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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん


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93 手順を守って正しく使いましょう

 M67手榴弾二十個があっと言う間になくなった。


「相当な数を駆除したとは言え、一個四千円は精神負担がハンパないな」


 一個で二匹以上倒せられたら損にはならんが、四千円を溶かすのはなんとも気分が重くなるぜ。


 もう一箱買い、様子を見ながらダッシュートしていく。


「タカト」


 と、ラダリオンがセフティーホームに戻ってきた。


 通常、セフティーホームに戻ってきたときはダストシュートのところだが、そこにどちらかがいると横に現れる仕様となっていて、そこに窓とダストシュートができるのだ。


 どうなってんねん! とは思うけど、あのダメ女神仕様に突っ込んだところで届くことはない。そうなんだぁ~と納得しておけ、だ。


「皆は無事か?」


「無事。今休んでる」


「そっか。オレはしばらく出れそうもないから、そこで昼にしてくれ。ショットガンの弾はまだあるからそれで耐えてくれ」


 ショットガンの弾は安いしよく使うから五百発は買っておいてある。まだ二百発くらいあるからしばらくは大丈夫だろう。昼飯を買い、弾をバケツに入れてラダリオンに運んでもらった。


 オレもおにぎりを食いながら外の様子を見つつ、処理肉を投入し、集まるゴブリンに手榴弾をダッシュートする。


 とは言え、さすがに集まりすぎて肉の山が築かれ、手榴弾でも吹き飛ばせなくなってきた。ラダリオンたちに排除してもらわないと出れないぞ。


「なるべく急な斜面のところでダッシュート戦法を使ったのにな~」


 窓を三百六十度回してみても肉の壁。ゴブリンじゃなければ嘔吐祭りになっているところだろう。


「あとは外から排除してもらうしかないな」


 グロ耐性はあるとは言え、肉の壁の中に出て平気なわけじゃない。ゴブリンの血で汚れるなんてゴメンである。


 MINIMIの二百発入りマガジンを十箱買い、せっかくだから銃身を四本買っておく。


 火薬を燃焼させて弾丸を撃ち出すから二百発も撃てばとんでもなく熱くなる。試しに枯れ葉をつけたら燃えたっけ。なんで簡単に抜けるようになってるんだろうと思ったが、熱で銃身が変形しないようにだったんだな。


「まあ、二時間も三時間も戦い続けることがおかしいんだけどな」


 戦争なんて知らないが、二時間も三時間も撃ち合いするなんて世界大戦級だろう。そんな規模の戦いを少数でやるとか間違いないでしかない。全編銃撃戦の映画なら金返せってレベルだわ。


 アサルトライフルのマガジンに弾を詰めてると、ラダリオンがやってきた。


「タカト。ゴブリンが増えてきてる。じいちゃんが不味いかもって」


 ラダリオン、カインゼルさんのことじいちゃんって呼んでたんだ。知らんかったよ。


「わかった。MINIMIの弾を買ったから持ってってくれ。オレは弾込めに専念する。頼むぞ、相棒」


 肝心なときに出れなくて申し訳ないが、弾込めもしないとならないのなら、相棒たるラダリオンに任せるしかないさ。


「うん、任せて!」


 フンスー! と鼻息荒く答えてくれ、MINIMIやマガジンを外に持ち出した。


 アサルトライフルはマガジンローダーで一分もしないで詰められるが、サブマシンガン系はマシンガンローダーを使ったとしても二、三分はかかる。それが何十本ともなると指がバカになってくる。こういうとき両手利きって助かるぜ。


「しかし、凄い数が集まってるんだな? 百万円超えたぞ」


 報酬の金額からして二、三百匹は集まってる感じだ。昼から始まって一時間も経ってないのに。


 と、アサルトライフルのマガジンが消えた。ベネリM4からSCARに切り換えたようだ。


 弾はまだあるのに交換とは指が痛くなったか? 


 マガジンが次々と消えていき、スコーピオンのマガジンも消え出した。


「追いつかないな!」


 三十発あっても連射で撃てば二秒もしないでなくなってしまう。苦労して入れた十本もあっと言う間になくなってしまった。これは新しくMINIMIを買うか。


「タカト、弾!」


 と、MINIMIを買ったらラダリオンが現れた。


「新しいのを買ったから外にあるのを持ってきてくれ! 使えるようにするから!」


「わかった!」


 MINIMIを持って外に出て、すぐに二丁を持ってきた。


「五分後にきてくれ!」


 そう言って銃身を交換してマガジンをセットし、さらに二百発入りマガジンを十個買った。


 ラダリオンが出入りを繰り返してMINIMIとマガジンを外に運び出す。


「無線機のスイッチを入れておけよ」


 最後にそう言って、消火器を十本買い、八本をビニールテープで括り、手榴弾を二つ取っ手のところに張りつけてピンを抜いてダッシュート。窓から見れば三百六十度真っ白に染められていた。


「注意! 消火器は手順を守って正しく使いましょう!」


 注意喚起したら顔を覆うタイプの防塵マスクと防護服を買って装備し、P90の弾入りマガジンを二十本買ってショルダーバッグに詰め込んだ。


「よし、やるぞ!」


 消火器を両手につかんで外に出た。


 いっきにゴブリンの気配が周囲に生まれる。まだこんなにいんのかよ!?


 消火器のピンを抜いて噴出口を持ってレバーを握り、周囲に消火剤を噴き撒いてやる。


 さらにもう一本も噴き撒いたらP90を構えて気配に向けて撃っていった。


「ラダリオン! 外に出た! オレは山を下りながらゴブリンを駆除する。お前たちは別のルートを通って山を下れ。橋のところで落ち合う! カインゼルさん、お願いします!」


「わかった!」


「無理するなよ」


「はい。では」


 消火剤が落ち着く前に殺せるだけ殺して山を下った。

買い物帰りに思いついた物語も三ヶ月続いたか。あっと言う間だったな。

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