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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第29・5章

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1512/1595

1513 *ミシニー* 22

 エレルダスとたくさん話した。


 五千年前に滅んだエウロンのこと。タカトに目覚めさせてもらってからのこと。一日では足りない。二日三日と話を聞かせてもらった。


「エレルダス様。クーズルース・ロクアが通信。五日に到着するです」


 管制室にいたルスカルが報告してきた。


「タカトさんが帰ってきたようですね」


「五日の距離でも届くのね」


 プランデットの通信は、四、五キロがやっとじゃなかったっけ? うろ覚えだけど。


「大陸の途中に通信塔を建てたから魔力を通しやすくなったのよ。おそらく、監獄灯台にいるのでしょう」


 監獄灯台? 監獄なの? 灯台なの? どんな名称よ?


 そのことも聞きながら五日が過ぎ、タカトが乗るクーズルース・ロクアが帰ってきた。


 船が海中から浮かんでくるってのも不思議な光景よね。五千年前の技術は凄いわ~。


「すぐに魔力充填を開始して」


 天井にあるクレーンが動き出し、ケーブルを降ろした。


 自動なので人が動くことはないが、バル・ビーというロボットが虫のように出てきた。


「お久しぶりです」


 タカトが管制室に上がってきた。なにも変わってないわね。


「お帰りなさい。無事でなによりだわ」


「ええ。安全な航海でした。ミシニー、久しぶり。元気だったか?」


 タカトと再会する前に元に戻っててよかった。丸くなったところを弄られていたでしょうよ。


「ええ。平和すぎて仕事がないくらいよ」


「こちらにこれば稼げるさ。まだ十万匹はいるだろうからな」


 十万匹。去年なら絶望と思える数だったでしょうが、請負員が増えた今では十万匹なんて少なく思えるでしょうね。わたしも十万匹でまったく驚いていない。あーそんなものなんだと思ってしまったわ。


「まあ、ラダリオンやビシャたちが残っているから、戻った頃には半分になっているかもな」


「それは笑えないわね」


 不可能どころか可能にしてしまうメンツだ。味方だと頼もしいけど、商売相手と見ると恐怖でしかないわね。


「五万匹だとしても一匹五千円だからな、千匹も駆除したら充分な稼ぎになるさ」


 そう言えば、ボーナスタイムだとか言ってたわね。一匹五千円なら確かに慌てることはないか。まだ一千万円くらいの蓄えはあるんだしね。


 館やガーゲーにいたらタダで食べられて、タダで寝泊まりができる。報酬を使うこともない。タカトたちは大変だけどね。


「出発に三日くらいはかかる。必要なものがあるなら今のうちに用意しておいてくれ」


「用意は万全だから大丈夫よ」


「なら、好きに部屋を使ってくれ。二十日くらいの船旅になるからな。あ、マベルク。ミシニーを案内してくれ。オレは食材を積み込むんでな」


 なにやら忙しいそうなので、引き止めることはせず、マベルクに案内してもらった。

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