表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/1496

40 M79グレネードランチャー

 二日目もココラの勢いが衰えることはなかった。


「今日も元気だよ」


 ただ見ているだけでは時間がもったいないので、P90のマガジンに弾込めをした。


「──とは言え、さすがに飽きてきたな」


 もう五十本に弾込めを行った。これ以上はいつ弾込めしたかわからなくなるからこれで止めておこう。


 三日目になってもココラちゃんたちは元気である。外から見ているラダリオンも山が黒くなるくらいココラが群がっているそうだ。


 オーグも二十匹くらい集まってきて冷たい息を吐いて狩っているようだが、焼け石に水の状態らしい。


「それでゴニョが枯れない不思議。どんなファンタジー理論が働いているのやら」


 ベネリM4をつかみ、ネットの外に銃口を出して引き金を引いた。あ、ちなみに頭上にはビニールシートを被せました。カッパを一着ダメにしてな。


 鳥撃ち用の弾なので狙わなくとも数十匹が撃ち落とされたが、これと言って

変化はなし。また弾を込めて全弾撃ち尽くす。


 用意した百発の弾が三十分もしないでなくなってしまった。


「一発二十円だとしても損した感が否めないな」


 百発ていどじゃ練習になったかも怪しい。オレもKSGを買おうかな? でも、ガシャンガシャンって面倒臭いしな~。


 そもそもショットガンで多数を相手するのが間違ってる。やっぱり五匹以下の群れを相手する用だ。


 これはショットガンよりグロックを撃つ練習のほうがいいかも知れんな。


 グロックの弾は一発十二円。こっちのほうがよく使うんだから練習しておいて損はないだろう。


 四日目。撃っては弾を込め、込めては撃っての繰り返し。オレはいったいなんの修業をしてるんだろうな?


 いや、生き残るための修業をしてるんだから挫けるなと、自分を奮い立たせてグロックの練習を繰り返した。ラダリオンも逃げたゴブリンを追いかけ回しているんだから泣き言は言ってらんないな。


 十日目が過ぎた頃、なにかココラの数が減ってきたのがわかった。


「吸い尽くしたか?」


 十日も吸える蜜があったもんだと感心するが、これでいなくなってくれるのならなんでもいい。やっとゴブリン駆除ができると思ったのも束の間。死んだココラを狙ってか、ゴブリンの気配を四方から感じた。マジか!?


 ここでは不味いと判断し、リュックサックを背負って迎え撃てる場所へ移動する。


「まったく、すぐに集まる害獣だぜ!」


 見晴らしのいい岩場にきたらセフティーホームへ戻り、P90装備に着替えた。


「こんなことなら軽機関銃買っておくんだったよ」


 もうあんなことはないだろうと買わずにいたことが悔やまれる。この戦いが終わったら二丁買って練習してやるぜ!


 なんて死亡フラグなど立ててはみたが、死ぬ気などさらさらない。P90×3とマガジンは五十本もあり、ショットガンの弾も三百発買った。


 ラダリオン用にも三百発買ってあるので外から駆除してくれる。今回は王が立ったわけでもない。エサを求めてやってくるのだから統率はないはずだ。


 まあ、無秩序なのも困るが、勝てないと悟ったら逃げるだろうから大丈夫だろう。


 気配がどんどん集まってくる。


「ココラが去っていく」


 なんか最終回っぽいセリフを吐いてしまったが、まだ始まってもいない。ゴブリンの気配が分かれ、山のほうに向かっていた。


「オーグを避けたか?」


 気配はさらに分かれ、死んだココラに食いついたのか停止してしまった。


 ここから遠く、木々に隠れているのでゴブリンの姿は見えない。ただ、千匹以上は集まっている感じだな。


「ラダリオンがきたか」


 銃声が少しずつ近づいてきて、ゴブリンが十匹単位で駆除されていっている。


「三百発でも足りないか?」


 一度戻ってさらに二百発追加する。


「迷っていたグレネードランチャー、買うか?」


 前のときも悩んだが、榴弾一発三千円くらいだったから止めておいたのだ。


「P90じゃ届きそうにないし、練習だと思って買うとしよう」


 いずれ使うかもしれないなら今がチャンス。安全なところから急がないで撃てるんだからな。


 五万二千円のグレネードランチャー──M79を買い、榴弾が八発入った箱を四箱買った。


 操作は予習済みなのであとは実践だ。


 外に出てM79に装填。安全装置を解除。ゴブリンの気配に向けて引き金を引いた。


 ポシュンと軽い音とそれなりの反動がして木々の間に消えた。


 爆発はしたがなんかいまいち。遠いからかなのかなんなのかよくわからん。が、ゴブリンは二匹死んだのだから弾代は稼げたからよし、だ。


 山なりに撃つのは今のオレにはできないが、これだけの距離と高低差があるなら狙って撃っても問題はあるまい。これもやって覚えろだ。


 ラダリオンは山の裏に回ったようなので気にせず撃てる。

 

「しかし、これだけ撃ってるのにゴブリンは逃げんな」


 ゴブリンに取ってもココラは好物なのか? 死を忘れるほどに?


 まあ、最後の晩餐だ。しっかり味わってから死ぬがよい。


 残り十数発。さあ、もっと近づけ。もっと集まれ。死の宴へ。そして、たらふく食ったら汚く飛び散るがいい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] >「しかし、これだけ撃ってるのにゴブリンは逃げんな」 ならロードローラーだッ! 追加でタンクローリーだッ! UREEYYY(ウリリイイイイイイ)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ