第三百三十七話『さらに速くなる』
「じゃ、行くよ!奈緒子ちゃん!」
「はい!」
サラと奈緒子が合図する!
『雷迅 - ライトニング』
『スピードエリア』
「よしバッチリ!いっくぞー!」
サラはそう言って走り出した。
そうこの作戦は、ララの高速攻撃を上回る高速攻撃をすることだったのだ。
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さっきの敵チームの格闘美少女ララの戦い方は、スピードエリア内で高速に動いて2体の『キングウォーゴーレム』2体を順番に攻撃した。
「さらに早くなるのか!?」
タカヒロが驚く。
すでにサラの電撃を身にまとった高速移動を見ているタカヒロは気がついた。
「電撃の高速移動だけじゃなく、さらに『スピードエリア』をかけるのか!」
タカヒロが更に言う。
さっき、サラが電撃を使って高速移動するだけでも驚いていた。
サラの尋常じゃない反射神経と身体能力を使った作戦だった。
そう、普通はどちらも簡単にできない。
「いっくぞー」
サラは笑いながら、電撃を身にまとって、その反発力で高速移動する。
これだけでも普通はできない速度だ。
「グオォォォォォ」
迫ってくるサラに対して『キングウォーゴーレム』が吠え、大きくパンチを繰り出してくる。
そこでスピードエリアに入ったサラはさらに加速する!!
「よっ!」
サラはその『キングウォーゴーレム』の攻撃を見切って、横に一回避ける。
「そんな遅い攻撃あたんないよーだ!」
サラは笑っていう。
電撃とスピードエリアによる高速移動で目にも留まらぬ速さで移動している。
「十分速いと思うけどね」
僕は『キングウォーゴーレム』のパンチについて言う。たしかに巨体なので、すごく速いパンチとは言えないけど、普通は避けられない。
「よいしょっ!」
そう言いながら、サラは電撃を反発させて高くジャンプして、『キングウォーゴーレム』の頭部に蹴りを放つ!
バチバチと音を立てながら蹴りにエフェクトがはしる。
「グオォォォォォ」
電撃攻撃を頭に受けて、『キングウォーゴーレム』は叫び、そしてしびれている。
「うん、君はちょっと、そこで待っててね!」
サラはそう言って、バシッと一体目の『キングウォーゴーレム』を足場にし飛び跳ねて離れる。
「本命はこっち!」
サラはそう言って、くるっと回って着地して、二体目の『キングウォーゴーレム』に向かっていく。
そう、こうしないと、片方と戦っている間にもう一体に攻撃されてしまう。
「あ、なるほど、そういうことか・・・」
タカヒロが僕たちの動きを見て、言う。
「どういうこと?」
格闘美少女のララがタカヒロに聞く。
「あっちは下準備ですね。本命はもう一体のほうです!」
双子の妹のルルが姉のララに言う。
「そう、もう一体の方を攻撃できる位置に、すでに三人が移動してるんだ!」
タカヒロが言う!
「よし、みんな行くよ!!」
サラが僕と奈緒子に言って、更に走り出した。
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