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プロローグ
ざっくりと世界観説明的なもの。
能力者と呼ばれる特殊な力を宿した人間が世界中で爆発的に増えている
先天的に能力を持つ 先駆者
後天的に能力を得た後追者
物質を用いる事で能力を使用する媒介者
名声ある学者は声高に宣う
「進化低迷期を抜け出したヒト細胞が超進化を始めたのだ」と
名高い医学研究者は顔を顰め呟く
「研究機関の事故で散ったウィルスに拠り生まれたのだ」と
机上空論が飛び交うばかりで未だ原因の特定に至ってはいない
能力を悪用した犯罪が増加するも、保安機関では歯が立たず
多額の報奨金による民間の協力も限界が来ていた
全世界評議会は犯罪者が増え続ける状況を打破すべく
能力者が犯罪者を裁く事を稼業とする職が制定された
─業務代行請負業
通称【請負屋】
文字通りあらゆる事を【請け負う】事を生業とし
内容は覆面調査から生死を問わぬ物と多岐に渡る
特に実績を上げた者達は【国家認可】が与えられ
認可者は国内の保安機関への指示権限解禁される
但し、認可保持者は国からの依頼を請け負う事が前提条件とされている