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生活モニュメント[10]

心学的エネルギー保存の法則

作者: 袋小路 めいろ

これは発散か

それとも開放か

落としたモノに気づかないで

歩いていたらしい

その結果すら

受け入れたくないほどに

時間の平等を恨んでる

今更ながら

あの時の答えを

クシャクシャな答えを

大切に持っていたこと

その事実が

夜の辺りで

のたうちまわり

切ない蛇みたいだった



心学的エネルギー保存の法則

後悔という名で

内在するエネルギーは

達成するか

別の何かを成すか

肉体を消すかでしか

放出されない

そのせいで僕は

無理矢理

動かされている



近くにいても

遠くにいても

わからない事はわからない

全てを数値化して

認識するのは無理な話だ



漫画の中の主人公が

普通になっていけばいくほど

僕等は自分の異質な部分を

突きつけられる

違うから好きになる

自分の感じた事の

正反対が

自分の立ち位置だ

止まりたくないから

ダラダラ歩く



心を一定に保つ為に

年齢で感じる時間の長さが

違うのかもしれない

僕等の心にかかる重力は

日によって違うけれど

僕等は勝手に無理しない程度に

速さを変えたりしている

意外と日々頑張ってるのは

そのせいかもしれない

自分自身を一定に保つ為

怠けたい日があるのも

自分自身を一定に保つ為

どれかが狂えば

目も当てられないから



イヤホンの音が壁を作るけど

たまに壁を乗り越えて

聞きたくも無い声を

聞かされたりする

人間関係は選べない

椅子を作られたり

登場人物に指定されれば

無条件の友情が

やすやすと結ばれる

結局の所

少々厚かましいだけで

そんなに悪い奴じゃない

人たらしの特異体質かも

しれないけれど



心学的エネルギー保存の法則

変な過負荷がかかっても

意外と自分の中で対処する

冷静に見て判断してる

弱いモノに近づけば

弱くなるわけじゃない

自分自身が弱いだけ

僕の一定が小さかっただけ



だからだね

狂い始めた人は

意地でも

元に戻さないといけない

一人の後ろ側に

登場人物が

ゼロという事は無いから

一つ誰かが狂う事で

それが自分に波及し無いとは

言えない

一定にしようとする

見えない力は

僕等のいつもの日を

奪っていく



心学的エネルギー保存の法則

一定な事が幸福に一番近いモノ

なるようになっているけれど

一回乱れれば

元に戻すのは難しい

何人が誤魔化して

暮らしているだろう

気づいたなら

僕に手を差し出す

余裕はあるだろうか

それを立派な行為だと

勘違いするだろうか

僕等の平穏は

僕等にとって

重要な人達で作られているのに






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