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ダメ女神からゴブリンを駆除しろと命令されて異世界に転移させられたアラサーなオレ、がんばって生きていく!  作者: タカハシあん
第29・5章

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1479 *ゴルス* 鹿 下

 なんか鹿がさらに増えてしまった。


 無闇にエサを与えるのはよくないことは漁で知っていたが、まさか陸上でも同じだったとは。もうエサを与えるのは……辞められなかった。なんか鹿に愛情を持ってしまったのだ。


「食うこともできんな」


 ゴブリン駆除で稼いでいるので猟をするほどでまでもない。愛でる対象になってしまった。


「まだ近づいてこないだけマシだな」


 野生がまだ消えていないので、三十メートル内には近づいてはこない。櫓から滑車をつけてエサを三十メートル先に送っている。これで懐かれたらここから離れられなくなっていただろうよ。


「そういや、湖の色がよくなったよな」


「確かに」


 最初は緑色に濁っていたのだが、マルダードを使ったことで堰が崩壊して流れができたようだ。鹿たちも湖の水を飲んでいるよ。


「そろそろ別の拠点を作らないか? 鹿が増えたことでゴブリンの姿を見なくなったし」


 そうなのだ。こうしてのんびり鹿を眺めているのはゴブリンの姿が見えなくなったからだ。


「そうだな。とごか高いところに作りたいな」


 だが、三十キロ先まで調べたが、高い山はなく、まだまだ森が続くばかりなのだ。


「──こちらルースミルガン一号機。聞こえたら返事してください」


 首にかけていたプランデットから通信が入った。


「こちら海兵隊のゴルスだ。聞こえるぞ」


「よかった。生きていたようですね。着陸できそうですか?」


「ああ。Hとは描いてある。旗が見えるはずだ」


 逃げる場合、ルースガルガンかお嬢が助けにきてくれる。その場合を考えて発着場にはHのマークを。櫓には女神の横顔が描かれた旗を立てているのだ。


「あ、見えました。着陸します」


 空を見ると、ルースミルガンが通り越していき、旋回したらゆっくりと降下してきた。


 見張りを一人残して発着場に向かった。


「ミギスです。マベルクさんに様子を見てこいと指示を受けました」


「そうか。こちらは問題なしだ。そちらはどうだ?」


「数日前に一万匹以上のゴブリンに襲撃を受けましたが、誰一人怪我することなく駆除しました。今は死体の片付けです」


「一万匹以上か。残っていたほうがよかったか?」


 まあ、おれたちも一万匹以上駆除したから出てよかったがな。


「距離はどのくらい離れている?」


「ざっと八十キロですね。ルースミルガンなら一時間もかかりません。必要なものがあれば運んできますよ」


「それなら発信器を頼む。そろそろ移動しようと思っていたんでな」


「わかりました。積めるだけ積んできます」


「あ、山なんか見えたか?」


「見てないですね。でも、五十キロ先に光の反射を見ました」


 湖か? まあ、いい目標になるか。五十キロなら二日で到達できるだろうしな。


「了解。発信器を頼む。明日で構わないから」


「わかりました。では」


 ルースミルガンに乗り込み、要塞に飛んでいった。

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