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第三百十九話『私の自慢のチームだ!!』

「なんでもない!ジュンのバカ!」

サラがそう言った。


「え?なぜ!!」

僕はサラに言う。


「よしっ、体が元に戻った!!さ、『キングウォーゴーレム』ちゃん覚悟はいいかな!!」

サラはスローダウンの効果が解けてそういった。


---

「なんで馬鹿なの・・・」

僕はサラに言われた言葉を繰り返す。

奈緒子には意味がわかるのだろうか?

そう思って僕は奈緒子の方を見た。


「ジュンさんはバカです!」

奈緒子も僕に向かってそう言った。

気が付かないのも、私の方を見るのも・・・

と、つぶやいたように聞こえた。よくは聞こえなかったから確信はないが。


「な、なぜ・・・」

僕は女子二人に謎のことばをもらいった。

なぜなのだろうか・・・と考えたがよくわからなかった。

女子の心は難しい。


「さ、バカなジュンは置いといて、『キングウォーゴーレム』やっつけよう!」

サラが気を取り直したかのように、宣言した。

そう、長きに続くこの戦いもそろそろ終わらせないといけない。珊瑚たちのかたきをしっかりと打って、この戦いを終えよう!


「そうですね!おバカなジュンさんは置いておいてやっつけましょう!」

奈緒子も何故か僕に対して言った。

ふだんは優しい奈緒子だ、なにかしてしまったのだろうけど

やっぱりよくわからなかった。


「な、なぜ・・・」

僕はつぶやく。


「よっし、『キングウォーゴーレム』が2体とも近くにいる!一気にやっつけよう!」

サラが僕らに提案した。


「一気にやっつける??」

僕がサラに聞き返す。

そんなことができるだろうか。

珊瑚たちがぼろぼろにされた、あの『キングウォーゴーレム』たちを。


「できるよ!私達三人の力をちゃんとつかえば!!」

サラが僕らに向かってそう言った。

ちゃんと、というところを強調していた。

僕らにはそれぞれの役割があるということだろう。


「三人の力をちゃんと使う??」

僕はサラに聞き返す。

そして、考える。

前回の戦いを僕は思い出していた。


三人で一体のモンスターをしっかり倒したことを!!


「はっ、そうか!」

僕はつぶやく。

そう、僕はサラが言いたいことを理解した。

しっかりと三人の役割をこなせば、倒せるはずだった。


「わたしもわかりました!!」

奈緒子もサラの提案を完全に理解したようだった。

具体的な方法まで理解したようだった。


「さすが、チーム『ドラゴンハンター』ね!!」

サラが微笑みながら言った。


「私の自慢のチームだ!!」

サラはそう言いながら、走り出した。


「グオオオォォォ」

「グオオオォォォ」

『キングウォーゴーレム』2体は、サラが走って来るのがわかって、吠える。


「サラちゃん行きますよ!!」

奈緒子はサラに向かって合図を出す。


「よっし、奈緒子ちゃんお願い!!」

サラは奈緒子にそう言って飛び出した!


「いきます!!」

奈緒子はそう言って魔法の詠唱を始めた!

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