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第四十四話『第一のチェックポイント』

「『D級英雄ランク戦』を開始します」

無機質なCPUのメッセージが、ランク戦の開始を告げた。


「おー、はじまった!!」

サラが楽しそうに言う。

「始まりましたね。」

奈緒子も嬉しそうに同意する。


「よっし、頑張るぞ!!」と、走りだす格闘少女のサラ。それを追いかける魔法使いの少女奈緒子。


僕は、さきほど、話していた、剣士の30代成人プレイヤーと一緒に走っていた。「これは、このまま、まっすぐいけばいいのかな?」「はい、そう思いますよ!すぐに最初のチェックポイントになると思います。」

そう答えると、「ありがとう、この二人が僕の仲間だよ」と魔法使い二人を紹介してくれた。


「よろしくね!」と二人のおじさんも挨拶をしてくれる。大人だけあってとても礼儀正しい。ほんとに、マラソンサークルに参加してる感じに思えてくる。


このゲームをいつ買ったのかなどの、何気ない話をしてると、空気の違う場所に辿り着いた。ここが第一のチェックポイントだ。


「グゥゥゥウウウ」と唸り声をあげるモンスター。

そう、ここを守るボス、ガーゴイルが現れた。


「う、でた、どうしよう!かなり強そう・・・」

三人のおじさんたちが準備に戸惑っていると、ガーゴイルが襲いかかってきた。ガーゴイルとおじさんチームがリンクした。


この『D級英雄ランク戦』はほかのチームが戦っている間は、別のチームは手を出せない仕組みになっている。

戦いが終わるまで、僕らはこのガーゴイルに手を出せない。


ガーゴイルが剣を振り上げて、攻撃体制に移った。

「うあああぁぁぁぁぁ」

魔法使いの一人が、ガーゴイルの一撃で死に至った。

その衝撃の展開に、あせった剣士のおじさんが『スキル:必殺の突き』を発動させた。「これならどうだ!」と大技で一気に、形勢を逆転しようとした。


「あ、あぶない」

そう僕が言うやいなや、その大きな構えのスキをついて、ガーゴイルが、おじさんを横一文字に一刀両断した。そして、そのまま、もう一人の魔法使いを斬りつけた。なんと、一瞬で、おじさんのチームは全滅してしまった。


強い、このガーゴイルは強い。

「そ・・・そんな・・・」とおじさんの声が聴こえる。

全滅が確定して、リンクが外れ、ガーゴイルがフリーになる。

このランク戦は、全滅すると、スタート地点に転送される。時間中、一番進んだ距離をスコアとして得られるという仕組みだ。


その刹那、バチ、バチバチィィィィィという音がきこえる。

「雷迅 - ライトニング」

雷をまとった、鋭い一撃を、そのガーゴイルに打ち付け。轟音が鳴り響く。

なんと、サラが、一瞬でガーゴイルを倒してしまった。


ガーゴイルとのリンクが僕達に移った瞬間、サラが「雷迅 - ライトニング」を叩きつけていたのだった。


「す、すごい・・・君たち・・・一体何者なんだ・・」

おじさんがそう言うやいなや、光に包まれスタートに戻された。

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