トンっとノック
青い人は、どこかの世界に通じる扉にコンコンと2回ノックした。
すると、扉の向こうからトンっと音が帰ってきた。
青い人「よし、正常だ!」
と、つぶやくと正常だとおもう扉に施錠をすると鍵をポケットに入れた。
ポケットに入れた青い人は、後ろに居た赤い人の背中を叩いた。
すると、赤い人は後ろを振り向き、青い人と対面した。
赤い人「そうか、僕の番だね!」
というと、青い人に向かって右手を差し出すと、手のひらを上に向けた。
青い人「よろしくたのむよ!」
といって、鍵を赤い人の手のひらに落とすと、長い廊を歩いて行った。
鍵を受け取った赤い人は、元の位置に振り向くと、目の前にある何処かの世界に通じる扉を2回ノックした。
何処かの世界に通じる扉を2回ノックすると、扉の向こうからトントンと音が帰ってきた。
赤い人「おかしいな」
と、つぶやくと扉を開けた。
扉をあけると、赤い人は扉の世界に吸い込まれていった。
そして、吸い込まれた扉はゆっくりと閉まった。
そして、扉の前に黄色い人がうっすらと現れるのでした。