔法は補正が入って種族の種類はヒューマン、エルフ、ドワーフ、ドラゴニュート、悪魔、フェアリー、獣人、天使といった8種族いる。この種族のなかに私と弟が絶対になりたいと思うものがあるのだから、発売前日に並んで買いに行ったのだ!そして、その発売日は弟の誕生日でもある。ふふふ、喜ぶ顔が早く見たいなぁ。あ、ご飯の準備しないと。
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(今日はあのゲームの発売日かぁ〜あーやりたいなーでも高かったし、買えないよね。ゆう姉と一緒に遊べたらいいなぁ。)
「龍夜、なにボーとしてんだよ。」
「健人か。CMで話題のあのゲームのこと考えてたんだよ。」
「あー、あれな。龍夜自慢していいか?俺、βテスターだったから、無料で正式版手に入れてんだよ。」
ニマニマしながら自慢気に言った。
「はぁ?!!」
龍夜は健人からの突然の告白に呆然とする。
「意味わからんなんでお前がβテスターなんだよ・・・・あっ!もしや試験の点数がいつもより悪かったのはそれが原因か?!」
「バ、バカ、そんなでかい声でいったら母さんに聞こえるだろうが!」
「龍夜くん、今テストの結果について聞こえたんだけど、詳しく聞かせてくれるかしら。」
般若の顔背後に感じさせるほど怒気を放っている健人のお母さんがいた。
「母さん落ち着いてっ・・。り、龍夜助けt」
「健人・・・頑張れ。」
ニコニコしながら、僕は伝える。
龍夜はこの場に必要ないと感じ立ち上がる。
「健人のお母さん、結果については本人から直々にお話しするそうなんで僕は帰りますね。」
龍夜は、笑顔で健人を差し出した。
「そうね〜、そろそろ暗くなるしお姉さんによろしくね?」
健人のお母さんは健人にターゲットを固定した。龍夜は荷物を持ち絶望の顔をした健人に最後の言葉を贈った。
「健人、御愁傷様。きっちりと10個の試験中7個追試をとったことを怒られるといいよ。」
黒い笑みを浮かべて言い放った。
龍夜が家を出たあとすぐに怒鳴り声と泣き言を言う声が響いたが、気づかないふりをして帰って行った。
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龍夜は晴れ晴れとした顔で帰宅した。
そして、リビングのドアを開けて帰ってきたことを伝えようしたとき。
「おかえり!そしてお誕生日おめでとう〜龍夜!!」
満悦の笑みを浮かべた、ゆうき姉ちゃんがいた。
「ただいま!すごいご飯だね?!」
「えへへ、頑張りました!」
自慢気に胸を張るゆうき。
・・・
ご飯もデザートも食べ終わったところに、お姉ちゃんが、大きな箱を持ち差し出してきた。
「龍夜!これ誕生日プレゼント! 開けてみて!」
そう促されて、大きな包みを開けてみたそして出てきたのは、某ゲーム会社のVRヘッドバンドの黒ver,と健人に自慢されたあのソフトだった。
「え?!こ、これ。もらっていいの?!」
「うん!もちろんだよ。龍夜に喜んでもらいたくてお姉ちゃん頑張りました!あ、私の分もあるから一緒にやろう!」
そういって、ゆうきは白ver,のVRヘッドバンドとソフトを見せた。
その様子に固まる龍夜を見て不安そうにゆうきは顔を窺っている。
「龍夜?もしかして一緒にやりたくない?あもちろん友達が持ってるなら一緒にプレイしてもいいしソロでやっても大丈夫だからね?」
「ち、違う違う。お姉ちゃんも持ってることにびっくりしてただけだよ。それに、身近な友達が持ってる確証ないし、最初はお姉ちゃんと楽しみたいから・・・だから一緒にやろう!お姉ちゃん!」
落ち込んでいたゆうきは龍夜の話を聞いてキラキラと目を輝かし始めた。
「じゃあ、早速インストールして、明日のサービス開始時間まで情報収集しよう!」
「うん!」
この話だけ最初に姉ゆうきの視点、次に龍夜の視点、最後にまとめた感じにしてみました。次からはゆうきの視点で進めていくつもりですよろしくお願いします。(・Θ・ゞ)