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第三十五話『雷迅 - ライトニング』

「『雷迅 - ライトニング』!!それ、Aクラスのスキルだよ!!」


「な、なんだってーー!!」

と、サラがおどける。実際、僕や奈緒子のSクラスやAクラスの力を見ているから、その凄さを体感しているのだろう。サラはそれがなくても体術がSクラスなんだけど。


「つ、ついに私にもAクラスのスキルが!!ずっと、『ふつうのバンド』とか『ふつうのくつ』とかだったら、常に二人が羨ましかったけど、これで、私もりっぱな上級者に」

ふっふっふと笑う格闘美少女サラ。いままで十分に体術の才能を活かして戦って活躍していたけど、さらに上を目指していたらしい。


「サラはすでに立派な冒険者だと思うけどね」

と、僕が言う。本当にそう思う。かなりのスピードで成長しているトップクラスのプレイヤーなのではないかと感じている。


「この、『雷迅 - ライトニング』はどんなスキルなの??」

「これまた、サラにピッタリのスキルだと思うよ、ちょっと危ないから、気をつけて試してみて」

気をつけてね、を強調して、サラに提案した。そうこのスキルはかなり強力なスキルなのだ。


「また、私にピッタリかぁ『二重跳躍 - ダブルジャンプ』に引続きね。」

と、サラは僕と奈緒子にそのスキルがぴったりだと言われた事を思い出した。


「よっし、試してみよう。」

サラはそう言って、両足を広げ、両腕を構える。


準備が整ったようだ。


「『雷迅 - ライトニング』!!」

サラが叫ぶ。すると、周りの空気が変わる。空気が重くなり、バチバチ、バチバチィィ、と『格闘家の籠手』の周りに電撃が走る。


「こ、これは!!」

サラの髪の毛が、籠手からの雷の力で軽く浮かび上がり、サラの美しい顔が明るく照らされる。バチバチ、バチバチィィィと両手から光と音が、あふれる。


「こ、これはなんか凄い気がする」

「その岩に攻撃してみたら??」

と、僕がサラに提案する。ただし、ほんとに気をつけてねと付け加える。


「わかった!!」

サラが僕にそう答えて、構える。

キイイィィィィン。

構えに合わせるかのように、音が変わる。


一瞬、サラが息を止める


その直後、正拳突きをする。

右腕を突き出し、左腕を引き下げ、体全体に回転力を発生させ、右の拳を直進させ、放つ。


バチバチィィィィと唸りながら、サラの拳に雷が奔り、岩が真っ二つに破壊された。


一瞬の事だった。

雷の力により、パワーだけでなく、スピードもかなり上がっていた。


「うわぁぁぁ!なにこれすごい!!」


「まさに、サラにピッタリの技だね。凄すぎる。」

「サラちゃんスゴイです。これが『雷迅 - ライトニング』」

僕と奈緒子が感嘆する。


「すごーい、スピードも上がる!!私はそれが楽しいな!!スピードがあがるとできることたくさん増えるし」

普段から、ぴょんぴょん飛び跳ねているサラらしい意見だった。


ボスからの宝やステータスの変化などを確認し準備が終わった。

「よーし、満足したし『冒険者の街』へ行こう!!」

と、大笑顔のサラが腕を大きく上げてみんなを導いた。

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