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第三百二十八話『同じようだ』

「そう、あなた達の実力見せてもらおうじゃない!」

双子の美少女の姉ララがそう言う。


「楽しみですね、姉様、タカヒロさん」

妹のララも頷く。


「うん、楽しみだ」

タカヒロがそう言う。


「よし、今度は僕達の番だ!行こう!」

僕はそう言うと、サラが走り出した。


---

「奈緒子ちゃんお願い!」

サラがそう言いながら走る。


「はい分かりました!」

奈緒子がサラのお願いを理解して詠唱に入る。

今回僕らがやろうとしているのは、対戦相手のタカヒロさんたちがやった、『キングウォーゴーレム』の瞬殺だ。


「スローダウン!」

奈緒子がそう言って魔法を唱える。

彼女はサラが向かっている『キングウォーゴーレム』をしっかりと捉えて、そのモンスターに動きが遅くなる呪文を唱えた。


『雷迅 - ライトニング』


その間にサラもスキルを発動させる。

電撃を身にまとうスキル『雷迅 - ライトニング』だ。

彼女はこの技でいくつもの敵を倒してきた。


「へー、電撃を身にまとった??」

対戦相手のタカヒロさんがその様子を見ている。

そして、気がついたことを口にした。


「攻撃のタイミングでスキルを発動させるんじゃないんだ?」

タカヒロさんはサラのその様子を見てそう思ったのだろう。

カンがいいな、と僕は思った。


「グオオォォォ」

サラと対峙している『キングウォーゴーレム』は動きを遅くされてうめき声を上げている。

そして、高速で自分のほうに向かってきているサラに対して攻撃のモーションに入る。


「お、ララと同じ感じかな?」

タカヒロさんが、その様子を見ていう。

ララと同じ感じというのは、『キングウォーゴーレム』の攻撃を避けてそのまま登って攻撃を当てたことを指しているのだろう。


「よっ!」

サラはそう言いながら電撃を発動させた足で地面を蹴りつけて、反発させて飛んだ!!


「すごい!電撃で反発させて跳躍力を稼いでるんだ!」

タカヒロさんはそのサラの様子を見ておどろく。


「姉様・・・すごいですね・・・」

双子の美少女の妹のルルがあのねララに対していう。


「たしかに・・・なにあれ・・・」

ララは呟いた。

ララも十分常人離れした身体能力を誇っていた。

しかし、サラはゲームの物理現象をうまく使い、更に上を行っていったようだ。


「とりゃああぁぁぁ」

サラはそう言いながら、『キングウォーゴーレム』がサラがいなくなった空間に放った攻撃で、地面に打ち付けたままの腕に登り始めた。


「ああ、ほんとにララみたいだ」

タカヒロさんがそう言う。

そう、この光景はさっきみた戦いそのものだ。

タカヒロさんが言うとおりこれは、ララさんたちがよくやる戦い方で馴染みが深いのだろう。


「どおおりやぁぁぁぁ」

サラは更に走り電撃をまとったまま、『キングウォーゴーレム』の頭部を蹴りつけた!!


そして、スチャッとそのまま着地する。


「さ、次はジュンの番だよ!!」

サラは僕の方をちらっと見て、微笑んだ。


「よし!」

そして僕はそう言って走り出した!

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