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第三百十七話『モンスターの上を走る』

「グオォォォ」

『キングウォーゴーレム』のパンチがまさにサラに当たろうとした瞬間、サラは、両腕をグッとおろして、両腕を『キングウォーゴーレム』の拳に手をついた!!


「よっ!!」

サラはそう言って、『キングウォーゴーレム』の拳を両手で地面代わりに、前転して、『キングウォーゴーレム』の腕に着地した。


「さっ!反撃開始だ!」

サラはそう言って笑った。


---

「また、とんでもない身体能力を・・・」

僕は驚いていた。

そう、彼女の凄まじい身体能力は、攻撃してきた腕にハンドスプリングして乗ってしまうほどのものだった。


「体が軽いというのもあるんだろうけど・・・」

僕がつぶやく、体が小さく軽いとかなり身軽に動くことが出来る。アイススケートなどでも小さい頃は4回転とか出来るが、成長してしまうとできなくなってしまうことも多い。


「ほんと、サラちゃんは自由自在に自分の体を動かしますね!」

奈緒子がサラは見つめながらそう言う。

日本有数のレベルであることはすでにわかっていた。


「ほんとだよね!」

僕は奈緒子のつぶやきにそう答えた。


「どおおぉぉぉぉりゃあぁぁぁぁ」

サラは、『キングウォーゴーレム』の腕に乗って・・・


そのまま走った!!


「モンスターの腕を疾走する人をはじめて見た!」

僕は驚く。


「『雷迅 - ライトニング』!!」

サラは更に電撃を纏う。


「サラ電撃キーック!!」

サラはそう言いながら、『キングウォーゴーレム』の頭を蹴り飛ばした。


「んな、めちゃくちゃな!!」

僕はつぶやく。

そして、サラはシュタっと着地する。

そんな攻撃する人見たことないぞ・・・。


「グオオォォ」

そういいながら頭を蹴られた『キングウォーゴーレム』はひっくり返った。


「どんなもんだい!!」

サラは、そう言って、ビシっと指を僕らに見せてくる。


「あ、サラちゃん!」

奈緒子は、その様子を見て叫ぶ。


「しまった!」

僕もつぶやく。


そして、剣を構える!!


「『スローダウン』!!」

ハイエリートウィザードが、サラに行動が遅くなる呪文をかけた。


「うああぁぁぁ」

サラが叫ぶ。彼女は普段高度に自分の体を使いこなしているので、この呪文をかけられて、いつもと調子が変わると、かなり精神的なダメージを受ける。


「『疾風』!!」

僕は冷静に、『ハイエリートウィザード』に対してSSSランクの武器『神の剣 - デュランダル』につくSスキル『疾風』を放った。


光の刃は、風を切り、『ハイエリートウィザード』の元に届いた。


ズバアアァァァン!!


「やりましたね!!」

奈緒子はその様子を見て言う。

そう僕の攻撃で、『ハイエリートウィザード』を倒した。

これで3対2だ。


しかし、戦いはまだ終わらない!


「グオオォォォ」

唯一無傷の『キングウォーゴーレム』が、スピードの遅くなっている、サラの元に走り出した。


「させるか!!」

そして、僕も同時に走り出した。

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