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LAWS  作者: 渋谷奏
33/102

RPGで1番、時間がかかる面倒臭いこと

「レベル35!?」 

 さまよえる日本橋人レベル35が現れる。

「私と望のレベルが35だから、ちょうど互角の勝負!? 仮にさまよえる日本橋人レベル35を倒せたとしても、次の三越前駅のさまよえる三越前人のレベルは、40~50!? 私たちにどうしろというの!?」

「どうして急に修正プログラムされたんだ!?」

 あなたたちがイチャイチャするからです。

「がんばってください! あなた方ならできますよ!」

「駅娘は、気休めがお上手で。」

 望たちは、諦めて地上に行くことにした。

「まだ大丈夫だ。僕たちは最強の武器がある。」

 表参道から余地道をして手に入れた、皇帝の剣と女帝の剣である。

「過ぎた駅に戻るのは時間的にリスクがあるから、ここである程度のレベル上げをしないと、後で取り返しのつかないことになるわよ。」

「そうだな。まずは、目指せ! レベル40だ!」

「おお!」

 望と希は、そこら辺に大量にいる、さまよえる日本橋人レベル35に突進して斬りかかる。

「くらえ! 皇帝斬り!」

「こんなところで死んでたまるか! 女帝斬り!」

「ギャアアアー!?」

 同レベルということで、さまよえる日本橋人レベル35は、望1人の攻撃では倒せなかった。しかし、希が第2攻撃を加えると倒せた。

「僕一人では倒せないけど、希と一緒なら、僕は、まだまだ戦える!」

「私も望と一緒だから戦えるわ! 怖くなんかない!」  

 まるでフィギュアスケートの男女ペアの夫婦のように、息の合った攻撃を繰り出す。

「いくぞ! 希! 二人で絶対に突破するんだ!」

「おお! 雷門が私を待っている!」

「でやああああああああああああー!!!」

「ギャアアアー!?」

 次々と、さまよえる日本橋人レベル35を倒していく。ピロロロローっと望と希のレベルが上がっていく。

「もう、レベル上げはいいんじゃない?」

 約1時間で望と希のレベルが42まで上がった。 

「ダメだ! 敵のインフレがすごいから、もっとレベルを上げないと、最悪、次の三越前の敵は、レベル50の可能性が高いと思うんだ。もう1時間、日本橋で頑張ってレベルを上げるしかない!」

「分かったわ。もう1時間、狩りまくってやろうじゃない!」

 望たちは、日本橋で2時間を費やして、レベル48になったのだった。

 LAWS国家試験2次が開始して、12時間。残り7時間。現在、17時。現在、11個目の日本橋駅を突破。残り8駅であった。

 つづく。

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