第三百二十話『決着』
「グオオオォォォ」
「グオオオォォォ」
『キングウォーゴーレム』2体は、サラが走って来るのがわかって、吠える。
「サラちゃん行きますよ!!」
奈緒子はサラに向かって合図を出す。
「よっし、奈緒子ちゃんお願い!!」
サラは奈緒子にそう言って飛び出した!
「いきます!!」
奈緒子はそう言って魔法の詠唱を始めた!
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「ウォーターライン!!」
奈緒子が呪文を唱える。
「ファイヤーラインの水版か!!」
僕がつぶやく。
ファイヤーラインは横一列の敵にダメージを与える炎の魔法。そして、これはウォーターライン。炎で出来るのであれば水でも出来るということだろう。
「グオォォォ」
「グオォォォ」
2体の『キングウォーゴーレム』が吠える。
「さすが奈緒子ちゃん!!!!」
サラはそう言いながら、スキルを発動させた。
「『雷迅 - ライトニング』!!」
サラが叫ぶ。
バチィ、バチィィィィィ電撃が発動する。
そして、静電気が彼女の髪をふわふわと浮かせる。
「いっくぞー!!」
サラはそう言いながら、走る。
「グオオォォ」
その様子を見ていた『キングウォーゴーレム』がサラを迎え打つ。更に向かって上空から、パンチを放った。
「それを待ってたよ!!」
サラはそう言って、ぴょんと後ろに避けた。
すると『キングウォーゴーレム』の右腕行き場を失って、地面に突き刺さる!!
「グオオオォォ」
『キングウォーゴーレム』は、地面に突き刺さった腕をどうすることもできなく、唸る。
「よっし、もらった!!」
サラがそう言いながら、走る。
『キングウォーゴーレム』の腕の上を!!
「まじか!!」
僕は驚く。相変わらずの運動神経だった。
「とりゃああぁぁぁ」
サラはそう言いながら、『キングウォーゴーレム』の頭に電撃の蹴りを放つ。
そしてしびれて動けなくなる『キングウォーゴーレム』
「これでおわりじゃないよ!!」
サラはそう言って、すぐそばにいる『キングウォーゴーレム』に飛び乗った!!
「すごい!サラちゃん!」
奈緒子はそう言った。
「どりゃあぁぁぁ」
サラはもう一体の『キングウォーゴーレム』にも電撃の蹴りを放った。
「グオオォォォ」
『キングウォーゴーレム』はその攻撃を食らって唸り声をあげる。
両方の『キングウォーゴーレム』は水を浴び、サラのクリティカル電撃をくらい・・・
動けなくなっている!!
「いまだよ!ジュン!」
サラが叫ぶ。
「うおぉぉぉぉぉ」
僕はそう言いながら、SSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』を大きく構えて、振りかぶった。
そう、二体同時に斬りつけられるように!!!
「グオォォォォォ」
「グオォォォォォ」
2体の『キングウォーゴーレム』は唸りを上げて消滅した。
そう、僕に2体同時に一刀両断されて。
「ジュン!すごい!!」
「ジュンさん、凄いです!!」
サラと奈緒子が叫ぶ。
「うん、なんとか倒したね!!」
僕は肩で息をしながらも、珊瑚達を倒した強力なモンスターを一刀両断して倒したのだった。





