表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほのかなひかり  作者: 上条 樹
7/58

アッカンベー

「おはよう」友伽里ゆかりは元気に挨拶をしながら教室の中に入っていった。


「おっす!」俺も彼女の後に続いて教室に入った。


「よ!同伴出勤ですか?いつも仲が宜しいですねぇ、お二人さん!」同じクラスの堂島どうじまが声をかけてくる。彼はいつも元気なクラスのムードメーカーである。


「ありがとう」友伽里ゆかりがなぜかお礼を言う。


「馬鹿な事言ってるんじゃねえよ!」言いながら俺は、かばんを机の上に放り投げる。本日は午前中の授業だけで終わる予定の為、ずいぶん軽い。


「照れるなよ、学内で唯一の公認カップルだろ!お前達に関しては先生ですら何も言わないものな。どうせお前達、将来は結婚するんだろ」茶化すように堂島どうじまは俺の耳元でささやいた。


「それ以上言うと、ぶっ飛ばすぞ!」軽く堂島どうじまの胸ぐらを掴んで言った。


「おお、怖!」掴んだ手を軽くいなすと、堂島は自分の席に逃げるように移動した。


「まったく、お前が学校でも気軽にしゃべりかけてくるからこんな事になるんだ」斜め前の席に座る友伽里ゆかりに嫌味を一つ言ってやる。


 友伽里ゆかりは、舌を軽く出してアッカンベーの仕草をした。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ