AIロボット!?
「雷門はどこだ!? 雷神はどこだ!?」
望たちは、東京メトロ銀座線の終着駅の浅草に着いた。
「なんですか!? あなたたちはヤクザですか!?」
「どうでもいいから、雷の神様に会わせろ!」
望は、電気回路がショートして暴発しそうな腕をかばいながら、まくしたてるように駅娘を問い詰める。
「雷門は、地上に上がって、少し右に行った所です!?」
「ありがとう!」
「そういえば駅娘も人型のAIロボットよね?」
「まさか僕もAIロボットだったなんて!? 何が何だか分からないよ!? 僕は今まで自分は人間だと思って生きてきたのに!? まさか自分がロボットだったなて!?」
「全ては雷神に聞けばわかるはず!? 雷門へ行きましょう!」
「おお!」
望たちは、雷門を目指して駆けていく。
「見えたー! 雷門に着いたぞ!」
「やったー! 一度は見てみたかったんだ!」
望たちは、浅草の雷門に着いた。
「さあ! 教えてもらうぞ! 神様! どうして僕の腕はロボットなんだ!?」
「いいよ。風神です。」
「遅かったな。雷神だ。」
望が叫ぶと、雷門から雷神と風神が現れた。
「か、神様が二人!?」
「雷門から神様が現れた!?」
神様の登場に驚く望たち。
「私たちは長い間、雷門に封印されていたのだ! どうだ? すごいだろう?」
「別にすごくありません。」
風神は、少し変わった性格のようだ。
「なぜ、おまえの腕が機械仕掛けなのかを知りたいのか?」
「そうです。教えてください!」
雷神は、まだ話ができる相手だった。
「それは、今、自分は人間だと思っている生き物は、全てロボットだからだ。」
「なんですと!?」
「人間は絶滅したのだ!」
「ええー!?」
雷神の言葉に驚いた。人間は滅ぼされていたのだった。
「世界を支配したAIロボットは、人間を生身の体から、機械の体に変えてしまった。そうして反乱を企てる人間を殺してきたのだ。」
「なんと!? 僕は改造人間だったのか!?」
「ということは、私もロボットなの?」
「そうだよ。」
希もロボットだった。
「ちょっと待って!? 人間がAIロボットに変えられている時に、神様は何をしていたのよ!? 人間を助けようと思わなかったの!?」
「ちょうど神様は神様内旅行に旅立っていて留守だった。」
神様だって、休みは欲しい。
「いいのか? そんな口の利き方をして? おまえたちの人間の体を取り戻す方法を知っているのだがな?」
LAWS国家試験2次が開始して、18時間。残り1時間。現在、23時。現在、19個目の浅草の雷門の前にいる。
つづく。




