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第8話 真相

 全てが終わったあとアリスとゆっくりとこれまでのことを話した。


「アリスもしかして私が処刑された日のことを知っているかしら?」


「やっぱり気がついてました?アルト様に懇願しましたがサリーの断罪を止めることに失敗し、処刑前に助けようと思っていました。しかし、あいつらに邪魔をされ助けられず……事切れたあなたを抱きしめたときに、ある力が働きました。2人の力で時間が戻ったんです!たぶん、サリーは魔女の素質が本当にありますよ!でも、卒業パーティー直前に時間は戻ったけどサリーの魂がなかった。女神に祈ることで別の世界に転生したことを知り、またこの世界に転生するように手を尽くしました。しかし、戻るときに私たちの魂が逆に入ってしまったんです」


「きっと、その魔女の素質が関係しているのかしら。アルト様に冷たくされるサリーシャは嫌だって思っていたからあなたになってしまったのかも」


「そういう願いは関係しているかもしれません。それに身体が入れ替わると経験や記憶まで共有できたからサリーの気持ちがよくわかリますよ!でも、玉座の間で身体が元に戻る直前まで自分がアリスだとは思わずしっかりとしたサリーになっていました〜」


「そうだったのね。どうりで普通のサリーシャの反応だと思ったわ。私、テレポート!なんてまたやってみたいわ。ふふふっ」

思わず笑ってしまった。


「サリーはこれからどうするのですか?」


「私はこの国じゃ結婚も出きなさそうだし、魔女の素質も気になるし隣国に行ってみようと思っているわ。ルーファス王子も才女は歓迎すると言っていたし。アリスはどうするの?乙女ゲームのエンディングはもうすぐよ」


「私は………」





――――――――


 アリスはエンディングでどの攻略対象も選ばなかった。どうやら、サリーシャが生きていることで友情エンドが発生するようだ。



その後、私たちは隣国に行って魔法を学ぶことにした。私も自分の魔法の素質とやらが気になる。このあたりの考えは真理っぽい。

ルーファス王子は思いがけずアリスが隣国へ向かうことになりほくほく顔だ。

サリー目線で見るとアリスはルーファス王子から逃げ出せそうにないな。


そんなことを思いつつ私はこれからの未来に思いを馳せた。



読んでくださりありがとうございました。


サリーシャは→サリーシャ→真理→アリス→サリーシャと変わります。

アリスは→サリーシャ→アリスです。


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